ライブレポート

【FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-】amplest

R.A.D STAGEの第一音を担ったのはFREEDOM NAGOYA2021-EXPO-オーディションライブ(5月8日編)の勝者amplest。フロアにはamplestのTシャツを着たファンたちが朝一番にも関わらず今か今かと彼らの登場を待ちわびている。10時ちょうどに鳴り響いたSEともに立ち上がったファンたちは、マスク越しでも十分伝わるような笑顔とキラキラした瞳。応援の末勝ちあがった彼らを後押しするように。「ずっと夢見てきたこのステージ!」そう叫び始まったのは「Falling」。爽快で明るいメロディーとは裏腹に「俺たちのステージだ!」と言わんばかりの独占した熱に、フロアはあっという間に圧倒されていた。メンバーは楽しさを隠し切れない。緊張よりも楽しいが勝っているのがそこに居た全員に伝わっていた。ずっと微笑みながら、そして少し照れながら、まっすぐに前を見ていた。

「ここはライブハウスだ!!」と咆哮する。
最前列のファンが1人、高く拳をあげる。また最前列のファンが1人、今にも泣きそうな顔で高く拳をあげる。それがどんどん伝染していく。気付けば会場全員の拳が3曲目「二月」に力を貸していた。
例え、いつもの様にダイブができなくとも、モッシュができなくても構わない。それでも汗をかき、がむしゃらに活動して、ライブハウスをこのフェスに持ってきた。メンバーと目を合わせながら勢いを落とさないライブは続いた。

「このステージに立ったら言いたいことが1つあって。オーディションで勝ったからこのステージ立たせてもらってるけど、一緒に切磋琢磨してきた先輩や後輩のバンドは、今日それぞれ別の場所でライブしてる。その人たちの気持ちを背負ってFREEDOMでライブする!なんて、そんな大層なこと言える人間じゃないけどさ、せっかく手にしたチャンス、彼らに失礼がないようにしっかり堂々と俺らのステージを作っていきたいと思ってるよ!この舞台に立てて幸せです」

本音を語るMCが終わり、いよいよ最後の曲「1999」へ。途中で来た人も、通りすがっただけの人も足を止め、手を挙げる人数が1曲目の倍には増えていた。そしていつの間にか、本当に会場はamplestのものになった。
メッセージ性の強い歌詞とまっすぐな歌声が共鳴し、「愛を叫ぶのさ」の歌詞のまま愛を叫ぶamplest。一生懸命がかっこ悪いなんて誰が言ったのだろう、彼らはこの瞬間誰よりも美しかった。彼らの汗とお客さんの瞳が重なって、外の雨を忘れるくらい、朝日よりも眩しかった。このステージはゴールではなくスタート。そんな会場の一体感がamplestのライブなのだ。彼らは間違いなく次世代のシーンを担っていくに違いない。

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
R.A.D STAGE
SET LIST
1.Falling
2.霹靂
3.二月
4.1999

text by DJつづきともみ
photo by Kota Takezawa

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