インタビュー

インディーズ・ジャーニー【インタビュー】

広島、名古屋、東京を繋ぐ3マン企画「インディーズ・ジャーニー」がライブハウスシーンで話題となっている。bokula.、ねぐせ。、ヤングスキニーといった若手最注目3バンドが結束し生まれた「インディーズ・ジャーニー」の第1回目が行われたのが2021年9月5日東京は渋谷StarLounge。その後、10月には大阪、名古屋と開催されチケットは軒並みソールドアウト。新時代の到来を予感させるイベントとしてライブハウスシーンにその名を知らしめることとなった。そして2022年4月には広島、福岡、東京での開催も発表されている。この旅がどのように始まってどのような想いで行われているか。えい(bokula.)、りょたち(ねぐせ。)、かやゆー(ヤングスキニー)に話を訊く。

2YOU:皆さんはどのように出会ったのですか?

りょたち:元々僕はかやゆー君の弾き語りの動画をYouTubeでめっちゃ見てたんですよ。で、僕も弾き語りの動画を上げていたんですけど、僕のYouTubeにかやゆー君から「めっちゃ良いです」ってコメントが来て。

かやゆー:そうだっけ(笑)。

りょたち:普通にファンだったから「嘘や」と思って。そしたらお互いがファンやったみたいな(笑)。それで仲良くなって、お互いちょうど同じぐらいの時期にバンドを始めることになって今に至るっていう。それが去年の4月くらいですね。

かやゆー:bokula.を見つけたのもYouTubeなんですよ。それで6月くらいにbokula.の曲を弾き語りカバーした動画を上げたらギターのかじ君が見てくれたんですよ。それがえい君に伝わって、今度はえい君が僕の曲をバンドアレンジでカバーしてくれて仲良くなったんです。

りょたち:えい君ともバンド同士で会う前に連絡は取り合ってたよね。最初は僕がDMしたと思う。

えい:そう思うとSNSって凄いよね。

2YOU:バンド活動を始めたのはコロナ以降ですか?

かやゆー:ヤングスキニーはコロナ以降ですね。

りょたち:ねぐせ。も。

えい:bokula.はコロナのちょっと前です。でもちゃんと活動し始めてからすぐコロナになって活動がし難くなりました。

かやゆー:うちはコロナになってから始まったからこれが普通なんですよ。だから特に活動しにくいとかはなくて、逆にバンドを始めた頃から同じスタイルでやってます。

りょたち:うん。やり辛さは別にないかな。

えい:それはうちも一緒ですね。

2YOU:皆さんにとってはバンドを始めた頃から今の状況が普通なんですもんね。

りょたち:そうですね。その前を知らないので。

2YOU:コロナ禍で生まれたバンドが新しいシーンだったり新しい在り方を切り開いていくのをインディーズ・ジャーニーを見ていると感じるんですよ。この状況下で出てきたバンドがライブハウスシーンを盛り上げている姿に物凄くワクワクしましたし希望を感じたんです。特にこの3バンドが集まったときのパワーは凄いなと。

かやゆー:嬉しい。

りょたち:嬉しいね。

2YOU:お互いを意識したりしますか?

えい:やっぱり3バンドで一緒にやってるとライバルっぽく見られることが多いんですけど、その概念を変えたいとは思っていて。

2YOU:概念?

えい:僕らはインディーズ・ジャーニーというチームなんですよ。だからライバルじゃなくてチームっていうか。かしこまらないで和気あいあいとした空気を感じて欲しいと思っていて。

りょたち:競い合うっていう考え方じゃないよね。一緒に高めていくっていう感じ。

かやゆー:でもbokula.とねぐせ。が良いライブをしたら悔しいですけどね(笑)。だからバンドとしてはライバルの側面もあるかもしれない。だけど良い意味で僕らは本当に仲が良いから結局「僕の友達かっこいいでしょ?」ってなるっていう。

りょたち:わかるわー。あとさ、新曲が出るの嬉しくない?友達だけどファンでもあるから。

かやゆー:そうだね。新曲を聴くと嬉しいし良い曲を書こうって思える。

りょたち:お互いがお互いのファンみたいな感覚で曲を聴いてるよね。

かやゆー:だから一緒にライブをする時は本当に楽しいんですよ。自分もステージに立つけど、同じステージに自分の好きなバンドも居るっていう。

えい:あとお互いの成長を感じられるのも楽しいよね。お互いめちゃくちゃ下手くそな時代を知ってるんで(笑)。

2YOU:3バンドともこの1年で状況もかなり変わったんじゃないですか?

えい:変わりましたね。インディーズ・ジャーニーだってここまで大きくなるって思ってなかったし、単純に仲良くやれればいいと思って始めたけど、本当にこの3バンドで始めて良かったです。ただ、今もこれからもずっと、遊びの延長っていうことは忘れたくなくて。

りょたち:うん。ずっと今の気持ちのままやりたい。

えい:もっと大きくしていきたいけど、変わらない部分は変わらないままでいたいですね。

2YOU:インディーズ・ジャーニーを始めたきっかけは?

えい:言い出したのは僕だよね?最初は東京だけやるって話だったけど。それが大阪、名古屋でもやることになって、本当に旅行みたいな感じになったみたいな。友達と色んな所を回るって言う感覚ですね。

2YOU:旅行というか修学旅行の夜みたいな感じですよね。ツアー中のSNSを見ていると本当に修学旅行の男子部屋を覗いているような気分になるので。

えい:やっぱりSNSですよね。インスタグラムのストーリーズが大きいんじゃないかな。

りょたち:SNSを通して単純に僕らが仲良くしてる姿をお客さんに見てもらえるのは良いことだよね。

2YOU:そんな仲の良い3バンドですが、お互いの印象はどうでしょう?

りょたち:かやゆー君がめっちゃイケメン。

かやゆー:なにそれ(笑)。

りょたち:めっちゃイケメンやん。

2YOU:えっと、そういう話じゃなくて(笑)。

かやゆー:ねぐせ。は自分達と状況が似てる部分があるなと思っていて。弾き語りからバンドを組んだ時期が同じだったり。だからこそ悔しくもなります。本当に良い歌を歌うんですよ。僕はりょたち君みたいな明るい曲は書けないので。

りょたち:状況は似ているかもしれないけど音楽は全然違うもんね。

かやゆー:色んなバンドが失恋をテーマにした恋愛ソングを書いているけど、りょたち君の書く曲は失恋していても明るくてハッピーな曲なのが凄いなって思う。

りょたち:悲しい曲にしちゃうと寂しくなるからね。だから敢えて暖かい曲にしてるのはあるかも。

えい:ねぐせ。みたいなバンドって珍しくない?

りょたち:え?そう?

えい:これは僕の見え方だけかもしれないけど、ねぐせ。って凄くお客さんに寄り添ってるなと思っていて。僕は結構お客さんとの距離を気にしちゃうタイプなんですけど、SNSを見ていても、音楽自体も、ねぐせ。は常に寄り添ってるなって。バンドの在り方として自分とは違うやり方だけど凄くリスペクトしていますね。

りょたち:嬉しい。ねぐせ。がbokula.と初めて対バンしたとき、僕らはボロボロに負けたんですよ。それで初めてバンドとして「ちょっとこれやばいな」って思って、めっちゃ練習しんといかんなって気付かされたんです。だからあの日、bokula.のライブを観てなかったらまだまだ下手くそなままだと思うし、そういう意味でもえい君は出会った頃から尊敬してますね。

かやゆー:えい君が居なかったらたぶん僕はバンドをやってなかったと思うんですよ。僕はバンドを組んだことが無かったから自分の曲がバンドサウンドになったといのイメージが湧かなかったんですけど、えい君が僕の曲をバンドアレンジしてくれたお陰で「弾き語りじゃなくてバンドでも全然いけるじゃん」って思ったんですよ。それで実際自分でバンドメンバーを集めて始まったのがヤングスキニーなので。

りょたち:えい君、凄いじゃん。

えい:それは単純に同年代の友達が居なかったからなんだよね。ましてや県外の友達なんて居なかったし。だからバンドを通して友達が欲しかったし、こういう繋がりを自分で増やしたかっただけっていうか。それがたまたまこの2人で、たまたまこの3人のバンドでイベントをやろうっていうたまたまの連続で今があるっていう感じです。

2YOU:インディーズ・ジャーニーとしての今後の展望はありますか?

えい:僕は展望はないですね。さっきも言いましたけど、インディーズ・ジャーニーは遊びの延長でありたいんですよ。辞めたくなったら辞めればいいし、インディーズ・ジャーニーよりもっと面白いことがしたくなったらすればいいし。

りょたち:うん。捉われたくはないよね。

えい:バンドじゃなくてもいいんですよ。3人で旅行に行くことをインディーズ・ジャーニーとしてSNSで発信してもいいし。そういう意味でインディーズ・ジャーニー、旅なんですよね。

りょたち:ジャーニーって旅っていう意味なの?今知った(笑)。

えい:遅すぎでしょ(笑)。自分たちのツアーなのに(笑)。でもそういう部分も含めて適当な感じでやれたらいいよね。勿論良い意味で。

2YOU:友達と遊ぶときってその場のノリで何か生まれたりするじゃないですか。そのノリがそのまま形になったのがインディーズ・ジャーニーなんだろうなと。

えい:そうですね。まさにそういう感じです。このノリのままずっと遊んでいたいですね。ヤングスキニーともねぐせ。とも。

2YOU:きっとこれからこの3バンドはそれぞれの場でそれぞれの活動をしていくと思うし、バンドの状況だってそれぞれ変わっていくと思うんですけど、みんなが帰ってこれる場所として、みんなが何も考えずに集まれる場所として、インディーズ・ジャーニーが続くと良いですよね。

えい:例えばバンドの状況に差がついたとしても、そこを比べる必要は全くないと思っていて。それよりただ僕らが楽しんでいる姿をインディーズ・ジャーニーでは見せたい。だからとにかく僕らは楽しむことに必死でいたいですね。

2YOU:さっき凄く良いなと思ったんですけど、ライブをすることだけがインディーズ・ジャーニーではなくて、この3人で、この3バンドで遊ぶこともインディーズ・ジャーニーだっていう考え方、本当に最高ですよね。ライブ告知で「次のインディーズ・ジャーニーはみんなでバーベキューをしてきます」とか。

りょたち:めっちゃいい。最高。

かやゆー:「なおとの家に遊びに行きます」とかね(笑)。

えい:面白いね(笑)。まあ、とにかくインディーズ・ジャーニーはバンドっていう概念にとらわれないで楽しいことをしていきたいです。それが全てですね。

インディーズ・ジャーニー
4月16日(土)広島 CLUB QUATTRO
4月17日(日)福岡 BEAT STATION
4月22日(金)渋谷CLUB QUATTRO

interview & photo by 柴山順次

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