INTERVIEW

ISAAC

ISAACのニューシングル『こっそり冒険島』がリリースされた。もうタイトルからして最高だ。「こっそり冒険島」と聞いて連想するものが2つある。ひとつは80年代の子供達を熱狂させたファミコンソフト「高橋名人の冒険島」だ。そしてもうひちつは「ひょっこりひょうたん島」である。夢を追うことをテーマに掲げつつ、「高橋名人の冒険島」「ひょっこりひょうたん島」という伏線を見事に回収するISAACのクリエイターとしての力量がこれでもかと炸裂した同曲の他にも今作には「ダンサーインザ野球拳」「ネーム」といった裏切り(何が裏切りなのかはインタビューを読めば分かるでしょう)の2曲も収録。本気で遊ぶかっこよさを追求し続けるISAAC、聴かなきゃハドソン(ハード損)だ。

Q.今作も最高です。まず曲名で笑いました。

真田:あははは。

平山:曲名を付けるとき、毎回奇跡が起きるんですよ。今回は「○○冒険島」にしたいなってとこから始まって。それで「こっそり冒険島」って思い付いたんですけどメンバーに伝えたら即決定しました(笑)。

Q.「○○冒険島」って言われたら僕は世代的にファミコンの「高橋名人の冒険島」が浮かぶんですけど、そう思って歌詞を聴いていたら高橋名人が出てきて爆笑しました。あのゲームってファミコンを代表する作品のひとつだと思うんですよ。

真田:面白かったですよね。この曲は最初高橋名人が冒険する世界観で歌詞を書こうと思ったんですよ。でも気付いたら歌詞の一部にしかならなくて。そういうとこもISAACらしいと思います。

Q.高橋名人が卵を割ると出てくるアイテムの中でスケボーの無敵感が凄かったですよね。

真田:スケボー、強かったですね!

平山:あの、ひとつ質問なんですけど、これファミ通のインタビューですか?(一同笑)

Q.あははは。で、最初の卵を割ると斧が出てく…。

平山:続けるんですか?(一同笑)

Q.すみません、つい興奮してしまいました。この曲はタイトルのイメージとは裏腹に凄く良い曲ですよね。大人になっても夢を見ていいんだなって思わせてくれました。

平山:年齢を重ねたことで攻めなくなったというか、安定を求めてしまうことがあって。例えば服を買いに行っても派手な服を選ばなかったり髪を染めなくなったり、そういう冒険をしなくなったんです。自分が大人だという自覚を持ったことで良くも悪くも出来なくなったんですよね。だけど僕はバンドだけは諦めたくなかったんです。大人になった今でもバンドで夢を追っていたい。そう思って書いたのがこの曲です。…あれ?少し笑っていますけどどうしました?

Q.いや、凄く良い話をしているときに申し訳ないんですけど、後ろにいる3人を見て下さい。裕一君以外全員凄い髪形してますよ(笑)。

平山:ホンマや!(一同笑)

石黒:あははは。ごめん、説得力無くなっちゃった(笑)。

Q.話を折ってしまいすみません(笑)。あと面白いのは、この曲って普通に良い曲で終わらせることも出来るじゃないですか。なのに途中で「ひょっこりひょうたん島」オマージュの遊び部分が出てきてしまう(笑)。

平山:そこはメンバーに対するドッキリというか裏切りでもあって。まずこの3人に曲を発表するときに今度は何をしてやろうかなってワクワクするんですよ。「前回は童謡だったから今回は高橋名人かな?」「ひょっこりひょうたん島入れちゃおうかな」みたいな。

真田:そういう遊びに対して自分達のバックボーンやルーツを提示しながらどうかっこよく表現するかはクリエイターとして面白いですよね。その瞬間が好きでこの4人でバンドをやっているんだと思います。

Q.今回のシングルを聴いていて僕は反省したことがあるんですよ。

真田:反省?

Q.「ネーム」は曲のストーリーを追いながら聴いていたんですけど、あの曲って哀しいラブソングじゃないですか。でも最後にはオチが待ってると思ったんですよ。だってISAACだから。そしたら普通に良い曲のまま終わって。「あれ?良い曲だぞ?」って思ってしまったんです。

真田:あははは。求めちゃってるんだ(笑)。っていうか良い曲を書いてガッカリされるの面白い(笑)。

Q.でもこれも良い意味での裏切りなのかなって。何か起きると思わせて何も起きないっていう。

真田:あははは。でも確かに今のISAACの流れだったらこういう普通に良い曲は逆に変化球なのかもしれないですね。

Q.もうひとついいですか。「ダンサーインザ野球拳」というただ野球拳がしたいだけの曲があるじゃないですか。

平山:はい。ただ野球拳がしたいだけの曲がありますね。あれは本気でブラジャーを見たいっていう完全に下心だけの曲です。

Q.ここでまた僕は深読みしてしまったんです。こういう曲にこそ隠されたメッセージがあるんじゃないかって。そしたら何もなかったんです。

真田:あははは。何もない!(一同笑)

Q.「そういう自分でいやしゃんせ」という歌詞がありますが「そういう自分ってどういう自分だろう」「僕はどういう自分でいるべきなんだろう」と自問自答したんです。その答えがきっとこの曲の何処かにあるんだと。そしたら何もなかった。

平山:あははは。ここにはただの下心しかないっす!野球拳してブラジャー見たいだけの曲っす!(一同笑)

Q.それは4回聴いたくらいで気付きました。

真田:思う壺じゃないですか。本当に良いリスナーだなあ。

平山:そんな風に聴いてくれたらシメシメですよ。そういうことばっかりやっていきたいから。
Q.ISAACって凄く男の子っぽいと思うんです。熱い部分も、真面目な部分もあるし、夢も追ってるけどエロい。それって少年ジャンプだなって。

平山:ああ、完全にジャンプですね。ファミコンジャンプです。

真田:ファミコンジャンプじゃないでしょ(笑)。ジャンプだから。裕一、ファミコンジャンプって言いたいだけでしょ(笑)。

平山:ファミコンジャンプ、面白かったですよね。

Q.ファミコンジャンプってパッケージが大きくてかっこよかったですよね。あとジャンプのキャラクターが集結したRPGってだけで当時の少年達をワクワクさせた名作だと思います。1と2、どっちが好きでした?

真田:僕派は1ですね。2はあまり面白くなかった記憶があります、2はキャラクターが魅力的じゃなかったのかな。

Q.確かに。1は孫悟空もいたしケンシロウもいたしキン肉マンもいたし…。

平山:あの、ひとつ質問なんですけど、これファミ通のインタビューですか?(一同笑)

アーティスト名:ISAAC

タイトル:こっそり冒険島

TAIL-1702

¥800 (tax in)
(配信、ライブ会場限定販売!)

8月16日発売

■メンバー

真田修壱(Vo.Gt)

平山裕一(Ba.Cho)

石黒健晋(Gt)

河合俊紀(Dr)

LIVE

9/29(金) 東京 渋谷WWW

10/6(金) 新宿club SCIENCE

http://isaacweb.info/

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