ライブレポート

【FREEDOM NAGOYA 2021-EXPO-】FLOW

FREEDOM NAGOYA2021、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)Aホールをフェス常連バンドが続き、冷める気配のない熱気の中続くのは今回初登場のFLOWだ。入場無料イベントなだけあり、通常のフェスよりオーディエンスの世代の幅が広く感じるが、世代を超えて指示されるFLOWの初出場を一目見ようと入場待機列はますます伸びていく。フロアが暗転し、SEと共に割れんばかりのクラップがホール中に響き渡る。歓声に応えるようにフロアに笑顔を向けながらメンバーが登場し、「さあさあさあ!まだまだ楽しんでいこうぜFREEDOM NAGOYA~~~~!!」とKEIGO(Vo.)の高らかな掛け声とともに1曲目、<コードギアス反逆のルルーシュ>の主題歌「COLORS」からスタート。KEIGOとKOSHI、2人の伸びやかな歌声と爽やかなサウンドが、タイトル通り色とりどりの照明が縦横無尽に走るフロアに響き渡る。『迷いながら決めればいいさ』と、それぞれが選んだ決断を肯定してくれるような歌詞に、大きく頷いたり、掲げた腕を振ってオーディエンスが応える。

「FREEDOM NAGOYA楽しんでますか――???改めましてFLOWです、よろしくお願いします!」と挨拶し、「はじめてFREEDOM出れた――!!」とフロアを見渡しながら叫び、念願叶っての出場を喜ぶ姿をKEIGOが見せる。「何度も何度も声はかけてもらってたんですけど、何かそのたびに僕たちFREEDOMがある時に毎回ブラジルにいましてですね、今回、コロナのこともあり、日本にいました!ありがとう!」と続け、コロナがもたらした貴重な瞬間であると前向きに捉えるところがFLOWらしい。。「もちろん、いつもとは楽しみ方が違うかもしれないですけど、今日できる最高楽しみ方で、今日ここにいる全員で、今日を思いっきり楽しんでいきましょう~~~!」とKEIGOの叫ぶと2曲目「風ノ唄」へ。

「皆さん手を挙げて!」と呼びかけ、壮大なメロディとコーラスがaz.onステージに響き渡る。オーディエンスはシンガロングの代わりに、飛び跳ねたり、突き上げた腕をさらに伸ばしたり、手を叩いたりと思い思いに応え、KEIGOとKOSHIがステージの前面で両腕を広げ、オーディエンスのリアクションを全身で浴びるような素振りを見せる。TAKE(Gt.)が激しくステージを駆け回り、向かえた大サビは声の代わりに全身で鳴らすシンガロングとリズムに合わせたクラップで生まれた大きな一体感の中、ボーカル2人の美しいハーモニーをファンタスティックに響かせていった。

軽快なビートに合わせここでメンバー紹介タイムとなり、IWASAKI(Dr.)の激しいドラムソロから始まる。IWASAKIから見ると齢半分前後の若手バンドの出演アーティストが多い中、追随を許さない圧倒的なパフォーマンスだ。続く、GOT’S(Ba.)も激しいスラップを披露し、FLOWを支えるリズム隊の実力を見せつけた。続くTAKEもギターソロを魅せるかと思いきや、なにやら様子がおかしい。一度裾にはけると、両手にはオレンジ色のサイリウムを持ち、掛けていたサングラスは縁が青とピンクに光らせてステージに現れ、『ズッキュン♡』の声と共に流れた曲に合わせ、渾身のオタ芸を披露する。曲が止まった後もサイリウムを身体の正面で大きく回し続け、拍手をねだり笑いを誘う。沸き起こった拍手の中アントニオ猪木のような話し方で「元気ですかー!元気があれば、なんでもできる!!元気があるからFREEDOMがやれる!!ギターのTAKEです!ありがとうーー!!」と挨拶。「たしかに声を上げることは出来ないかもしれない….。共に歌うことは出来ないかもしれない…。」と語りかけ、「だけど!俺達には・・・突き上げる拳があるっ!そして俺達には、、鳴らすための足があるだろ!!!」と叫ぶもフロアは予想もしない展開に言葉を失っている様子をみて、他のメンバーはくすくすと笑う中、TAKEが「どうした?!びっくりしただろう?」と呼びかけるとようやくフロアから拍手が起こる。「大丈夫、大丈夫、気持ちは伝わってるから(笑)」と笑いを誘い、「なにより大事なのは楽しむ心があるかだろ?!一緒に踊ってくれますか?!」と呼びかけると今度はIWASAKIとGOT’Sのビートに合わせ、再び渾身のオタ芸を始める。フロアからもサイリウムを取り出しマネをして躍る観客も現れ、TAKEの振りに合わせてオーディエンス皆で踊り、さらなる一体感を作り上げていった。

KEIGOの「さあFREEDOM NAGOYA!もっともっと一緒に歌いましょ~~!」の声と共に始まった3曲目「Sign」。『伝えに来たよ 世界に押し潰されてしまう前に』と今日FLOWがステージに立つ意味は1つしかないと訴えるように歌い、フロアはしっかりと伝わっていると正面から後ろまでぎっしりと拳を掲げて答える。KEIGOが「さあさあ、皆さんまだ行けますか?!やっぱり皆で作るライブは最高だぜー!」と呼びかけるとともに、「男だけ手を挙げろ!女だけ手を挙げろ!盛り上がれるやつ全員で!」と声を出さないコールアンドレスポンスをはじめる。「それじゃあここにいる全員で!!!FREEDOM NAGOYA2021全員で、GO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と叫び、ステージとフロアが1つになったグルーブの渦の中へ最高のキラーチューン「GO!!!」を見舞う。世界にFLOWの名を轟かせた<NARUTOーナルトー>の主題歌というだけあり、フロアのボルテージはこれでもかと沸き上がる。声こそ出せないが今まで以上に高く飛び跳ねたり、両腕を突き上げたりして盛り上がる。途中、「ウェーブやります!」とオーディエンスを巻き込んだパフォーマンスを繰り広げる。2回のビックウェーブを起こし、声が出せない中でも一緒に楽しめる時間を確実に届けた。

「FREEDOM最高ーーーー!!!!皆さんありがとうございます。」とKOHSHIと振り返り、再びMCタイム。「やっぱり同じ空間で皆で作るライブは何にも代え難い!最高!ありがとう!」とKEIGOも噛みしめるように話しはじめる。「このね、1年間くらい全部のミュージシャンが、音楽を愛している皆がめちゃめちゃ迷ったと思うし、悩んだと思うし、悔しかったと思う。今もね万全の形じゃないけど、でも!こんな時だからこそ、エンターテインメントは必要だって、今日こうしてFREEDOMが開催できたように、準備してくれたスタッフの皆さん、そして何より音楽の楽しさを見せつけてくれた皆さんありがとう!勇気をもらいました!これからもずっとFLOWという音楽を続けていきます。」と力強く語り、「オファー別にもらってないけど、勝手に来年も来るつもりでいます!来年こそは皆で歌って、飛んで、暴れて、叫びましょーー!」と、来年の出場へ意欲を見せた。

最後に「このコロナの中で、僕らのバンドの想いを込めた楽曲です。」と最新曲「United Sparrow」を披露。これまでのグルーブで掴んだオーディエンスの心にじっくりと語りかけるように聞かせ、「また会いましょう」とステージを後にした。

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
az.on STAGE
SET LIST
1.COLORS
2.風ノ唄
3.Sign
4.GO!!!
5.United Sparrows

text by ちゃんゆり
photo by タカギユウスケ

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