LIVE REPORT

【FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-】ヤングオオハラ

FREEDOM NAGOYAも中盤から終盤へと向かう15時10分。ボウリングSTAGEに姿を見せたのはヤングオオハラ。FREEDOM NAGOYAへは2019年にも参加しており、開催中止となってしまった昨年のFREEDOMへも参加予定だった。近年でも成長著しく、名の知れ渡る全国各地の大型フェスへも名を連ねるようになった彼等。「ヤングオオハラと生活を作ろう」を合言葉に海を越えて沖縄から発信されるヤングオオハラのグルーヴが1年の時を経て今年もFREEDOMに上陸した。大きな波に乗ったヤングオオハラがライブ、フェスの開催が憚られた1年を通してどのようなライブを見せてくれるか、それだけで心躍る気持ちだ。

「ヤングオオハラです。FREEDOMよろしく」とオープニングナンバーとして演奏されたは「サマタイ」は彼等の名刺代わりの1曲と言ってもいいだろう。鬱陶しい梅雨空を穏やかな波と心地よい風、夏の始まりを感じされるようなダンスナンバー。それでいて所々にクセのあるフレーズが盛り込まれている。昨今のライブではそうはいかないが、お酒を片手に「サマタイ」で踊れば、間違なく幸福感に包まれるだろう。「楽しんでるかい?俺らと一緒に楽しんでこう」とハローユキトモ(Vo/G)の問いかけにオーディエンスも心地よくリズムを取りながら、横に揺れる様は穏やかにステージに向けて寄る波のようだった。

「今日は新曲をいっぱい持ってきました!9割が新曲の超ストロングスタイルで行きます!」と久しぶりのフェスでサプライズを宣言。1年の時を経たヤングオオハラの今が明らかとなる。新曲ラッシュの幕開けだ。

世界の見え方や価値観、地球、宇宙と壮大な世界観を歌ったナンバー「新曲1」は今までのヤングオオハラにあまりないようなメロディーを感じさせた。お次は「サマタイ」とはまた違う形で心地よく踊りたくなる「新曲2」を披露。ただ心地よいだけではなく、サウンドに緩急があり、アップテンポが気取らせる1曲だった。ここで新曲は一旦ブレイクタイム。「生憎の梅雨空に、最高なサマーソングを」をと紹介された「アイラ・ビュー」も心地よく体を揺らさせるダンスナンバー。歌詞、サウンドともに煌びやかな海を想像させる開放感があり、彼等の出身地である沖縄の風土を随所に感じさせる。ここから最後までヤングオオハラは新曲で駆け抜けた。「新曲3」は日常のなんでもないようなことをエモーショナルな世界観で表現したクセを感じる1曲。レゲエサウンドも盛り込んだ印象を受け、今までのヤングオオハラにないようなものを感じた。

「このステージを選んでくれてありがとう」という感謝から始まったMCは緊急事態宣言が発令される中でFREEDOMを開催する決断をしたスタッフ、そしてFREEDOMに行く決断をしたオーディエンスへの感謝にも繋がった。そして「俺らは音楽がねえと生きていけねえし、ここにいる奴らは音楽がねえと生きていけねえ奴らだと思うんだよ」と語りかける。「音楽がねえとやってられねえから、こういう時くらい自由にやっていこうぜ」と伝え、新曲の「新曲4」を披露した。難しいこと、悩むことを考えすぎなくていい、シンプルに自由に好きなことを好きなように生きる、その自由も分かち合いたいという壮大な世界線を歌った1曲でライブを締めくくった。

「最後までFREEDOM楽しんでね」と笑顔でステージを去ったメンバーたち。

ライブの冒頭で話した通り、9割が新曲という攻めのステージを見せてくれた。ヤングオオハラというバンドを世間に知らしめてから、なかなか思うようにライブ活動ができない期間を越えた迎えた今回のライブ。今回披露された新曲たちがより磨かれ、ヤングオオハラのストロングスタイルが世間に広がるのが楽しみで仕方ない。

NAGOYA 2021 -EXPO-
ボウリング STAGE
SET LIST

1.サマタイ
2.新曲1
3.新曲2
4.アイラ・ビュー
5.新曲3
6.新曲4

text by にしむー
photo by Daiki Miura

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