インタビュー

noh【インタビュー】

鈴木一也(Gt)、小倉英捻(Ba)、鈴木秀平(Gt)、萩原雄樹(Dr)の4人から成るインストバンド、nohが1stシングル「FACT/Grab the gravity」をリリースする。メンバー全員が様々なキャリアを積んできた彼ら。鈴木一也を中心にjointrallyとして活動を続ける中、結成12年目にしてバンド名を改め、新メンバーに萩原雄樹を迎えその活動は活発化。バックボーンにHOLSTEINやtoeを挙げる彼らが独自のセンスで作り上げるメロコアとインストがフュージョンしたような楽曲からはライブでの爆発力を想像させる力強さを感じる。今回2YOUではnoh初のインタビューを行った。彼らの快進撃をこれからしっかり追っていきたいと思う。

2YOU:随分歴史の長いバンドだと思うのですが現在の4人が揃ったのは?

一也:今の4人になってからはちょうど1年くらいですね。元々はjointrallyというバンドでずっと活動していたんですけどメンバーが脱退して僕が始めたバンドだったんですけどメンバーがいなくなって。小倉は当時対バンしたことがあって面識があったんですけど、そんな中でjointrallyのレコーディングをするときにベースを弾いてもらうことになって。小倉は対バンして以来、jointrallyのファンだったみたいで(笑)。

小倉:唯一のファンでしたね(笑)。

一也:それで音源を聴かせたら小倉が「ライブがしたい」って言うからメンバーを集めることになりまして。それでメン募で秀平が入り、ドラムだけ定まらないまましばらく活動していたんです。

2YOU:萩原さんが加入するまでにドラムは何人かいたんですか?

一也:2人くらいいましたね。それでハギさんにお願いしようと思って駄目元でTwitterでDMを送ったんです。そしたら「誰ですか?」って返事がきて(笑)。

萩原:そういうメールがまれにくるから(笑)。

一也:それでまずは会って話すことにしたんですけど、いざ会ってみたら思いのほか前のめりで話が進んで(笑)。

萩原:曲を聴かせてもらったらかっこよかったんですよ。それでYouTubeも観たんですけど、画質は悪いけどやってることはかっこいいなって。あとはどれだけメンバーの気持ちがあるかも大事だと思っていたんですけど、そこは会って問題ないなと。

2YOU:秀平さんはメン募で加入したとのことですが。

秀平:面識はあったんですよ。当時僕がやっていたバンドを辞めて暇だったんですけど、そのタイミングでバンドに誘われたので運命だと思って。

2YOU:メンバーそれぞれnoh以前に色んなキャリアがあるんですよね。

小倉:僕は灰音というバンドをやっていました。

秀平:Number fourというメロコアのバンドをやっていました。でもルーツにあるのは残響系の音楽だったのでnohをやれているのは凄く嬉しいです。

萩原:僕はMetallic Brothersというバンドです。

一也:僕はSASUKEというSKAバンドをやっていたんですけど、その頃からこのバンドは始めていました。HOLSTEINに憧れていたので最初はメロコアをやろうと思っていたんですけど、歌が下手だからインストになりました(笑)。

2YOU:ああ、確かにHOLSTEINの名残はありますね。

一也:かなり影響を受けましたからね。でも今のnohの音楽はあまりジャンルにとらわれない新しい音楽を作れているなって思っています。ステージも観てて飽きないライブを展開できている自負がありますし。

萩原:対バンするバンドマンからの反響も凄く良いんですよ。

秀平:メロコアの流れを汲んだインストなので、インストバンドなのにライブが熱過ぎるっていう面白さはあると思いますね。

2YOU:ステージングにみなさんのバックボーンがちゃんと出てますよね。

萩原:がんがん出てますね(笑)。

一也:今じゃインストシーンでもメロコアシーンでも浮くと思うんですよ。だったらとことんやろうって。

萩原:ライブ中に一也を見るとスピーカーに向かって叫んでますからね、放送禁止用語を。(一同笑)

2YOU:曲はどうやって作っているのですか?

一也:元ネタを僕が持っていってみんなの意見を混ぜながら作っていく感じですね。たまにダサいって言われてボツにすることもあります(笑)。

小倉:最初は「なんだこれ?」って思うネタもあるんですけど、そこにみんなのアイディアを足して曲にしていくっていう。

秀平:僕はこれまでメロコアの曲作りしかしてこなかったので、謎解きゲームをしている感覚で曲を作れるのは面白いですね。

萩原:僕はまず曲を覚えるのに必死です(笑)。変拍子に拘りがあると思うんですけど、そこを感じさせないのも面白いなって思います。

一也:拘っているわけでもないんだけどね(笑)。ただ4拍子じゃなかっただけっていう。フレーズを考えるときに縛りがあるとある程度先が見えちゃうのが面白くないからそうなるんだと思う。リフレインで続くのとか聴いてて飽きちゃうんですよ。だからライブで飽きさせないためにも3拍子の後に1拍だけ入れるとか、そういう曲作りをしています。まずはメンバーの頭に「?」が浮ぶのも見ていて面白いですね(笑)。

2YOU:最初のリスナーがメンバーだと。

一也:そうそう。困ってる顔を見るのも面白いです(笑)。

2YOU:今回nohとして初の音源がリリースされる訳ですが。

一也:jointrallyの頃から考えても12年目にして初めてのリリースなので楽しみですね。

2YOU:nohに改名したのはどういう意図があったのですか?

萩原:それは僕が言い出したんですよ。

一也:僕はやりたいことがやれたら何でも良いんです。だからハギさんからバンド名を変えたいって言われても何のストレスもなくじゃあ変えましょうって。僕は音が出せればそれで良いので。

萩原:僕は性格上、なんとなくやるっていうのが嫌いで。後からこのバンドに入ってjointrallyというバンド名の意味を聞いたら本当にしょうもなかったんです。それでどうせちゃんとやるんだったら名前も変えたいと提案して。それでnohになりました。

2YOU:一也さんと萩原さんのバランスも面白いですよね。それぞれキャリアもありながら全く違うタイプの2人だからこそ成立するというか。

萩原:それはあると思いますね。メンバー全員がバラバラなのにどんなことも前向きに考えられるのは、各々が音楽活動の停滞期を経験してきたからだと思いますし。

2YOU:みなさんそれぞれ全く違うバンドをやってきたと思うのですがルーツはどんな音楽なんですか?

一也:僕は藤井フミヤの「TRUE LOVE」が弾きたくてギターを始めました。その後はGLAY、L’Arc〜en〜Ciel、JUDY AND MARYとかを聴いて、ハイスタでメロコアを知ってHOLSTEINに辿りつきました。その流れでLITEやtoeも知ってインストバンドにも興味を持つようになりましたね。

萩原:僕は中学の音楽の授業でドラムに触れたのがきっかけですね。CHAGE&飛鳥やZARDなどのJ-POPから入り、ビジュアル系、パンク、メタルを通り、Metallic Brothersがキッカケでメロコアの世界に。今でこそ好きですけど、もともと2ビートはあまり好きじゃなかったです(笑)。今はインストバンドをはじめたので、最近インストを聴きだしました。純粋にドラムを叩くのが好きなんですよね。

小倉:僕はJanne Da Arcが好きでファンクラブにも入っていました。あとはSHACHIやlocofrankも聴いていましたね。

秀平:僕は最初はロキノン系から入って残響系にはまっていました。でもSHANKやF.I.Bがめちゃくちゃ流行っていて、そういうバンドのコピーをしていました。なのでnohはメロコア要素もあるし残響っぽさもあるのでやりたかったことが出来ていると思います。

2YOU:この4人でやってみたいことはありますか?

一也:僕は別にないですね。この4人で曲を作ってライブが出来ればそれで充分です。あとはそこにお客さんが来てくれたら。その面に対してのアウトプットはメンバーに任せてるので。

萩原:逆に僕はアウトプットしまくるだけですね。どうやってこのバンドを拡げていくか、そこはかなり考えてます。

秀平:いずれ海外にも行きたいですしね。そういうモチベーションはハギさんが入ってから変わったと思います。

萩原:欲まみれだからね(笑)。やりたいことだらけだし。でもそれを実現させるためにどうするか、集客もだし、リリースもだし、ライブハウスのキャパもだし、考えるのが今は凄く楽しいです。

2YOU:バンド名の変更はただ名前が変わっただけじゃなく色んなことに変化をもたらしそうですね。ちなみにnohというバンド名にはどういう意味が込められているのですか?

萩原:海外での活動を視野に入れて考えたときに、日本的な響きのある言葉をバンド名にしたいなと思ったんです。それで候補を挙げていく中で能楽の能がいいんじゃないかって意見があって。技能という意味も持ち合わせていますしね。僕は違うバンド名を候補に出していたんですけど、メンバーに猛反対されまして。

小倉:絶対に嫌だったからアホみたいに候補を挙げました(笑)。

秀平:ハギさんが入ったばっかりだったからあまり言い辛かったんですけど絶対に嫌だなって。

2YOU:そこまで嫌がられた名前の候補は何だったんですか・

萩原:KAMIKAZEです。

小倉:ほら、nohで良かったじゃないですか。(一同笑)

▼リリース情報

noh
1st Single CD
FACT/Grab the gravity
2018年8月1日発売


https://noh-music.net/

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