INTERVIEW

mushream

様々な経歴を持つSAO、TINA、MARYの3人によるアーティストユニットmushream。サウンドプロデューサーに総合格闘技RIZINのテーマソングや松本人志ドキュメンタルの音楽、 アジア最大のファッションショー「Tmall Collection」の音楽監督を担当するなど多岐に渡る活動で知られるトラックメイカー佐伯栄一を起用し作り上げられたmushreamのサウンドは女性の持つ強さや美しさを打ち出している。また音楽だけでなく、ファッションやジェンダーやカルチャーといった様々なことに対する向き合い方や考え方も表現する彼女達の在り方は時代をアジテーションする存在となっていくだろう。シングル「GENESIS」のリリースでいよいよベールを脱いだmushream。SAO、TINA、MARYの3人に話を訊く。

 

2YOU:mushreamはどのように始まったのですか?

TINA:元々私はひとりで活動していたんですよ。そこで大好きな佐伯栄一さんに楽曲制作をお願いしたんですけど、佐伯さんに曲を頂く際に「これ、1人でやる曲じゃないですよ」って言われて(笑)。それでユニットにも興味があったので、親友のMARYちゃんを誘って2人でやることにしたんです。そしたらまた佐伯さんから「3人でどうですか」とSAOちゃんを紹介して頂いて。

2YOU:佐伯さんの曲を表現するためのピースが集まったと。

TINA:そうなんですよ。私は以前コラボ企画で佐伯さんの曲を歌ったことがあるんですけど、その頃から佐伯さんと一緒にやれたらなって思っていて。佐伯さんの世界観を表現出来るメンバーが集まったのがmushreamなんです。

2YOU:みなさんそれぞれ色んな経歴をお持ちですよね。

SAO:私は元々舞台活動や声のお仕事をしていたんですけど、コロナの影響で舞台の活動が全部無くなって。それで他に活動出来ることを考えようと思って音楽を始めたら佐伯さんと繋がって今に至ります。メインとしては舞台で女優活動をしています。

MARY:私は現役でレースクイーンをしながらグラビアをやったりしています。元々歌が好きなので音楽活動もしたくて恵比寿マスカッツに入ったんですけど、そこでTINAちゃんと出会ったんですよ。

TINA:私は結構壮絶な地下アイドル時代を過ごしてきて。詐欺まがいなことに合って意気消沈したこともありました。そのとき助けてくれたのが柴山さん(2YOU MAGAZINE)だったんですけど、本当に色んなことを経て、今の事務所に入って恵比寿マスカッツの活動やグラビアやAVのお仕事をさせて頂きました。本業はAVなんですけど、貯めたお金で自分がやりたいことをやろうと思って立ち上げたのがmushreamなんです。

2YOU:mushreamの楽曲や打ち出し方から女性のかっこよさや強さを感じます。

TINA:まさに私達がコンセプトにしていることが強い女性なんですよ。男性に媚びないというか。

MARY:世間の目とかも気にせず、とにかくやりたいことをやりたくて。日本ってまだまだ女性が活躍出来る場所が少なくて、そこが海外に比べて遅れていると思うんですけど、だからこそ私達が先頭に立って少しずつでも流れを変えていけたらなって思っています。

TINA:女の子が自分の主張をすることが昔に比べたら有りな風潮になってきてるとは思うんです。だけどまだまだ一歩を踏み出すには勇気もいる。そんな女の子に勇気と希望を与えたいし、説得力のあるような活動が出来るアーティストになりたいです。

2YOU:メイクやファッションも含め同性から支持されそうだなと。

TINA:3人とも普段の自分とは違うメイクやファッションをmushreamではしているんですけど、男性だけじゃなく女性から憧れられるような存在になりたいんですよ。可愛らしさよりかっこよさを追求してパッケージしたくて。

2YOU:楽曲もバキバキですもんね。

TINA:本当に。めちゃくちゃかっこいいんですよ。

SAO:ダンスもパフォーマンスも女性のかっこいい部分をちゃんと打ち出せたかなって。

MARY:私は普段歌を歌うときとは全然違う歌い方をしているんですけど、ファンの人も、親でさえも、私の声がどれか分からなかったみたいで(笑)。でもそれくらい普段と違う自分を表現したかったのでそう感じてもらえたのは嬉しかったですね。最初は歌詞が全然違ったんですよ。だけど「強い女性」を表現したいって気持ちがはっきりして歌詞を総入れ替えしてもらったんです。そうやって出来上がった曲なのでmushreamの個性が際立った曲になったと思っています。

2YOU:明確にあるイメージやコンセプトが見事に形になっていることからmushreamチームの信頼関係も感じます。

TINA:MVを撮ってくれたカメラマンもメイクさんもみんな信頼出来る友達なんですよ。仲が良い友達でありながら本気でぶつかれる関係の仲間とやれているのもセルフプロデュースだから出来たことだなと。

SAO:私たちには「上の人」がいないんですよ。だからやらされてる人が全くいないんです。私たち3人がやりたいことをみんなで話し合って形にしていく。表に立ってるのは私達だけどチームみんなで同じところを目指してやれているのは大きいですね。

2YOU:素晴らしいです。mushreamとしては今後どんな活動をしていきたいですか?

TINA:活動を通して最終的には世界中の人に知ってもらえるようなアーティストになりたいので海外での活動も視野に入れています。あとは音楽だけじゃなくブランドだったりファッション的なアプローチもしていけたらなって思っています。

SAO:色んな角度から女性の強さを突き詰めていきたいですね。

TINA:シングルマザー支援の活動もするんですよ。そうやって女性を支持出来るような動き方は色々していきたいなと。

MARY:3人がそれぞれやっているAV、アイドル、レースクイーンの仕事って男性に支持される職業だと思うんですよ。だけどmushreamでは女性にも喜んでもらいたくて。そういう打ち出し方を確立することで男性向けの仕事も相乗効果でより引き立つんじゃないかなって。

TINA:本当にそう思う。あともうひとつ、mushreamを通して私達はまた新しい自分になれることが出来たので変わりたい誰かの支えにもなれたらなって思っています。音楽に勇気を沢山もらったので今度は与える側になっていきたいです。

 interview by 柴山順次

mushream
タイトル:GENESIS


■豪華盤:BMTCD-002 / ¥1,800(税別)
店舗限定販売、ブックレット写真集、ダウンロード写真集、限定デザインジャケット


■通常盤:BMTCD-001 / ¥1,800(税別)
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