インタビュー

GOLLBETTY【インタビュー】

2010年に人気絶頂の中惜しまれつつ解散した名古屋を代表する7人組スカロックバンド、GOLLBETTY。2004年の結成から6年間の活動で彼らがシーンに与えた影響はとても大きく「名古屋といえばガールズ・スカ」というイメージを作り上げたのは間違いなくGOLLBETTYの功績だ。そんなGOLLBETTYが地元名古屋でホームとしていたライブハウス、APPOLO BASEが2022年3月をもって閉店する。これを受けGOLLBETTYが一夜限りの復活ライブを開催する。7人揃っての復活は実に12年振り。復活ライブに向け、復活発表直後の2021年12月、G-YUN、CLASSY、MUSH、HIROAKIの4人にインタビューを決行。きっかけはAPOLLO BASE閉店だけど、APOLLO BASEだからこそ起こせたGOLLBETTY復活。奇跡はやっぱりライブハウスで起きるんだ。

2YOU:わ、本当にGOLLBETTYだ(笑)。

G-YUN:あははは。お久しぶりです、GOLLBETTYです(笑)。

2YOU:メンバー全員が集まるのって何年振りですか?

HIROAKI:全員が集まったのは11年振りですね。

G-YUN:11年って凄いね(笑)。

CLASSY:だけど解散した後もメンバーとはなんだかんだ毎年個別に会っていたから、そこまで久しぶりって感覚はなくて。

HIROAKI:名古屋組は結構会ってるしね。

G-YUN:メンバーの結婚式で偶然一緒になったりね。でもやっぱり全員で集まることはなかったから、7人が揃ったのは解散振りだと思う。

2YOU:最初に再会したのはいつですか?

G-YUN:リモートでミーティングとかはしてたんですけど、本当に7人揃って会ったのはAPOLLO BASEの前で写真を撮ったときですね。

CLASSY:あの写真、再会して2分後に撮ったもんね(笑)。

HIROAKI:特に感動の再会があるわけでもなく会ってすぐ「写真撮るよ!」って(笑)。

2YOU:あの写真を見て、APOLLO BASEの前にGOLLBETTYがいることが凄く嬉しかったんですよ。11年経っていてもちゃんと全員GOLLBETTYの顔しているなって。

G-YUN:自分たちでは分からないけど、結成から見てくれてる柴山さん(インタビュアー)が言うんだったらそうなんでしょうね。

CLASSY:顔を合わせる前にZOOMでやり取りしていたから気持ちの面でGOLLBETTYモードに入っていたのもあるかもしれないですね。

HIROAKI:そうだね。たぶんそれがなかったらもっとみんなおじさんだと思う。(一同笑)

2YOU:今回の復活はAPOLLO BASEの閉店を受けてのことだと思いますが、最初にGOLLBETTYをやろうと言い出したのは?

CLASSY:柴山さんじゃない?

G-YUN:そうそう、柴山さん(笑)。

2YOU:あ、僕が最初だったんですね(笑)。でも確かにAPOLLO BASEの閉店が発表された日にG-YUNさんに連絡したかも。

G-YUN:だってめっちゃ早かったですもん(笑)。それでメンバーに投げたんですよ。それから野口さん(APOLLO BASE/DIAMOND HALL)に連絡をもらったり当時のマネージャーの佐々木さんも動いてくれたりしてメンバー全員でZOOMでミーティングしたんです。それが本当に7人全員が11年振りに揃った瞬間でしたね。

HIROAKI:最初にG-YUNから連絡があったときに「7人じゃなきゃ嫌だ」って返信したんですよ。こんな機会じゃなかったらもう全員が揃うことはないと思ったし。そこからどんどん話が進んでいって。

2YOU:正直また7人のGOLLBETTYを観れる日がくるとは思っていなかったです。

G-YUN:私もまさかGOLLBETTYをやる日がくるとは思っていませんでした。APOLLO BASEの閉店がなかったら絶対やらなかっただろうし。解散を決めたときに復活はしないって決めていたので。

2YOU:なるほど。ちなみにメンバーはソロやトライアンパサンディのライブを観たことはあります?

HIROAKI:トライアンパサンディのライブを名古屋組みんなで観にいきました。前のメンバーのAKI3も一緒に。

G-YUN:来てくれたよね。みんなで写真撮ったの覚えてるもん。

HIROAKI:GOLLBETTYをやってるときは後ろからしかG-YUNを観てなかったから正面から観ると「こんな顔して歌うんだな」とか「MCしてるときはこんな感じなんだな」って凄く新鮮な気持ちで観てました。あと思ったより小さいんだなって。

G-YUN:そこかーい。

HIROAKI:小さいのは知ってるけど本当に小さいなって。

G-YUN:あははは。

HIROAKI:トライアンパサンディでGOLLBETTYの曲をやったときがあって、それはちょっと羨ましかったですね。そのときはもう二度とやれないと思っていたし。

G-YUN:あ、下北沢のときだ。GOLLBETTYの曲をトライアンパサンディでやってもいいかみんなに相談したんだよね。

CLASSY:それ観たかったなあ。どうだった?

HIROAKI:ホーン隊がなくても成立しちゃうんだなってちょっと寂しくなったかな(笑)。

2YOU:11年振りにスタジオに入ったときはどんな感じでした?

G-YUN:意外と自然だったよね。

HIROAKI:懐かしさは勿論あったけど、すんなり曲に入れたし。

G-YUN:最初は各々音を鳴らしていたけどカメラを回した瞬間に自然と「BETTY’S BUGGY」が始まって。意外と60点くらいでした(笑)。

CLASSY:とにかく楽しかったよね。何より7人で音を出せたことが嬉しかった。

MUSH:タイムスリップしたみたいな気持ちになったもんね。

2YOU:11年ってやっぱり凄く長いですけど、でもAPOLLO BASEの前の写真を観たときに当たり前の光景にも観えて。だってあの頃はAPOLLO BASEの前に立っていることなんて当たり前だった訳じゃないですか。

G-YUN:そうですね。死ぬほど居ましたから。

2YOU:あの頃当たり前だったことが当たり前じゃなくなっていること、そこにまた集まってくれたこと、そして4月にはもうこの場所がなくなってしまうこと。あの写真から色んなことを感じてしまうんです。。

G-YUN:APOLLO THEATERの頃からずっとお世話になっていたので思い出も強烈にありますからね。あ、泣きそう。

HIROAKI:最初はJB.STUDIOで練習するときにそのまま撮影する予定だったんですよ。でもギリギリでG-YUNから「APOLLO BASEの前で撮ろう!」って連絡がきて。

G-YUN:JB.STUDIOも私たちにとって思い出の場所だし、そもそも7人が集まれるのがスタジオに入るときくらいだろうなって思っていて。でもAPOLLO BASEの閉店があったから集まるんだし、やっぱりAPOLLO BASEの前で撮るのが一番しっくりくるなって。

2YOU:あの頃と何も変わってなくて嬉しかったです。

G-YUN:変わってなかったですか?

2YOU:いやちゃんと11年のときは経てますけど。

G-YUN:あははは。

2YOU:この11年間、皆さんはGOLLBETTYとどう向き合っていました?

HIROAKI:メンバーと会うたびにGOLBETTYの話はしてましたよ。MUSHとCLASSYと3人でたまに名古屋で飲んだりしてたんですけど、毎回そういう話は出ていました。

MUSH:出ますね。

G-YUN:それはGOLLBETTYをやりたいって話?

MUSH:やりたいっていうか、やれる日がくるのかなって。

G-YUN:そうなんだ。

CLASSY:俺とMUSHは解散してからも二人でスタジオに入ってGOLLBETTYの曲を合わせたりしてたからね。

G-YUN:へえ、知らなかった。

2YOU:G-YUNさんはソロ時代もトライアンパサンディ時代もGOLLBETTYとの向き合い方に悩んでいましたよね。

G-YUN:正直苦しかったし悔しかったです。GOLLBETTYは私にとって凄く大事なものだったし、その存在も影響も大きすぎて、解散後にソロやトライアンパサンディをやっていても「これはGOLLBETTYがあったからやれてることなのかな」とか「今の私の力じゃないな」って思ってしまって。それにお客さんの中にも「GOLLBETTYじゃなきゃ嫌だ」って思っていた人もいるだろうし。だから私はずっと苦しかったです。

2YOU:ソロにしてもトライアンパサンディにしても「元GOLLBETTY」という冠が絶対に付くわけで。でも元GOLLBETTYであることは間違いじゃないしっていう、その葛藤は見ていて感じていました。でもそこすら飲み込んだ瞬間がありましたよね。それはさっきも話にあったトライアンパサンディでGOLLBETTYの曲をやったときだと思うのですが。

G-YUN:トライアンパサンディでGOLLBETTYの曲をやったのも、今回7人でもう一度GOLLBETTYをやろうと思ったのも私の中では理由は同じなんですよ。

2YOU:自分の最大の武器を出す必要性を感じたとか。

G-YUN:武器っていうか、GOLLBETTYをやることで喜んでくれる人がいるなら良いんじゃないかなって思えたことが大きいですね。GOLLBETTYは私の中で最大の壁だったんです。だけど、トライアンパサンディのときも今回のAPOLLO BASE閉店も、その壁を壊すというか、もう一度自分のものにすることで喜んでくれる人がいるなら自分の中にあったGOLLBETTYに対する復活NGの考えを捨てても良いんじゃないかって思えるようになったんです。っていうか私が頑固なんです。頑固過ぎて色んなことを拒絶していたんですよ。だけど柴山さんや野口さんが連絡をくれたり、喜んでくれる人が沢山いたりして、その壁はなくなりました。

2YOU:APOLLO BASEの閉店を知った夜、「Easy Going」のMVを観たんですよ。

G-YUN:うわああああ。

2YOU:のMVを観て「APOLLO BASEでGOLLBETTYを観たい」と思って連絡したんです。あのMVにはコロナで失ったものが全て残されているじゃないですか。でももう一度、あの日の「Easy Going」を今のGOLLBETTYで更新して欲しいなって思うんですよね。だって最後のチャンスですよ。APOLLO BASE、なくなっちゃうので。うわ、今声に出したら急に実感が湧きましたけど、本当になくなっちゃうんですよね。

G-YUN:本当にびっくりしました。閉店のことはTwitterで知ったんですよ。そしたらすぐ柴山さんから連絡が来て「GOLLBETTYやらない?」って。なくなるなんて思っていなかったから本当にびっくりしました。

2YOU:でもそれはGOLLBETTYが解散するときも同じことを思いましたよ。ずっと居ると思っていたし。

G-YUN:そっか。そうですよね。

2YOU:当時のこと、話せたりします?

CLASSY:凄く生々しいことを言うと、みんなで続けるか続けないかの話があって、ふたつに別れたんです。その時にメンバーを変えて続けるのもなんか違う気がしたんですよ。

G-YUN:メンバーを変えて新しくバンドをやらないかって話もあったけど、でもそれだとお客さんの中にハテナが生まれちゃうから、それなら解散しようって言いました。

MUSH:僕は途中から入ったし「まじか」って思いでした。サポートから正式メンバーになったばかりの頃も一回解散の危機があったんですよ。

G-YUN:メジャーにいくときだよね。

MUSH:そう。仕事を辞めてGOLLBETTYに入ったらすぐ解散の危機がくるっていう。そこから3年間GOLLBETTYとして活動して、僕は正直解散したくなかったから続ける方法がないか考えていました。だけどやっぱり続けることが厳しくなって期待を持たせる活動休止じゃなく解散を選択することになったんです。

2YOU:解散ライブ、凄かったですよね。

CLASSY:最初から飛ばし過ぎて前半4曲で力尽きました(笑)。最後だからかっこいいとこを見せようと気合いが入り過ぎて、途中からもう全然動けなくなって(笑)。

G-YUN:今度のAPOLLO BASEの日、大丈夫?二の舞にならんといてよ(笑)。

HIROAKI:あの日の「Ms.SUNFLOWER」の間奏が完璧だったんですよ。GOLLBETTYの全てがあの間奏に集約されていた気がして。それくらい整っちゃったんですよ。変な言い方ですけど「これでもういいや」ってくらいやり切った感じがして。

CLASSY:うん。やりきった感じはあったね。

HIROAKI:ライブが終わってそのまま楽屋で乾杯したもんね。しんみりするとか泣くとかじゃなくて。でもそれが良かったと思う。楽しく終われたなっていう。本当に晴れ晴れした気分で解散出来たと思う。そしてまたGOLLBETTYとしてあの日の続きをやれることも凄く嬉しく思いますね。

2YOU:意地悪な質問してもいいですか。

G-YUN:柴山さんなら。

2YOU:11年振りにGOLLBETTYとして集まってみて、GOLLBETTYを続けたいなって気持ちはあったりしますか?

MUSH:あります。

G-YUN:即答(笑)。

MUSH:正直続けたいです。GOLLBETTYはやっぱり僕たちにとって凄く大きいものなんですよ。解散してからもずっと。名古屋組で会う度に「やりたいね」って話もしてきたし。でも「無理だろうな」って気持ちがあったから。

CLASSY:うん。無理だと思ってたよね。

MUSH:だからこそ今回GOLLBETTYのライブが実現出来て、これを一回で終わらせたくないなって気持ちは正直あります。

HIROAKI:あるよね。

MUSH:別に数年に一回だって良いし。

CALASSY:俺はまずはAPOLLO BASEに集中したいから今はまだ先のことは考えられないですけど、7人でスタジオに入って感じたのは、バンドをやるのが楽しいんじゃなくて7人でGOLLBETTYをやることが楽しいと感じたので、その気持ちがライブ後にどうなるかは自分でも楽しみですね。

HIROAKI:確かに7人でGOLLBETTYをやるのが楽しいよね。だって7人で集まるなんて夢みたいなところがあったから。だからこの7人でまた集まれるきっかけをくれたAPOLLO BASEには感謝しています。本当に。

2YOU:G-YUNさんはどうですか?

G-YUN:うーん。うーん。難しい!

全員:爆笑。

G-YUN:やっぱり今回の復活はAPOLLO BASEの閉店があったから迷いもなく再結成出来たし、フルメンバーでやろうって話になったけど、実際集まってみると良いとこも悪いとこも変わってなくて(笑)。

MUSH:悪いとこも(笑)。

G-YUN:7人でまたやれることは奇跡的なことだし嬉しいけどね。でもAPOLLO BASEのステージに立ってみないとこれからのことは分からないのが正直な気持ちです!

HIROAKI:まあ、また誰かに誘われたら考えようよ。

2YOU:勝手な意見ですけど、もうわざわざ解散する必要もないと思うんですよ。

MUSH:なるほど。

2YOU:だからライブが毎月でも、10年に1回でも、そこにGOLLBETTYが存在してくれていたらファンとしては嬉しいです。じゃあまたライブ誘いますね。

G-YUN:あははは。待ってます(笑)。

interview by 柴山順次

MESSAGE FROM GOLLBETTY

G-YUN
私達の育ての親みたいなアポロが無くなってしまうと寂しさの中だとしても、GOLLBETTY復活で嬉しい‼️の気持ちを皆の中に生むことが出来たのなら、そんな嬉しいことはないです!
12年ぶり、最後なるあのステージで、全力で歌うよ!来られない子にも絶対届くように!!
全員でタイムスリップ。奇跡みたいな日になるよ!

MISSY
デビューから1番お世話になり育ててくれたライブハウス、それがアポロです。
GOLLBETTYにとってとても大切で思い出が沢山あるライブハウスです、
そのライブハウスが無くなるのは凄く寂しく、残念ですが、今はAKI3の想いも乗せて8人で12年ぶりに音を出しアポロでのワンマンライブを全力で楽しもうと思っています!

CLASSY
GOLLBETTYとしてLIVEできる日がまた来るとは思っていませんでした。
今から楽しみで仕方ありません。
久々にメンバーとスタジオに入ったときのワクワク感そのままステージにあがります。
またみんなで特別な一日を作りましょう!
パッション!!

MUSH
あの頃感じていた毎日のドキドキやワクワクが今蘇っています。止まってた秒針を進めてくれたのはGOLLBETTYを待ってくれていたみんなの思いがあってです。
感謝の気持ちを込めて演奏します!当日会えるのを楽しみにしていますね!

SHODAI
12年振り…ちょっと長すぎてピンときません(笑)
アポロがなくなってしまうのはめちゃくちゃ寂しいけど、アポロのおかげでまた集まって音楽ができるのは奇跡だし、感謝しかないです。
またみんなで遊びましょう!!

TAKA-P
アポロへの愛と感謝を胸にライブ当日は、誰よりも楽しむつもりです。当時の思い出に浸りながら、みんなでワイワイしましょう。
いろんな人に会えるのを楽しみにしています。

HIROAKI
アポロで見たいろんなバンドに憧れてここのステージに立つことを夢見てきました。
悲しいけどまたこのステージに立たせていただける事を嬉しく思います。
そしてなにより7人でまたバンドマンになれたことに感謝です。

GOLLBETTYワンマンライブ
Thank you APOLLO!!
2022年2月19日(土) 名古屋APOLLO BASE
生配信+アーカイブ配信
配信チケット
https://eplus.jp/gollbetty/
※購入は2/23(水)18:00迄
※配信期限➡︎2/23(水)23:59迄

関連記事

ONLINE SHOP