インタビュー
インタビュー
2YOU:MakiとKUZIRAはFREEDOM出演は何度目ですか?
響:Makiは初めてですね。
竜之介:僕らは3回目です。2018年はオーディション枠で出演しました。オーディションって本当にドラマがあるんですよ。僕らも最初はFive State Driveに負けて出れなかったので。
響:Makiはドクターソウルに負けましたね。
綿谷:そういうドラマはオーディションを受けてくれたバンドの数だけきっとあるよね。
2YOU:2人が初めてFREEDOMに行ったのは?
響:僕は中2の頃ですね。親父に連れていってもらったんですよ。
綿谷:それ、凄いね。
響:2011年ですね。SiMやグッドモーニングアメリカが出ていた年で。初めて行ったフェスもFREEDOMなんですよ。
竜之介:僕はWANIMAが出ていた年なので2015年のFREEDOMに初めて行きました。WANIMAのバンTを着て行ったんですよ。最初は普通に客として行っていたから地元の有名なフェスっていうイメージだったけどバンドマンになってからはずっと憧れのフェスですね。
2YOU:綿谷さんがMakiとKUZIRAと出会ったのは?
綿谷:Makiはうちの元社員が「良いバンドがいる」って教えてくれたんですよ。KUZIRAはSNSで見掛けて気になってParty’zにライブを観に行ったのが最初ですね。ライブがやばくて。
竜之介:それはどっちのやばいですか(笑)。
綿谷:いや、両方(笑)。演奏はめちゃくちゃ下手だけどフロアはめちゃくちゃ盛り上がっていて。あとその頃から竜の歌だけは本当に凄いなって思ってた。
響:確かに竜くんの歌を初めて聴いたときは衝撃でしたね。
綿谷:でも演奏は酷かったけどね。(一同笑)
2YOU:おふたりともFREEDOMにはスタッフとしても参加されてますよね。
響:そうですね。
綿谷:地元のバンドマンには本当に助けてもらっています。
響:だからこそオーディションで出演するバンドのライブを観るのが悔しくて。勿論僕らも出演者として出たいじゃないですか。でもオーディションで負けたらその年は裏方としてFREEDOMを支えるんです。勿論悔しいですよ。THE NOiSEがFREEDOMでライブをしているのを観たときとか、先輩ですけど死ぬほど悔しかったですし。
竜之介:僕らはFive State Driveに負けたんですけど、FREEDOMの当日、Five State Driveのライブを袖からHEY-SMITHの猪狩さんが観ていて。「FREEDOMに出たら猪狩さんに観てもらえるんだ!」って思ったのを覚えています。そのときは雲の上の存在だったので。
綿谷:その時は?(一同笑)
竜之介:いやいや、今も神です(笑)。
2YOU:MakiとKUZIRAの付き合いは?
響:僕らがTRUST RECORDSに入ったときはお互い知らなかったですね。会ったこともないくらい。KUZIRAっていうバンドがTRUST RECORDSからデビューするって噂を聞いて「KUZIRAってなんやねん」って思ってたので(笑)。
竜之介:あははは。でも僕もそんな感じですよ。Makiは有名なバンドのオープニングアクトによく出てるなって印象だったし、負けたくないなって。
2YOU:TRUST RECORDSに入ったのは同じくらいの時期でしたっけ?
響:ほぼ一緒ですね。僕らがちょっと先くらい。
綿谷:Makiが2017年で、KUZIRAが2018年の頭なのでほぼ一緒ですね。
2YOU:綿谷さんがバンドと契約するのは何が決め手なんですか?
綿谷:直感です。
響:かっけー。
綿谷:直感しかない。
響:誘われるとき、何も言われないままちょっと高そうおな焼肉に連れて行ってもらったんですよ。「好きなものを好きなだけ食べていいよ」って。
綿谷:鉄板パターンだね。でもKUZIRAは連れて行ってないかも(笑)。熊野(KUZIRA)にこの前聞いたら「カフェに連れて行ってもらいました」って言ってた(笑)。
竜之介:Makiとの格差!
響:あははは。でも何で呼ばれたか分からないから全然肉が喉を通らないんですよ。食べ終わって、最後に「本題なんだけど」って。先に言えや!(一同笑)
2YOU:FREEDOMにはTRUST RECORDS所属だからって出演出来る訳じゃないのもいいですよね。実際にTRUST RECORDSのバンドもオーディションでがんがん落ちる訳で。
綿谷:FREEDOMとTRUST RECORDSは完全に別物なので。そこをごっちゃにしたら駄目だと思っているんですよ。TRUST RECORDSに入ったらFREEDOMに出れるっていう図式になってしまったらどっちも終わっていくなって。そこはフェアにいきたいですね。
2YOU:だからこそバンドの数だけドラマがあるんですよね。特にオーディション組のストーリーには毎年グッときます。
響:KUZIRAの「Backward」のMVがFREEDOMの映像で出来てるじゃないですか。凄く感動したんですけど、同じくらい悔しかったですね。同じタイミングでTRUST RECORDSに入ったので。
竜之介:綿さんとのグータッチのシーン、あるでしょ。
響:あのシーン、めっちゃ感動した。
竜之介:あれ、やらせだからね。
綿谷:やらせじゃないし。(一同笑)
2YOU:今年のFREEDOMは例年とは会場も変わりFREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-としての開催ですが。
響:今年は今年にしか出来ないことがあると思います。僕らが普段ライブハウスでやっていること、やってきたことを思いっきり出せるようなライブをしたいですね。
竜之介:今年のFREEDOMは野外から室内に変って、今のこの状況の中でどうやってフェスを開催するかっていうのが課題になっていると思うんですけど、僕の好きな外国のフェスみたいに肩車しておっぱい出してみたいなのはちょっと我慢して、やれることを最大限でやりたいですね。
2YOU:綿谷さんがMakiとKUZIRAに期待することはありますか?
綿谷:インタビュータイミングではまだ正式に決めてないんですけど、重要なポジションはMakiとKUZIRAで決めてるんですよ。
響:まだ何も聞いてない(笑)。
綿谷: MakiかKUZIRAに任せたいんですよね。どっちがどっちになっても良いライブをしてくれると信じているので。
響:(まだ内緒)だったら酒が飲めるなあ(笑)。
竜之介:でも(まだ内緒)も楽しいよね。
綿谷:まあタイムテーブルの発表を楽しみにしていて下さい。
響:どっちになっても絶対良いライブしますよ。お互いライバル視してる部分もあるしバチバチなライブが出来るんじゃないかな。
竜之介:ライバル感はあるよね。
響:俺の方がモテますけど。
竜之介:いや、俺の方がモテますね。
綿谷:あははは。でも大事なポイントを任せられるバンドが同時期に仲間にいることは素直に嬉しいですね。
2YOU:この時期の開催はフェス参加者だけじゃなく色んな方面にメッセージを放つことになると思うのですが。
竜之介:極端なことを言うとFREEDOMの在り方や僕らの発言で日本のフェスが変わる可能性もあるじゃないですか。自粛ムードの中の開催で色々言われることもあると思うんです。だけど僕達にとってはこれが生活だし、遊びじゃないし、そういうメッセージをステージから投げかけたいですね。
綿谷:頼むよ。
響:世間に僕らの意思を見てもらえる瞬間でもありますからね。
綿谷:頼むよ。
響:さっきから人任せ(笑)。
2YOU:ルールとかマナーとか言いたくないですけど出演者もお客さんもみんなが意識していかないと文化が終わってしまいますからね。
綿谷:本当に。ぶち上っちゃう気持ちも分かるんですよ。だって出演者も最高だし、最高のライブをしてくれるはずだから。でも僕はFREEDOM NAGOYAをこれからも続けて行きたいし、守って行きたいので。あれこれ制限を言葉にしてうるさく言いたくない気持ちがあったり、(理想は)言葉にしなくても伝わってほしいとも思ったりもしますが、今回だけはハッキリと言葉にしていきます。FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-を成功させたいので、皆様決められた注意事項はしっかりとお守りくださいますようお願い致します。同じ音楽やフェスを愛するもの同士、皆さんと最高の1日を作りたいです。
響:任せて下さい。モッシュしたらディープキスするので。
竜之介:そこは任せて下さい。
綿谷:何を任せるの(笑)。
響:でも真面目な話、何かを我慢した先には絶対に楽しいことがあるから。モッシュとかダイブとか、今年は出来ないけど、出来ない中でも楽しめるようなライブを絶対にするので楽しみにしていて下さい。これまでのFREEDOMを今年のFREEDOMで越えてみせるので。
竜之介:新しいFREEDOMの幕開けをみんなで作りたいですね。
綿谷:本当に良い幕開けにしたいね。MakiもKUZIRAも期待しています。
FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
2021年6月19日(土)
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
8:30引換開始/ 9:00開場/ 10:00開演/ 20:00終演予定
料金:入場無料ただし1drinkとして¥600必要
入場方法:入場には「1ドリンク付き入場引換券」の事前購入が必要です。