インタビュー

リリー楽綺団【インタビュー】

コロナ禍におけるリリー楽綺団の活動は目を見張るものがある。『Looking for a home』のリリース以降、コンスタントに作品、MVを発表し続け、昨年にはリリ団最後のピースとして新メンバー「コトネ」の加入で最強の布陣となった6人。そんな中、2021年1月9日に開催された『2nd Album 【INDIVIDUALISM】Release Tour FINAL!!』にて緊急リリースされたミニアルバム『Experience』ではこれまでとはまた違う表情を見せつけてくれたのだ。そのタイトルが表すように実験的な作品でもある今作は、これまでとは違った表情のリリ団を感じることができ、彼女達のポテンシャルの高さを叩きつけた1枚となっている。各々の武器を磨きつつ、新たな技も習得し、バンドとして大きな塊となりますます目が離せないリリー楽綺団に話を訊く。

 

2YOU:コロナ禍におけるリリー楽綺団の動き方、凄く良いですよね。音源もコンスタントにリリースしながら制限はありつつもしっかりライブ活動もしていて。

綺更:動き難い中でいかに動くかが大事な時期なんだろうなって。立ち止まらず、やれることをやっていきたいんですよ。個人としてもグループとしても。

コトネ:私の加入もコロナ禍だったし、リリー楽綺団として何か新しい動きを常にしているのは凄く重要なことだなって思いますね。

2YOU:この期間でグループとして進化を遂げているのも素晴らしいなと。それは『Experience』を聴けばすぐ分かります。

綺更:嬉しい!

2YOU:『Experience』という名が表すように凄く実験的なアルバムというか、様々な表情を見ることが出来るアルバムですよね。カテゴライズ不可能というか。

瑞月:私達って良い意味でジャンルが決まってないんですよ。逆に一番の決め手がそこなのかもしれなくて。勿論、曲ごとにテーマがあったり伝えたいことはあるんですけど、やりたいことは無限大にあって。それを色んな形で、実験的に表せたのが『Experience』だと思います。

綺更:今までのリリ団にないタイプの曲もあるので、聴いていて飽きないし新しい発見もあるかなって。7曲全部が全部、本当にバラバラなので。

2YOU:7曲ということもあって、それぞれカラーは違うけど、集まったときにひとつの大きな輝きを放つ虹のようなアルバムですよね。

綺更:わあ、凄い!

るいしゃむ:曲ごとは全然違うのに、それがまとまったときにしっくりくるなって思っていたので、そこを感じ取ってもらえて嬉しいです。

natsu:このアルバムでリリ団の可能性が広がったと思います。曲によって本当に違うので聴いてくれた人の反応を見るのも楽しいんですよ。

SAiRah:それこそ今回は楽器隊が参加していない曲もあるんですよ。それも新しい挑戦だなと。これまでバンドに拘ってきたけど、今回はダンス曲もあって。

綺更:だから不安もあったんですよ。これまでのリリ団が好きな人には受け入れてもらえないんじゃないかって。でも聴いてくれた人がプラスに捉えてくれたのは嬉しかったですね。

2YOU:「Borderline」の瑞月さんのラップも新たな武器だなと。

コトネ:瑞月のラップ、かっこいいんですよ。

瑞月:「Borderline」はアルバムの1曲目ということもあって、始まった瞬間に新しいリリ団を感じてもらえる打ち出し方をしているんですよ。今の私達の勢いも感じてもらえると思うし、本当にかっこいい曲が出来たと思っています。

2YOU:「ESCALATE」で魅せるツインボーカルの際立ち方も凄いですよね。

SAiRah:綺更と瑞月の個性がそれぞれ強烈に出ていますよね。それはアルバム全体でもそうなんですけど。

2YOU:綺更さんのハイトーン、瑞月さんのラップというそれぞれの武器が確立したなと。

綺更:最初の頃はどっちが歌っているか分からないって言われることもあったんですよ。だからそれぞれの個性をどうやって確立するかが課題だったんです。私はハイトーンが武器だけど、ラップは下手だし低い声も出ない。でもそこを瑞月が補ってくれるから、お互いの長所で相手の短所を支えるみたいな。

2YOU:ある意味、ふたりでひとりのような。

瑞月:そうなんですよ。ライブハウスのステージに立って歌っているときに感じるのは、身体の半分が綺更なんじゃないかって思うんです。

綺更:分かる。

瑞月:まっぷたつに身体を割って、左半分に綺更がいる感覚なんですよ。私にとって、というかリリ団にとって綺更は必要不可欠な存在なんです。

綺更:嬉しい。でもそれは瑞月も一緒だし、メンバー全員だよね。

2YOU:メンバーからフロントマンとしてふたりをどう見てますか?

るいしゃむ:私はふたりの背中を見ながらドラムを叩いているので、ふたりが歌う姿を見ていつも頼もしいなって思っています。

コトネ:リリ団に入る前から本当にかっこいいなって思っていました。バンドってみんなで力を合わせてやるものだし全員が主役だと思うんですけど、その中でやっぱりヴォーカルってバンドの顔だと思っていて。ふたりは凄く努力家だし頑張っているのが伝わるから、リリ団の顔を任せられるし…えっと…なんか…いいなって思います。

綺更:最後、雑か(笑)。

2YOU:コトネさんの加入で変わったことも多いんじゃないですか?

綺更:うるさくなりましたね(笑)。

2YOU:ただでさえうるさいのに(笑)。

綺更:あははは。本当に(笑)。でもずっと5人でやってきたから新メンバーが入ってどうなるかなって思っていたんですけど、コトネは本当にスッと入ってきてくれて。

natsu:違和感がないよね。凄くしっくりくる。今やコトちゃん以外のベーシストは考えられないから。

コトネ:ううう。ありがとう。

2YOU:楽曲でもベースが炸裂していますもんね。「レルム」のベースとピアノの掛け合いとか凄くかっこいいなと。

コトネ:あれ、かっこいいですよね。ピアノも滅茶苦茶いいんですよ。

2YOU:SAiRahさんのピアノは楽曲の表情を彩りますよね。「贖罪」では激しさの中に美しさを差し込んでいたり。

SAiRah:そういう要素を楽曲に付け加えるのがピアノの良さだと思うんですよ。リリ団の曲は全体的に激しいものが多いですけど、そこにピアノで可憐さを加えるっていう。あと音数が多い中で耳に残るのもピアノの良さだと思っていますし、ソロも増えてきて、ギターやベースとの掛け合いも多いので、そこはポイントかなって。

2YOU:それぞれが武器を磨きつつ、新しい挑戦もどんどんして、色んな表情のリリー楽綺団を見せて下さい。

SAiRah:色んなものを巻き込める力を磨いて大きな渦を作りたいですね。バンドという形を大事にしつつ、でもそこに捉われず、面白いことをどんどん吸収していきたいです。

綺更:コロナ禍っていう厳しい状況の中でこの先何が起きるか全然分からないけど、バンドの勢いを止めないで、色んなリリ団の顔を見せていきたいですね。今回のアルバムでは7曲全部違う表情を見せることが出来たと思うので、その数をどんどん増やしていけたら無敵だなって思います。

るいしゃむ:形に捉われないでリリ団を突き進めていきたいです。

コトネ:リリ団っていうジャンルを作りたいですね。このままビッグになって全国各地の色んなご飯を沢山食べられたら嬉しいです!

2YOU:この流れでご飯(笑)。

綺更:やばい奴が入ってきたんですよ(笑)

natsu:でもコトネが入って最後のピースが揃ったと思うし、音楽的にも色んな挑戦をする中でリリ団らしさを見つけていきたいですね。でも見つけたからってそこに固執しないで、自由自在に形を変えられるバンドになっていきたら面白いなって思っています。色んな形のリリー楽綺団を見せていきたいです。

瑞月:みんなが言いたいことを全部言ってくれたんですけど、これがリリ団なんですよ。全員がバンドの顔なんです。バンドの顔がヴォーカルって話もありましたけど、リリ団はこの7人全員が主役なんです。なのでこれからもこの7人で突き進んでいきたいです。

2YOU:良い話なんですけど…7人?

綺更:怖い!誰が見えてるの!?

2YOU:では聴いてくれているファンも含めてリリ団ということで(笑)。

瑞月:それ!!(一同笑)

interview by 柴山順次

 


タイトル:Experience
品番:MJDS-1202
発売元:DEARSTAGE
価格:2,500円(税込)

01.Borderline
02.ESCALATE
03.チトニア
04.レルム
05.贖罪
06.cistus
07.violet

公式サイト
https://lilygakkidan.com

各種配信サービス
https://www.tunecore.co.jp/artists/lilygakkidan

オンラインストア
https://lilidan.thebase.in/

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