ライブレポート

LOW IQ 01(IMAIKE GO NOW)【ライブレポート】

誰が呼んだか「今池に今、行け」を合言葉に、名古屋のディープタウン「今池」で開催されたサーキットイベント「IMAIKE GO NOW 2022」3STARでのLOW IQ 01のライブをレポートする。

text by 柴山順次
photo by ニイミココロ

MASTER LOW、LOW IQ 01 &THE BEAT BREAKER、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS、LOW IQ 01 & MIGHTY BEAT MAKERS、LOW IQ 01 & MAD BEAT MAKERS…あと何がある?パッと思いつく限り羅列したけれど、年代もジャンルも問わずあんな市川芸人こんな市川芸人と一緒に様々なアウトプットの仕方で音楽を発信し続ける我らがイッチャンことLOW IQ 01こと市川昌之こと…市川昌之。もう頭がこんがらがってきたけれど、色んな打ち出し方で僕らを楽しませてくれるLOW IQ 01の様々なキャリアの中で最も素顔に近いライブが観れるのがIMAIKE GO NOWだって知っていますか。今日はあの服を着てみよう、今日はこのハットをかぶってみようって、色んなスタイルの音楽とライブで楽しませてくれるLOW IQ 01だけど、弾き語り&おしゃべり多めで構成されるIMAIKE GO NOWでのライブは本当に必見なんです。サーキットイベントという性質上、タイムテーブルを押すのはご法度。だから毎回ヒヤヒヤする。だって全然ライブを始めないんだもん。この日だってそう。ステージに登場するやいなや、いきなり「あれ?SE流してもらっていい?」とPAに問いかけるLOW IQ 01。ざわつく観客と慌てるPA。そして「あ、SEなかったわ」である。市川さん、知ってますか?あなたのその一言でPAさんがどれだけ冷や汗を書いたのか。そしてまだまだしゃべり続けるLOW IQ 01。この調子で書いていくと1万字を超えるから割愛するけれど、そうやって笑わせてくれることがどれだけ僕らを救っているか。ライブハウスに来ることも憚れちゃう時代に、思いっきり笑わせてくれるんだもん。やっぱり笑えることって…あれ?笑いに来たんだっけ(笑)。

だけど決めるとこは決めるのがLOW IQ 01だ。アコースティックギターのハイフレットに指を伸ばすとSUPER STUPIDの名曲「WHAT’S BORDERLESS?」を披露。境界線はあるのかという歌詞はグルっと回って2022年に別の角度からメッセージを放つ。「SNOWMAN」や「LITTLE GIANT」といった本当に素晴らしい楽曲を歌い上げる姿はLOW IQ 01の音楽と共に歩んだこの20年以上の月日を思い起こさせグッとくる。だけどやっぱりちょっと遊んでしまうのがLOW IQ 01。「中井貴一です」とかバブルガム・ブラザーズ「WON’T BE LONG」が飛び出したり、そういえば長渕剛の物真似もしてた気がする。あとはもうお馴染みのTOSHI-LOW物真似。これが本当に似ているから是非ライブで直接観て欲しいんだけど…ってこれ、お笑いのライブの話だっけ(笑)。いや、だけど、BRAHMANの「今夜」のカバーも実はグッときていたんですよ。90年代から現在に至るまで一緒にやり合ってきたTOSHI-LOWとの深い絆は随所から感じているし、だからこそ「尽未来際」でのあの出来事だったと思うし、そして今目の前で気持ちよさそうに物真似交じりでBRAHMANの「今夜」を歌っているLOW IQ 01がいて。もう、本当にあなたって人は。

結局その後も喋りまくって時間が迫りまくってPAブースからは「巻いて巻いて」のポーズ。それを見て「もう時間がないんだね」と確認しながらも、まだ喋る、喋る、もうひとつ喋る。だけどライブハウスを見渡すとそこには本当に楽しそうに笑っている観客と、他会場から集まった出演者で溢れていたのだ。持ち時間を削ってでも喋りまくって、だけどしっかり歌いまくって、もう何も出てこないでしょってとこで柏倉隆史との豪華セッションまで飛び出る。これだけ喋って最後にしっかりハイライトがあって、時計を見るとちょっと巻いてる。めちゃくちゃかっこいいぞ、LOW IQ 01。「MAKIN’ MAGIC」でも「自分を愛しましょう」って歌っているけれど、今この時世でライブハウスに足を運んでいることだって肯定して欲しいし思いっきり楽しんで欲しいし、声は出せないかもしれないけど笑ったっていいんだ。IMAIKE GO NOWには、僕たち市川芸人には、LOW IQ 01がいる。今度はたっぷり喋れるワンマンでお待ちしております。

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