インタビュー

FaM×EIMIE【インタビュー】

2021年10月1日、事件が起きた。その日、名古屋は大須RAD HALLにて「WE ARE」と題されたイベントが行われていた。出演はFaM、EIMIE。イベント告知のタイミングでRAD LIVEはしもとたくみ氏は「この日何かあります。迷わず来てください」とだけツイートしていた。そしてその日のライブで発表されたのがRAD LIVEによる新レーベルNW RECORDSの発足とFaM、EIMIEのレーベル所属だった。ART SOUND所属のFaMとTop Athlete Records所属のEIMIEがRAD JAMやNAGOYA NEW WAVE FESTAを手掛けるRAD LIVEとスクラムを組む。こんなのキングギドラだ。2021年12月22日、NW RECORDSよりそれぞれの作品を同時リリースしたFaMとEIMIE。切磋琢磨してきた2組が群雄割拠のアイドルシーンにおいてどんなニューウェイブを起こすか目が離せない。

2YOU:FaMとEIMIEの出会いはいつ頃ですか?

お嬢ちゃん:FaMがデビューしてすぐだったよね?去年の3月ぐらいだった気がする。

東野カナ:もう覚えてない(笑)。

えむ:FaMのデビューライブが2月2日だから1か月経ったくらいかな。

2YOU:最初のお互いの印象はどうでした?

お嬢ちゃん:FaMはかっこいい系だと思っていたんだけど楽屋が意外と賑やか系で。

tawa:賑やか系ってなに(笑)。

お嬢ちゃん:楽屋でえむちゃんがとんでもない笑い方をしていたんですよ。それに釣られて私も笑っちゃって(笑)。「笑い方やばいですね」って声かけた気がする(笑)。

えむ: T シャツのやつもあったよな。

tawa:あった(笑)。チョコレートを白いTシャツに落としちゃったんですけど、全然喋ったことないカナちゃんが「うんこついてる!」って言ってきて。(一同笑)

東野カナ:本当に失礼(笑)。

えむ:初対面で急に言ってきたから「こいつはやばいな」って思ったよね(笑)。

東野カナ:ごめーん!(一同笑)

2YOU:それは初対バンの日ですか?

tawa:うんこの日は初対バンではなかったと思います。

東野カナ:うんこの日ってやめて(笑)。

2YOU:アイドル同士の初対バンってお互い意識します?「FaM怖そうだな」とか。

えむ:怖くなーい!(笑)。

ゆえにゆなぽっくる:うん、怖いのはなかった。

ハルカキルサージ:FaMは最初から賑やかな印象だったからね。

お嬢ちゃん:すぐに仲良くなれたしね。

東野カナ:一緒にやる機会も多かったし「また一緒だね」とか話してるうちにどんどん仲良くなって、気付いたらめちゃくちゃ話すようになってた気がする。

tawa:2020年の年末のeggmanで一緒にやったときにハルカちゃんが「ライブ、めっちゃ良かった」ってDMを送ってくれて。私はそっからめっちゃ話すようになったと思う。

ハルカキルサージ:それ、めっちゃ覚えてる。

2YOU:感想とか送り合ったりするんですね。FaMとEIMIEではお互いを意識することってあります?

えむ:めっちゃある。

tawa:EIMIEのライブを観るとストイックさとか熱量に釘付けになるので、毎回ライブを観るのが楽しいですね。

ハルカキルサージ:FaMのライブも本当に凄くて、メッセージ性の強い歌詞が多くてライブを観ているだけで感動するんですけど、tawaちゃんが不意に入れる言葉だったりその日のその瞬間でしか生まれない言葉がライブによって違うからそれを毎回観たくなるんですよ。FaMはそういうライブをするから毎回みんなの気持ちがめっちゃ伝わるし涙腺にきちゃいます。

お嬢ちゃん:FaMのライブの熱い言葉は本当に凄いよね。

tawa:嬉しい。それを聞いて今私がじーんときてる。

2YOU:FaMもEIMIEも良い意味でライバルでありながらコロナ禍でしのぎを削り合ってきた仲間でもあると思うのですが、その2組が同じレーベルに所属することに物凄くドラマを感じます。最初に決まったときはどう感じました?

お嬢ちゃん:単純に嬉しかった。いつの間にかEIMIEとFaMをセットで応援してくれる人も増えて、うちらも仲良いし運営さん同士も仲良いから、それが同じレーベルになるっていうのは驚きもありつつ、逆に「やっぱり!」っていう嬉しさもありましたね。

東野カナ:レーベルメイトになってからは余計に仲間としての感情も芽生えていますね。でもそれはアイドルとしての側面であって、プライベートでは友達でもあるから不思議な関係性だなって思います。

お嬢ちゃん:不思議だよね。

東野カナ:でも仲が良いからこそ負けたくないっていう気持ちも強くなりましたね。お互いを刺激し合いながら一緒に上っていける関係性でいたいなって気持ちは前より一層強くなりましたね。

2YOU:同じレーベルに所属したからこそよりライバル心も芽生えたと。

えむ:私はレーベルって最初何か分からなくてググったら CDを出してくれる所って書いてあって「同じところからCDを出せるんだ」って思ったらそのレーベルの人が昔からお世話になっているRAD LIVEのはしもとさんだったので余計に気合いが入りました。私達は初めてのCDリリースなので、デビューから今までやってきたことがやっと形になるんだなって気持ちもあるし。やっとみんなに聴いてもらえるものが形として出来上がったなっていう。それがずっと一緒にやってきたEIMIEと、ずっと支えてくれた人たちと一緒にスタート出来たことが本当に嬉しいし、自分たちが支えてもらった分、ちゃんと返していきたいなって背筋が伸びた感覚です。ケツ叩かれたっていうか。

ハルカキルサージ:私の中で憧れるっていうか尊敬出来るアイドルって実は本当に少なくて。例えばグループに1人かっこいい子がいてもそのグループ全体で仲が良いとか全体で尊敬できるのってFaM以外そんなにいなくて。そういう関係性のアイドルって今までいなかったしライブの相談とかも出来る仲間がいなかった私にとって、その初めての存在がFaMだったんですよ。そうやって切磋琢磨し合っていける大切な仲間と同じレーベルからCDを出せるのは正直めちゃくちゃ嬉しかったし、FaMとEIMIEという存在も、NW RECORDSという存在も沢山の人に知ってもらえるように頑張りたいなって思っています。

ゆめみー:まずは自分達の音楽がCDという形に残るもので出せたことが嬉しいし、これまでずっと一緒にやってきたEIMIEと更に一緒に活動していけるんだって思ったらめっちゃ嬉しくて。最近はリリイベも一緒にやっているのでよりレーベルメイト感が出てきたし、これからもっともっと一緒に切磋琢磨して戦友みたいな感じで一緒に上に上っていきたいなって思っています。

ゆえにゆなぽっくる:EIMIE自体はCDは何枚か出させてもらっているんですけど、NW RECORDSとしてFaMと一緒に出すのは初めての経験なので自分達でもどういう広がり方をするかワクワクしています。それにFaMとはプライベートやライブの楽屋でも仲が良いので、そういう仲間と一緒に出来ることは凄く嬉しいです。レーベルメイトになったことでこれからも一緒に活動することも増えると思うので一緒に面白いことが沢山出来たらいいなって思っています。

2YOU:レーベルであるNW RECORDSもずっとFaMとEIMIEを観てきた上でのリリースなので関係値もバッチリですよね。

tawa:私はFaMを始めるまでアイドルのことを何も知らなかったから全部大人の都合で決められると思ってたんですよ。でもいざ始めたらNW RECORDSもだし、運営さんも、2YOUさんも、関わってくれる人が人情深い人ばかりでちゃんと私達のやりたいことを尊重してくれるんですよね。それって多分私達が恵まれてるんだと思いますけど。だから本当にこのチームでやれていることに感謝しているし、そこにEIMIEがいて一緒にやりたいことがやれて、それを大人がサポートしてくれる状況が出来ていることに本当に感動しています。こんな環境で音楽をやらせてもらえるんだって、凄く感謝しています。ずっとライブハウスで戦ってきたけど、これからはCDという媒体を使ってもっともっと世界を広げていきたいと強く思っています。

2YOU:FaMとEIMIEにはそれぞれART SOUNDとTop Athlete Recordsがあって、NW RECORDSが誕生して、その全部が手を組んだときの破壊力の凄さを痛感しているというか、何かとんでもないことが起きるんじゃないかっていうワクワクが止まらないんですよね。運営陣の顔を想像するだけで濃いなと(笑)。

えむ:あははは。濃いですよね。

お嬢ちゃん:でも絶対に面白いことになると思う。

2YOU:NW RECORDSからの初音源はそれぞれどんな作品になりました?

tawa:FaMは本当に全曲入れちゃってるので、今の私達を全部つぎ込んだ作品になったと思っています。自信作です。

ゆめみー:初期にレコーディングした音源も入っているし最新曲も入っているのでFaMの歴史が詰まったエモいアルバムになりましたね。

えむ:私達だけがFaMじゃなくて、運営さんも含めて私達はFaMだと思っているので、しげさん(ART SOUND)が曲順を決めてくれたときに共感することが本当に多くて。それってずっと一緒に過ごしてきたからだと思うし、ファンのみんなとも一緒に過ごしてきた訳だからきっとアルバムを聴いたら共感してもらえるような作品になったんじゃないかなって思っています。

2YOU:昔、レコーディングに遊びに行ったの覚えてます?

えむ:きたー!

2YOU:あの日、レコーディングをディレクションするしげさんの姿を見て、「しげさん自身がFaMなんだな」って思ったんですよ。だから曲順をしげさんが決めたことも含めてCDという形でリリースされることは感慨深いですね。

ゆめみー:泣きそう。

tawa:しげさんは私達のパパなんですよ。

2YOU:EIMIEはどんな作品になりました?

お嬢ちゃん:EIMIEは自分達でも絶賛しちゃうくらい曲が良いので、毎回リリースの度にヒロさん(Top Athlete Records)が「全曲リード曲や!」って言ってるんですけど私も本当にそう思っていて。私達の代表曲でもある「明日が怖くて何が悪い」って曲があるんですけど、あの曲はデビューまでの私達の事を歌った曲なんですね。だけど今回の「全てを運命と呼べたなら」ではデビューから3年間を経た今の私達の気持ちが曲になっているんですよ。そこに注目して聴いてもらえるとあの頃から3年経った今のEIMIEを分かってもらえるんじゃないかなって思っています。

東野カナ:今お嬢ちゃんが言ったように「全てを運命と呼べたなら」はこれまでのEIMIEの曲に対するアンサーソングのような曲で、これまでの歌詞とかも散りばめられているんですよ。そこを照らし合わせて聴いてもらうとあの頃と今の対比も感じられて面白いと思います。今のEIMIEの心境が綴られているので感じ取って欲しいですね。

ハルカキルサージ:「全てを運命と呼べたなら」は色んな出会いや別れがあった中でそれを乗り越えてきた今のEIMIEがここに立って聴いてくれる人に届けるという強い想いがある曲で。生きてく中でしんどいこととか思い出したくないこととかあるじゃないですか。でもそれが今に全部繋がって円になっていると思っているので、辛くなったら色んな縁で繋がっていて最終的にはハッピーになれるってことをこの曲を聴いて感じてもらえたらなって思っています。他の曲も含めて今回のシングルは3曲とも今のEIMIEにしか歌えない人の背中を押せる曲になってるので、是非しんどい時に聴いて欲しいです。

ゆえにゆなぽっくる:歌詞に注目して聴いてもらえたら元気になってもらえるような言葉が沢山詰まっていると思うしEIMIEだけじゃなくて聴いてくれるみんなが共感出来るような曲だと思うので沢山の人に聴いてもらいたいし、みんなが言ってたように「明日が怖くて何が悪い」とも照らし合わせながら聴いてもらえたらなって思っています。

2YOU:FaMもEIMIEも楽曲にドキュメント性があると思っていて。それぞれの状況や気持ちが音楽になって、それをライブで共有することでみんなの音楽になる。それが同じタイミングで同じレーベルからリリースされることってもはや運命共同体だなと思うんです。NW RECORDSは始まったばかりですが、NW RECORDSが始まるには沢山の時間を共にしてきたFaMとEIMIEと、各運営さんとRAD HALLと、ファンのみなさんの軌跡があって、それがCDという形になって全国に届けられることはやっぱり滅茶苦茶グッときますね。

えむ:本当に。

tawa:ここからスタートなので。

お嬢ちゃん:一緒に頑張っていこうね。絶対に面白いことになる!

interview by 柴山順次
photo by シム

FaM
「New Story」
NWRC-0001 ¥3,000(taxin)
https://www.fam-web.jp/

EIMIE
「全てを運命と呼べたなら」
NWRC-0002 ¥1,650 (tax in)
https://eimie.net/

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