ライブレポート

【FREEDOM NAGOYA 2021-EXPO-】豆柴の大群

az.on STAGEのトップバッターを飾ったのはFREEDOM NAGOYA 2021-EXPO-出演陣の中で唯一のアイドル、豆柴の大群。お茶の間を飛び越え色んな人を巻き込んで、テレビで、ライブハウスで、そしてFREEDOM NAGOYAの大舞台で、怒涛の攻撃をどっかーん!と仕掛けまくるアイカ・ザ・スパイ、ナオ・オブ・ナオ、ハナエモンスター、ミユキエンジェル、カエデフェニックスの5人。「水曜日のダウンタウン」でデビューまでの過程を追った人もFREEDOMの会場には数多くいたであろう。トップバッターにして超満員のaz.on STAGEに5人が登場するとフロアに押し寄せるオーディエンスの大群。印象的かつ象徴的な「りスタート」のイントロが流れ出すと同時に会場に次々と点滅したサイリウムはFREEDOMの始まりを宣言するかのよう。ステージ脇から飛び出してきた豆柴の大群の姿に目頭が熱くなる。

「豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-」「走れ豆柴」と「まめまめまーめ♪」「ぶんぶんぶんぶんぶぶぶぶぶーん♪」と身体は大きく動かせないけれど脳内で運動会が開催されているようなキュートでハッピーでファニーな曲展開が続き、制限の在る中でもライブがどれだけ楽しいものかを再確認させてくれる豆柴の大群。コロナ禍にテレビからエンターテイメントし続けてくれた彼女達が今目の前で歌って踊って走っている姿に、ただただひたすらに最高としか言いようのない感情でいっぱいになる。緊急事態宣言目下での開催の今年のFREEDOM NAGOYAは酒の販売が禁止。そんな中での禁断の「FLASH」披露には深い意味はきっとないだろうけど、いや絶対ないか、いやどうだろう、そんなことを考えながらニヤニヤライブを堪能する。

会場のボルテージがグンと上がったのはメンバー全員の作詞曲「MOTiON」。「ヒトそれぞれ自由人生」という歌詞が耳に飛び込んできて、FREEDOM NAGOYAという自由をテーマにしたフェスの中で自由の在り方を考えさせられる。だけど今は眼の前の豆柴のライブを楽しもう。フロアでマスク越しにも分かるオーディエンスの笑顔こそが正解だ。ディスコチューン炸裂の「らぶ地球」で心を躍らせ、その心を奮い立たせる「大丈夫サンライズ」でFREEDOM NAGOYAに集まったロック好きのオーディエンスに豆柴の大群の存在をこれでもかと叩きつける。

翌日にはアイドルフェス「RADJAM」の開催もある中、FREEDOM NAGOYAは全出演者の中でアイドルは豆柴の大群だけ。この意味や意図を充分に感じる存在感のあるステージを見せつけてくれた5人。華やかさと泥臭さ、可愛らしさとかっこよさ、その両方を併せ持つのがWACKアーティストの強みであるが、テレビという、これまでのWACKグループとは違う場所から生まれた豆柴の大群は、その両方をしっかり持ちつつ、豆柴の大群を通してまた新しいWACKの形を作り上げてきているように感じた。FREEDOMに集まったロックファンを充分に魅了した豆柴の大群。FREEDOMという愛の溢れている世界の始まりを宣言する素晴らしいライブだった。

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
az.on STAGE
SET LIST
1.りスタート
2.豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-
3.走れ豆柴
4.FLASH
5.MOTiON
6.らぶ地球
7.大丈夫サンライズ

text by 柴山順次
photo by Akira”TERU”Sugihara

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