インタビュー

シンサカエマコッツサーキット2022~SSMC2022~【インタビュー】

2022年1月8日に名古屋新栄にて「シンサカエマコッツサーキット2022~SSMC2022~」が開催される。新栄DIAMOND HALL、新栄APOLLO BASE、新栄CLUB ROCK’N’ROLL 、新栄RADSEVENの4会場でのサーキットイベントとなる「シンサカエマコッツサーキット2022~SSMC2022~」を主催するのはLUCCIのドラマーでありBUNS RECORDSの代表を務める長崎慎。彼がバンドマンとしてレーベルオーナーとして培ってきたもの、繋いできた縁が集約されたイベント直前の某日、出演者を代表して、林萌々子(Hump Back)、バンドウナオト(39degrees)、松岡拓実(SideChest)、中野未悠(Atomic Skipper)、三浦弦太(LUCCI)、そして長崎慎を迎えリモート対談を決行。開催直前、SSMC2022を楽しむためのプロローグ的対談をどうぞ。

2YOU:偶然なのか必然なのか「シンサカエマコッツサーキット」は別名「SSMC」であるわけで、まず名古屋のサーキットイベントとしてここに触れないわけにはいかないなと。

長崎慎:そうですよね。なんせSSMC(シンサカエミュージックサーキット)は俺が高校生の頃からあったので。

中野未悠:あ、そうなんですね。

バンドウナオト:そっか、もう当時のSSMCを知らない世代なんだ。

2YOU:まだ世間にサーキットイベントというカルチャーがそこまで浸透する以前に名古屋にはSSMC(シンサカエミュージックサーキット)というイベントがあったんですよ。

長崎慎:僕もチケットを買って観に行ってましたからね。当時は沢山のライブハウスに1枚のチケットで入れることに凄く衝撃を受けました。サーキットイベントはずっとやりたかったんですけど、僕が独立したくらいのタイミングでダイアモンドホールに相談したら「一緒にやろう」と言って頂けて。それで、奇跡的に僕のやってる「まこっつNiGHT」からマコッツサーキットにしたら「SSMC」になるなって(笑)。それで勝手に名乗っています(笑)。

三浦弦太:無許可ってことですか(笑)。

長崎慎:無許可だけど全く別物なので。勿論リスペクトは込めているよ。

三浦弦太:学生の頃から通っていたことは昔から言ってたもんね。

長崎慎:うん。いつか出たいと思っていたし関わりたいと思っていた。だからシンサカエミュージックサーキットがなくなったときは凄く寂しくて。それだったら自分で新しく始めようかなと。

2YOU:当時のシンサカエミュージックサーキットを知っている方はいますか?

バンドウナオト:僕らはシンサカエミュージックサーキット自体には出てないけど派生したイベント「M.O.S.H」には出てました。39degreesはそれが初めてのCLUB ROCK’N’ROLLでのライブだったんですけどアンプを持っていかなくてPAの方に凄く怒られました(笑)。あと主催の方と話していて「なんでこんなに短パンが短いんだろう」と思っていました(笑)。

長崎慎:本当に短いからね。

バンドウナオト:しかもビーチサンダル。

三浦弦太:もはやホットパンツじゃん。

長崎慎:パタゴニアのショーツをもっと短くしたような感じだよ。

三浦弦太:あ、水着みたいなことなのかな。

バンドウナオト:ごめん、そこそんなに掘らなくても大丈夫だと思う。(一同笑)

長崎慎:ちなみにLUCCIも出てるからね。

林萌々子:Hump Backも初めてのサーキットが2013年の「M.O.S.H」でした。その日、39degreesも出てましたよね?

バンドウナオト:出てたよ。でも喋ってないよね?

林萌々子:その頃はまだ知り合ってないと思います。

バンドウナオト:お互いまだ全然だったもんね。さっきも言ったけど俺らはアンプを持っていかなかったからBiSKETに借りたんですよ。それで中音を確認出来ないままライブに突入しちゃったからPAさんにも怒られたんだけど、本番中に「自分の声とフルーツの盛り合わせを下さい」って言ったら笑ってくれて(笑)。

長崎慎:それ、めっちゃ覚えてるわ。CLUB ROCK’N’ROLLでよく言ったなって思ったもん。萌々子とは俺もそんなに喋ってないよね?

林萌々子:全然。その頃は今出会っている人たちとは誰とも出会っていないと思う。THE NINTH APOLLOの旭さん(渡辺旭)とちょっと喋るようになったくらいで「FOOL THE PUBLICとHump Backで一緒に出ない?」って誘ってもらったのがきっかけだったと思います。ENTHだけはその日に仲良くなったのを覚えてますね。Naokiが同い年ですぐ仲良くなったんですよ。9年前とかだから19歳の頃の話ですね(笑)。

2YOU:「M.O.S.H」や当時の「SSMC」にはそれぞれ思いもあると思うのですが、イベント自体が無くなって数年の空白があり、今回長崎さんが「SSMC」を全く別物の新しい「SSMC」として名古屋に取り戻してくれたは本当に嬉しいですね。「慎」と名付けてくれたご両親のミラクルにも拍手です。

長崎慎:いや、本当にこの名前でラッキーでしたね(笑)。でも「SSMC」を名乗ることに賛否はあって。「SSMCなのに面子が全然違う」って声は多少なりともあったんですよ。だけど今回は「シンサカエミュージックサーキット」じゃなくて「シンサカエマコッツサーキット」なので。だから俺たちの世代の新しい「SSMC」を作ればいいと思っています。自分にしか出来ないサーキットを作っている自信はあるので。

2YOU:皆さんそれぞれ長崎さんとは様々な関わり方をされていると思いますが、今回新たに立ち上げたサーキットイベントのオファーをどう受け取りました?

林萌々子:ついにきたかって感じでしたね。大阪に比べて名古屋ってFREEDOM NAGOYAもそうですけど、バンドマンと密になって作り上げるイベントが活発な印象があって。そういう面では「ついにまこっちゃんがサーキットするんや」っていうのは凄く思いました。

バンドウナオト:俺らが一番早く返事したんじゃない?

長崎慎:そう思うでしょ?でも最初に返事が来たのはHiYTなんだよね。

バンドウナオト:ああ、HiYTか。俺たち1時間ぐらいで返事したから1番だと思ってた。まこっちゃんが何かやるとき絶対39degreesに声を掛けてくれるし「そこに居て欲しい」と言ってくれるから即決なんだよね。当時の「SSMC」というカルチャーが数年無いものになっていたけど、その間にまこっちゃんがDEBU FESを開催したり、キャンプやサウナと連動した企画をしたり、その中に新しい「SSMC」があるとするならばイベント制作力とんでもないなと思いますね。

三浦弦太:本当にそう思う。凄いよね。

2YOU:弦太さんはバンドメンバーとしての長崎さんとイベントオーガナイザーとしての長崎さんのどちらとも近くで見ていると思いますが。

三浦弦太:単純に凄いなって見てますね。バンド主体のフェスはあるけど、バンドのいちドラマーが主催するフェスやサーキットって中々ないと思うんですよ。で、僕はそんな慎さんを背中に歌っている訳じゃないですか。だからフロントマンとして何を話してどう歌うべきかっていう緊張感はあります。今回の「SSMC」もダイアモンドホールで一番最初にやらせてもらうので、またその試練を与えられているなと(笑)。でも僕が歌うことは間違いないし、その中でまこっさんの気持ちを汲み取りながらどういうライブをするかは割と考えていますね。でね、今こんな真面目な話をしているのに画面の中野がめちゃくちゃカメラにかわい子ぶってるっていう。(一同笑)

長崎慎:なきゃの、酔っ払い過ぎでしょ(笑)。

中野未悠:今日はぁ、そういう日じゃないんですか~。グビグビグビ。

三浦弦太:グビグビじゃないんだよ。何飲んでるの?ストロングゼロ?

中野未悠:ええ?弦太さん、飲んでます~?

バンドウナオト:こいつ駄目だ(笑)。

なきゃの…

2YOU:あははは。一旦中野さんは放置しましょうか(笑)。長崎さんはLUCCIのメンバーとして自身が主催するイベントに出るときはどう感じてますか?

長崎慎:打合せをする訳でもないのに弦太は俺の気持ちを言葉にしてくれるんですよ。俺が何を言いたいか、何をしたいのか、何の説明もしていないのにLUCCIとして汲み取って表現してくれるので、やっぱりそこは信頼しているしバンドって最高だなって思いますね。

2YOU:BUNS RECORDS所属のSideChestとAtomic Skipperはどうですか?中野さんはちょっと今話せそうにないので先に松岡さんから(笑)。

中野未悠:なんで?酔ってないよ?酔ってない、酔ってないってば。

長崎慎:柴山さんにタメ口はやばいでしょ(笑)。

林萌々子:ひとりだけTikTokやってるみたい。(一同笑)。

中野未悠:TikTok ってどういうことですか?いや、ホントごめんなさい。ダウトです。ダウト~。(一同笑)

バンドウナオト:こいつ、マジでやばい(笑)。

中野未悠:なにこれ、なんとかしてくださいよ~。

松岡拓実:あの…。俺、喋ってもいいですか(笑)。

中野未悠:バンドウさ~ん!何とかしてくださいよ~。

バンドウナオト:今、松岡の番だろ(笑)。

2YOU:松岡さん、もう無視して喋ってください(笑)。

松岡拓実:俺らもAtomic Skipperもそうだと思うんですけど、レーベルのバンドだから選んでもらったと思われたくなくて。そうじゃなくて、バンドとしてかっこいいから選んでもらっているという意識を持ってなきゃいけないと思っているんですよ。普段から慎さんが主催するイベントに出てるバンドが沢山いる中で自分たちが呼ばれてる意味を考えてライブをしたいなと思っていますね。

長崎慎:ありがとう。嬉しい。なきゃのは話せる?

中野未悠:話せますよ。まず誘ってもらえて純粋に嬉しいですし、かっこいいライブをすることは勿論ですけど、慎さんの想像以上のものを常に見せたいなといつも思っているので、それをずっと続けていくだけです。あはははは。

長崎慎:今、笑うとこあった?(一同笑)

2YOU:長崎さんはどうやって出演バンドを決めるのですか?

長崎慎:大前提として自分と仲が良くて深い付き合いをしてきたバンドを誘っています。あとはお互いのかっこいい部分だけじゃなくて弱い部分も見せ合える関係性っていうのも肝になってると思います。あとkurageやAlstroemeriaのような若手バンドはいずれダイアモンドホールに立っている姿が見えるというか、そういう可能性を普段ライブハウスで一緒にイベントをやる中で感じられるバンドだから誘いました。そういうバンドが先輩バンドと交われる場所にもしたかったんですよね。

2YOU:どのバンドもそれぞれ長崎さんとの関係性やストーリーがあって、長崎さんという媒体を通して繋がっていくのはこういう企画の醍醐味ですよね。

長崎慎:そんな姿を見ちゃったら俺が一番グッとくると思います。

バンドウナオト:良い話してるときに本当にごめん。みんな画面見て。

長崎慎:あれ?なきゃの、なんか一人でずっと喋ってない?

松岡拓実:でもミュートになってるから何も聞こえない(笑)。

バンドウナオト:今日の中野、本当に凄いな。なんなんだろう(笑)。

中野未悠:聞こえます?あれ?聞こえてますか~!

三浦弦太:聞こえるよ。何を喋ってたの?

中野未悠:抵抗ですよ、抵抗。わかります?一生抵抗してました。ごめんなさい、乾杯しましょう。グビグビグビ。

三浦弦太:だからグビグビじゃないんだよ(笑)。

長崎慎:なきゃの、お酒飲んでなかったらマジで喋らないから。今日は緊張してたんだろうね。

中野未悠:すみません、すみません。酔ってても大丈夫ですか?

バンドウナオト:今更過ぎるだろ(笑)。でも当日は真面目な感じなんでしょ?普段真面目だもんね。ライブのときも少し飲んだほうがいいんじゃない?

中野未悠:あははははは。

バンドウナオト:ごめん、飲まないほうがいいね。(一同笑)

2YOU:ちなみに今日集まっている皆さんは繋がっているんですか?

林萌々子:私はSideChestとAtomic Skipperははじめましてですね。

中野未悠:はじめましてぇ!!

林萌々子:あははは。はじめまして。中野ちゃんと松岡くん?

松岡拓実:SideChestの松岡です。宜しくお願いします。

中野未悠:まっちゅー!まっちゅー!

林萌々子:松岡くんはまっちゅーって呼ばれているんですね。

松岡拓実:呼ばれてないです。(一同笑)

バンドウナオト:中野、やばいな。終わったな。

2YOU:さっきも言ったようにサーキットを通して色んな出会いがあると思うのですがこの対談をしたことで繋がる可能性が絶たれる場合もあったりして(笑)。

中野未悠:そんなこと言わんでー。頼むよー。

長崎慎:だから柴山さんにタメ口辞めて(笑)。

バンドウナオト:でもこの対談を見てAtomic Skipperのライブを観てみたくなる人はいるかもね。俺も「SSMC」では知らないバンドを観ようかなって思ってるよ。「DEBU FES」とかだとみんな友達なんだけど今回はライブを観たことのないバンドも結構いるから凄く楽しみなんだよね。

2YOU:皆さんがそうであるようにどのバンドも長崎さんとのストーリーがあると思うので、その時点でもう信用出来るというか、どのバンドのライブを観ても間違いないと思うんですよね。それは長崎慎という人間がこれまでやってきたことを見ていれば分かるというか。

長崎慎:嬉しい。タイムテーブルも本当に拘って作ったので色んなバンドを観てもらえたら嬉しいですね。僕も全バンド観るので。

三浦弦太:観れるの?

長崎慎:どうしてもかぶってる部分もあるけどそれでも全バンド観れるように組んだからね。全部観れないのが嫌でこれまでサーキットイベントをやってこなかったんだけど、タイムテーブルも含めて楽しんでもらえたら最高だなって思います。あとなきゃの、いなくなりましたね(笑)。

バンドウナオト:いいんじゃない?もう役目は果たしたでしょ(笑)。

長崎慎:これ、場が場だったらアウトだったなあ。

三浦弦太:いや、2YOUでもアウトでしょ(笑)。ギリギリのアウトですよ。いや、ギリギリOKなのかな(笑)。

2YOU:全然OKです(笑)。ちなみに「SSMC」はこれから毎年行っていく予定ですか?

長崎慎:そうですね。毎年やりたいです。APOLLO BASEでやれるのは今年が最初で最後だけど、やっぱり新栄でやりたいですね。

2YOU:長崎さんはライブハウスの店長経験もあるじゃないですか。ご自身でライブハウスを作りたいとかはあったりします?

長崎慎:全くないです。以前は地元の碧南に作りたいと思ってたこともあるんですけど、今は箱を作らなくても碧南でイベントは出来るなと思っていて。実は200人くらいの規模でライブが出来る音響機材は独立のタイミングで購入したんですよ。だからライブハウスを作るというより、面白い場所で面白いイベントが出来たらいいなとは思っています。それこそサウナとキャンプとアコースティックみたいな自分の好きなものがそのままイベントになるような企画もやっていきたいし、自分らしさを打ち出すためにも色んな場所で色んな企画を今はやっていきたいと思っていますね。

2YOU:ライフワークがそのままイベントになるのは素晴らしいですね。それはきっとライブハウスへの導線にもなるでしょうし。

長崎慎:そうなんですよ。僕の趣味を形にすることで、それがライブハウスに還元出来るんだったらそんな嬉しいことはないので。

中野未悠:やばいやばいやばいやばいやばいやばい。慎さん、これやばいっすよね、絶対に。

長崎慎:うわ、いきなりきた(笑)。

中野未悠:こんなの(ストロングゼロ)久しぶりに飲みました。これ!

林萌々子:缶の見せ方が完全にTikTokなんだよなあ(笑)。

なきゃの…

2YOU:Atomic Skipperのライブが俄然楽しみになりましたね(笑)。長崎さん、それでは最後に一言お願いします。

長崎:今日集まってくれたバンドも、出演してくれるバンドも全部思い入れがあって、全部本当にかっこいいバンドなので楽しんでもらえたら嬉しいです。僕とバンドの色んな物語があって、「SSMC」ではそれが交わったり新しい物語も生まれると思うので想像するだけで楽しいです。出演してくれるバンドも、お客さんも、裏方の皆さんも、思う存分楽しんで欲しいです。関わってよかったなと思える一日をみんなで作れたら最高です。よろしくお願いします!

interview by 柴山順次

“シンサカエマコッツサーキット2022~SSMC2022~”
1月8日(土)
新栄DIAMOND HALL
新栄APOLLO BASE
新栄CLUB ROCK’N’ROLL
新栄RADSEVEN
OPEN 11:15 / START 12:00
前売 ¥4,500 / 当日 ¥5,000

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