インタビュー

ペリ・ウブ【インタビー】

2019年5月のBiS解散以降、ソロアーティスト「ペリ・ウブ」として音楽は勿論、ファッションアイコンとしてもその才能を爆発させてきたペリ・ウブ。コンスタントに楽曲のリリースを重ねつつ、全方向にペリ・ウブを放ちまくる100%ペリ・ウブで世界はカラフルになる…はずだった。しかし2020年、新型コロナウイルスが猛威を奮い、ペリ・ウブに限らずあらゆるアーティストがその活動の制限を余儀なくされてしまった。まさに出鼻を挫かれてしまったペリ・ウブだが持ち前のハングリーさで2021年9月、事務所をTWIN PLANETに移籍し音楽、ファッション、アートと彼女の持つ魅力を更に突き詰めた活動を開始。2021年、モノクロの世界をカラフルに塗り替えるべく立ち上がったペリ・ウブに話を訊く。

2YOU:コロナ以降、ペリさんはどんな活動をしていました?

ペリ・ウブ:ソロとしてこれから活動していくぞってタイミングでコロナで思うように動けなくなってしまって。でも活動出来ていないことをコロナのせいにしてられないし、だけどコロナのせいにするしかないっていう状況が続く中で、うん、そうだな、今話しながら思ったけど「コロナのせいにしてた」って言えるようになったのは成長したなって思いました。

2YOU:今年の1月まで楽曲のリリースはコンスタントに行っていましたよね。

ペリ・ウブ:うん。でもライブが出来ないっていう。

2YOU:その状況の中、ペリさんは何を考えていました?

2YOU:これまで音楽的な打ち出し方やアプローチがペリさんのメインだったと思うのですが、ペリさんは発信する全てが表現というか、例えばペリさんが美味しいご飯を食べて発信すればそれはもうペリさんの表現になるような気がするんですよね。ペリ・メシとか。

ペリ・ウブ:ペリ・メシ(笑)。でも確かに音楽はやり難くなったけどペリ・ウブっていうキャラクターを使ってやれることって音楽だけじゃないはずだって考え方が切り替わったのはこの期間の大きな変化だったと思いますね。

ペリ・ウブ:ライブが出来なくなって、この状況の中でペリ・ウブとしてアーティスト活動をどうしたらいいのか私なりに滅茶苦茶考えたんですよ。だけど先がどうなるかなんて分からないし世の中の価値観がどうなるのかなんて分からなくて。勿論コロナが落ち着いてライブで歌える日がきたら絶対に楽しいことは分かっているんだけど、その日をただ待つより、今のこの状況下で出来る事ってまだまだ沢山あるからそっちにシフト出来たらいいなって凄く思いました。

2YOU:今、ペリさんが音楽以外で表現したいこと、やってみたいことってありますか?

ペリ・ウブ:これはずっと言ってるんですけど、広い意味でベリ・ウブというジャンルを作りたい。例えば視覚的だったりビジュアルイメージとしてのペリ・ウブも確立したいから、キラキラで派手なものを見たら「ペリ・ウブっぽい」って思ってもらえるような存在になりたいんですよね。そこまでいけばペリ・ウブとして炸裂したのかなって思えるので。でも難しいですよね、凄く。

2YOU:難しいというのは?

ペリ・ウブ:頭の中で描いてるものは凄く明確なのにそれを上手く表現出来ないというか、作り上げられないことに対する悔しさがずっとあるんですよ。やりたくてやれなかったことが頭の中にだけ溜まっていくんです。それでずっと、本当にずっと悩んでいたし、表現する手段が音楽しかなかったけど、そう思い込んでいただけで、もっと輝ける場所があるかもしれないから、本当になんでもやってみなきゃなって思えたんです。それがきっかけで悩んでいたことも解決しました。

2YOU:充分発信していたと思うんですけどね。でも無意識にそうしていたのかもしれないと思うと、意識的に変わったペリさんがどういう打ち出し方をしていくか楽しみですね。

ペリ・ウブ:色んなことをやってみて、色んな自分を見せていきたいです。だから動こうと思ったんですよ。

2YOU:そうなったときに具体的にどんな行動に移しました?

ペリ・ウブ:まずは事務所を移籍しました。ソロになった頃は音楽しかやるつもりがなかったので音楽の活動をしている事務所にお世話になったんですけど、その事務所の皆さんも「ペリさんが色んな表現を出来る場所があるのなら」って凄く応援してくれていて。それで新しくTWIN PLANETにお世話になることにしました。

2YOU:移籍を決めたのはいつ頃ですか?

ペリ・ウブ:最近と言えば最近なのかもしれない。6月ぐらいかな。ちょっと細かいことは忘れちゃったけど。あ、でも6月だ。雨が降ってたから。

2YOU:ちょうどペリさんが突然連絡をくれた時期ですね。動き出そうとしてるんだなって感じたのを覚えています。

ペリ・ウブ:うん、前に進みたい。音楽も勿論やっていきたいけど、もっと広い意味でのアーティストとしての活動をしていきたいなって凄く思う。アーティストっていったら歌手のイメージが強いと思うんですけど、絵を描くとか、写真を撮るとか、色んな角度からペリ・ウブとしてのアーティスト活動をしていこうと思っています。

2YOU:ペリさんがペリ・ウブとして生きてることが既に表現だと思っているのですが、それが伝染したらきっと世界はよりカラフルになりますよね。

ペリ・ウブ:世界をカラフルにしたい。本当にそう思ってる。

2YOU:やはりこの数年、世界がどんよりしてると思うんですよ。そんなモノクロの世界に色を塗ってくれるのはペリさんのような存在だと割と本気で思っています。

ペリ・ウブ:嬉しい。そうやって世界をカラフルにすることでみんなに元気を与えられる存在になりたいです。ペリ・ウブの役目ってそういうことなのかなって。

2YOU:ペリ・ウブになるまでの自分もいる訳じゃないですか。その当時の自分というか、素顔の自分と、ペリ・ウブとしての自分に違いはあったりすますか?

ペリ・ウブ:きっと人によって違うんだろうけど、私は割と何も変わらないかも。本名の私とぺリ・ウブは同じ時間軸の中で生きている同一人物だし、ペリ・ウブになってから起きていること全てを本名の私も経験してきているので、同じ人だなって思う。ペリ・ウブっていう名前を頂いてからずっと、私はペリ・ウブな気がします。特にキャラを作っている訳でもないけどやりたいことを貪欲にやってきたから今の私がいると思っています。

2YOU:貪欲に生きることに憧れるファンも多いと思います。ペリさんを見ていると好きなものを好きって大きな声で叫ぶことの大切さに気付かされるんですよ。例えばSNSにしたってネガティブな発信の方が広まり易いけど、ペリさんみたいにカラフルでハッピーなことを発信することで何か世界がいい方向に変っていくんじゃないかって思うんですよ。

ペリ・ウブ:嬉しい。「幸せ!」ってことだけを発信したいんじゃないし、幸せじゃないことを発信するかもしれないけど、最後にはちゃんと前向きに伝えていくってことは意識してます。

2YOU:だから闇雲じゃないんですよね。ただ「ハッピーです、明るいです、元気です、カラフルです」って発信だけじゃなくて、色んなことを乗り越えてのハッピーであることはこれまでの活動で分かっているので。だって決して順風満帆だった訳じゃないと思うし。だからこその説得力があるんですよね。

ペリ・ウブ:私は本当に全部を曝け出していこうと思っているし、今までも何一つ隠してきたつもりもないんだけど、私の頭の中で考えていたことを実現するためにより曝け出してどんどん形にしていきたいです。本当にまたここから始まるので誠心誠意頑張っていこうと思っています。私は頭で考えてすぐ行動に移せないタイプなので、直感で動ける人が羨ましいんですけど、とりあえず自分で動き出そうと思ったのが6月。これからも思いっきりペリ・ウブしたいです。

text by 柴山順次
photo by 飛鳥井里奈

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