ライブレポート

BiSH【ライブレポート】

2021年12月24日
BiSH 「This is for BiSH」中野 heavy sick ZERO

2021年12月24日、クリスマスイブ。BiSHが朝8時に立っていたのは2015年5月31日に初ワンマンを行った中野heavy sick ZEROのステージだった。思えば遠くまできたけれど距離感であったりBiSH自身は本当に何も変わってなく、ただどんどん色んなものを巻き込んで今年の年末にはとうとう紅白歌合戦にも出演する。ここ数日報道されていたBiSH解散説にはファーストキッチンライフな気持ちだったが、本日、中野heavy sick ZERO にて行われた緊急生配信ライブで2023年の解散が彼女達の口から直接発表されたときはどんな感情なのか、何故か拍手している自分がいた。

中野heavy sick ZEROには当時のチケットを持っている6名の清掃員を迎え、2015年当時のワンマンライブと同じセットリスト(当時アンコール含め合計5回歌った「BiSH-星が瞬く夜に-」だけ5曲目とアンコールは割愛)で進む進行に胸が熱くなりながらもこの時点で発表はされていなかった解散の文字が頭を過った。今やお家芸にもなっている同曲の連続披露もあの頃は曲数がなかったからだと思うけど、それを真似するアイドルが出てきたときには「こうやってカルチャーが生まれるんだ」と思ったりした。「スッキリ」でセントチヒロ・チッチの口から解散の発表があったときは冷静に見ていた。その後、ハシヤスメ・アツコ、アユニ・D、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、リンリン、アイナ・ジ・エンドの順で清掃員に対するメッセージがあり、テレビを消して5分くらいボーっとした。そして今パソコンの電源を入れ、今日のライブを思い出しながら殴り書きしている。

どこまでいけるか不安だけど走り出すしかないと歌う「スパーク」、長い夢をまだみていたいと歌う「MONSTERS」、苦しくない、きっと怖くないと歌う「Is this call??」、終幕に向かいつつもまだ中途だと歌う「サラバかな」、ライブこそが生きてる心地だと感じさせてくれる「SCHOOL GIRLS,BANG BANG」、今朝のことも忘れちゃうほどダンスしたくなる「DA DANCE!!」、透明な少女はもうここにいないと歌う「TOUMIN SHOJO」、朝ごはんを何食べたか思い出せないくらい音に誘われる「ぴらぴろ」、最後の階段を登った先に何があるか期待させてくれる「Lonely girl」、思えば沢山の愛を教えてもらったなと感じる「HUG ME」、昨日までとは違う景色が今日から見えそうな「カラダ・イデオロギー」、終わらないエンドロールだってあると照明する「Story Brigter」と、あの頃と同じセットリストで同じ歌詞なのに、2021年の今、こうやってライブで聴くとまるで今日の為に歌に聴こえるから不思議だ。みんなどんな気持ちで今日のライブを観ていたかな。ライブハウスで見掛ける清掃員の顔が沢山浮かんだ。

「スッキリ」では解散発表の後「プロミスザスター」が披露され、12ヵ月連続リリース、全国ライブハウスツアー、BiSH主催フェス、未開催地ホールツアーがプロミスされた。2023年の解散までまだまだ全力でBiSHしてくれそうだ。2015年の初ワンマンには「This is for BiS」と名付けられていた。「BiSをもう一度始める」がスタートだった渡辺淳之介氏が今日のライブに「 This is for BiSH」と名付けた真意は分からないけれど、とても優しく温かく感じた。そっか、BiSH解散か。今はまだ本当に色んな気持ちがいったりきたりしてるけれど、巡り合った奇跡を噛みしめながら朝の準備をします。ではみなさん、いってらっしゃい。

text by 柴山順次

【BiSHからのPROMiSE】
1. 2022年1月から12ヶ月連続リリース
2.“COLONiZED TOUR”を開催
3. BiSH FES.を開催
4. ベストアルバム「FOR LiVE -BiSH BEST-」の収益を寄付した全国33都道府県67店舗のライブハウスツアーを開催

特設サイト
https://www.bish.tokyo/BiSH_iS_OVER/

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