インタビュー

パピプペポは難しい【インタビュー】

「パピムズ」ことパピプペポは難しいが5枚目のアルバム『迷走ファンタジー』を完成させた。縦横無尽に行ったり来たりするジャンルレスなパピムズ節炸裂の今作は1月に実施したクラウドファウンディングの支援により制作されたみんなで作り上げた1枚。ロック色の強いアレンジから戦隊モノ、そして切ないラブソングまで、パピプペポは難しいのあらゆる武器を搭載したアルバムとなっている。6月28日には恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブを大成功に収めたパピムズ。進化し続ける6人に話を訊いた。

2YOU:今回のアルバムもかなりバラエティに富んだ作品になりましたね。

鈴木めがね:『もしも君がいない世界に生まれてたら』が色んな曲が入ったアルバムだったから次はどうなるんだろうって思っていたのですが、今回もまた新しい試みもあったり、パピムズの武器が更に増えたアルバムになったんじゃないかなって。個人的には「イングリッシュマフィン」が新しいパピムズだなって思っているんですけど。

白羽根優衣:バリエーションは本当に増えましたね。だからどんな曲をやるアイドルかって聞かれるとなんて答えたらいいのかなって(笑)。

2YOU:確かにどの曲を初めて聴くかでパピムズの印象が随分変わりますよね。「決まりごと」で知った人と「ようこそゴーストハウスへ」で知った人じゃ全然捉え方が違うと思いますし。でもそうやって変幻自在に色んな手法でパピムズを表現していることがもはや武器だなと。それが今作で言うとロックなのかなって。

カワシマユカ:そうなんです。前作でも「バーサーク」のようなロック色の強い曲は人気があって。でもロックに寄り過ぎるとパピムズ色が薄くなる気もしたので「イングリッシュマフィン」のような新しいことにも挑戦して。ジャンルに捉われないのがパピムズのスタンスだと思っているので、そこをどんどん突き詰めていきたいなって思っています。

2YOU:今作でいえば「踊れ!サンビーチクルージング!」のようなバンドサウンドの曲もあれば「ビバ・トーキョー」のようなユーロビート曲もあって、そのふり幅がパピムズですよね。「ビバ・トーキョー」は地方人から見た東京感が凄いなと。

鈴木めがね:東京に対する憧れみたいなものが現れていますよね。私は東京出身なんですけど、とはいえ、渋谷や原宿で学生時代を過ごしたわけではないので、憧れている部分がちゃんと出せたかなって思います。

2YOU:「あなたから教えてもらったあのバンドの曲」もいいですね。音楽って誰と聴いていたかとかどんな思い出があったかとか、音楽そのものじゃない付加価値で聴こえ方が全然違うのも面白いなって。

カワシマユカ:学生時代に先輩が聴いているから自分もなんとなく聴いていた音楽を今聴くと「なんでこんなの聴いていたんだろう」って思うことがあって。それってきっと思い出がプラスされることで音楽が美化されていたんだなって。そうやって音楽に触れていた自分がダサいなって気持ちも込めて歌っているんですけど。

白羽根優衣:私はこの曲が一番好きなんですよ。歌詞の情景が浮かび易いので映画を観たような気持になるし自分を重ねて歌っているので凄く感情移入していますね。

2YOU:神様目線で書かれた「神様のきまぐれ」も視点が面白いですね。ちなみに神様っていると思います?

鈴木めがね:私はいる派ですね。

ドン・グリ:私が神です。

白羽根優衣:凄く近くに神様いた。(一同笑)

カワシマユカ:私は全員が神様だと思っているんですよ。きっと誰もが誰かにとっての神様なんじゃないかなって。世界の神様じゃなくて誰かの神様っていう。

2YOU:僕にとって甲本ヒロトさんが神様であるように。

カワシマユカ:そういうことです。この曲は最初に「こんなMVを撮りたい」っていう所から作ってもらった曲なんですよ。ライトを使ってかっこいい感じのMVを作りたいなって。

2YOU:そうやって曲の制作段階でイメージを伝えて作ってもらうことが多いですか?

カワシマユカ:半々ですね。イメージを発注することもあるし、かっこいい曲を頂いて、そこに歌詞でパピムズらしさを加えることもあったり。明確に自分がやりたいことはやるし、頂いた曲からインスピレーションを受けて生まれる曲もあって、その両方にパピムズらしさがちゃんとあればいいなって思っています。

2YOU:パピムズの楽曲は本当にバラバラじゃないですか。でも散漫としている印象はなくて、ちゃんとどの曲もパピムズらしさがあるんですよね。それはメンバーの歌が大きい気がするのですが。

鈴木めがね:確かにメンバーの歌声でグッとまとまるものがあるのかなって思います。メンバーの個性がより強くなったし、それがパピムズの個性にも繋がっている気がしますね。

小枝みゆ:曲を貰って、仮歌のときは「パピムズっぽくない曲だな」って思っても僕達が歌うとちゃんとパピムズになると思っていて。

カワシマユカ:仮歌の段階でも良い曲なんだけどね。

小枝みゆ:そうそう。でも僕達の歌が入って完成するとパピムズの曲として完成するなって思っています。

木内小百合:色んなジャンルの音楽をやっているけど、どの曲にも遊び心とかキャッチーさがあることで統一感があるのかなって私は思います。

2YOU:核にあるものはきっと一緒で、そこに何を足すかとか、何を引くかとか、どう味付けするかとか、どの角度から切り取るとか、そのバリエーションの数だけ幅が広がっている気がしますね。例えば「イングリッシュマフィン」も「日本語を英語っぽく歌ってみたら面白いじゃん」っていう遊び心を持ち寄った曲だと思いますし。

カワシマユカ:「イングリッシュマフィン」はまさに英語の曲を書こうと思ったけど書けなくて、制作チームの人に相談したら英語っぽく聴こえる歌詞を書くのが得意な人がいて作ってもらったんですよ。きっとパピムズがガチの英語の曲を歌ってもかっこよくはならないから、だったら日本語を英語っぽく歌ってみようっていう発想です。

2YOU:それを皆さんが若干かっこつけて歌っているのも面白いですよね。

カワシマユカ:あははは。みんなちょっとかっこつけてるんですよ(笑)。

2YOU:「ダウニーダイアリー」のような女心を歌った曲もあったり。

小枝みゆ:僕が最初にレコーディングしたんですけど、みんなちゃんと女の子っぽく歌ってるじゃないですか。私だけ恋人とのデートじゃなくて友達と遊ぶ感覚で歌ってるみたいだなって(笑)。

2YOU:確かに他のメンバーはデート仕様ですもんね(笑)。

小枝みゆ:そうなんですよ(笑)。

2YOU:そして今作の問題曲「スーパーSAMURAI忍者・カラテマン」ですよ。

木内小百合:あははは。

2YOU:何から話していいか分からないですけど、まずは侍なのか忍者なのカラテマンなのかはっきりさせてもらってもいいですか(笑)。

カワシマユカ:これは完全に戦隊モノなんですけど、凄い曲が出来ましたね(笑)。

鈴木めがね:この曲だけアルバムの何処に置いても浮くんですよ(笑)。

カワシマユカ:最初はとくに戦隊モノのイメージじゃなかったんですよ。でも気付いたら戦隊モノになっていました(笑)。これでまた新しいパピムズの色が出来たんじゃないかなって。

2YOU:MVもアーティスト写真も凄かったです。

木内小百合:爆破が本当に凄くて(笑)。

白羽根優衣:一発勝負だから目を閉じないように必死でした(笑)。

2YOU:思いっきりふざけながら本気で遊んでる感じが良いですよね。そして少し泣ける。

カワシマユカ:泣けますか?(笑)。

2YOU:台詞もいいですよね。「ようこそゴーストハウスへ」の癖を強くしたような。

小枝みゆ:キャラクターが濃くなってますからね(笑)。

カワシマユカ:登場人物としてちゃんと登場してるしね。

2YOU:戦隊ヒーロー好きな子供達から支持されるかも(笑)。ドン・グリさんもいるし。

カワシマユカ:子供達もだし、昔子供だった大人にも刺さると思うんですよね。戦隊モノってみんな絶対通るじゃないですか。だから男の子にとってカレーライスみたいなものだと思っているんです(笑)。

2YOU:こうやってアルバムの話を聞くとポテンシャルの高さに驚きます。どんな変化もどんな進化もパピムズとして消化してこれからも楽しませて欲しいです。

カワシマユカ:ありがとうございます。面白いことをこれからも沢山考えてパピムズを楽しんでもらえるように頑張ります。

タイトル:迷走ファンタジー
発売日:2021年6月28日(月)
PMCD-0003 ¥2750

パピプペポは難しい
https://www.ppppphm.com/

intervew by 柴山順次

パピプペポは難しい【出演決定】
2YOU MAGAZINE presents
IF I FELL

2021/8/26(木)
東京•高円寺HIGH

OPEN 17:00 START 17:30
TICKET ¥3,500(+DRINK)

ドラマチックアラスカ
パピプペポは難しい
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チケット/7月30日 10時発売
https://tiget.net/events/141609

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