インタビュー

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO- 対談【インタビュー】

今年で11回目となる名古屋発大型無料フェス「FREEDOM NAGOYA」。コロナ禍の開催となる今年は慣れ親しんだ大高緑地よりAichi Sky Expo(愛知国際展示場)に会場を変え「FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-」としての開催となる。今対談ではkaito(Paledusk)、ハローユキトモ(ヤングオオハラ)、RUI(See You Smile)、ユウ(SHE’ll SLEEP)といった出演者の中で最もフレッシュでヤンチャなバンドに集まってもらった。実行委員長である綿谷氏の想いを届けつつ、若手から見るFREEDOM NAGOYAを語ってもらう。

Paledusk / Kaito
ヤングオオハラ / ハローユキトモ
See You Smile / RUI
SHE’ll SLEEP / ユウ
FREEDOM NAGOYA実行委員長 / 綿谷”wata” 剛
interview by 柴山順次

2YOU:皆さんのFREEDOM NAGOYAの印象は?

Kaito:初めてPaleduskが出たときはまだめっちゃ小さいテントのステージだったんですよ。そういうステージだから音響もやっぱりメインのステージとは違うじゃないですか。で、俺たちは同期をがっつり使うバンドだから前の日からみんなで音作りを考えて準備万端でFREEDOMのステージに立ったんですけど、トラブルで同期が何も流れていなくて(笑)。あとライブ中、テントの中にスズメバチが入ってきてずっと飛んでいたんですよ。それがめちゃくちゃ怖くて。だから凄く嫌なイメージがあります。(一同笑)

綿谷:いきなり嫌な話するやん(笑)。

Kaito:怖かったから(笑)。でも良い印象も勿論あって、県外で初めて出たフェスがFREEDOMだったんですけど、若手の頑張ってるバンドをちゃんと見つけてくれるフェスだなっていうのはずっと思っていますね。

2YOU:若手にもチャンスがあるのはFREEDOMの特徴かもしれないですね。

Kaito:本当にそう思います。

Rui:俺らは毎月名古屋にライブに行ってたんですけど、そこをちゃんと見てくれているんだなっていうのは思いましたね。See You Smileはフェスに出るのがFREEDOMが初めてなので凄く呼んでもらえて嬉しいです。

ユキトモ:FREEDOMは良い意味でごちゃごちゃしてるのも良いですよね。あのごちゃごちゃした感じが俺達みたいなバンドには心地良いから好きです。

ユウ:バンドを始めたころからFREEDOMずっと知っていて、入場無料であんなに大きなフェスを作ってるのは凄いなって思っていました。仲間のバンドも沢山出ていたから羨ましかったんですけど、ちゃんと若手にも声を掛けてくれて嬉しいですね。

2YOU:そこはライブハウスが運営しているフェスならではですよね。バンドと距離が近いし、若手に対する想いも反映されていると思うんです。

綿谷:やっぱり若いバンドって元気と溢れんばかりのパワーがあるじゃないですか。僕もそういうバンドから影響を受けることが多くて。若くて勢いもあって元気でイケてる。そんな若いバンドに出てもらえるのは僕としても嬉しいことなんです。あとFREEDOMが初めてのフェス出演ですって言うのもしっかり狙ってます。だけど危惧してることもあって。

2YOU:まあ、この面子を見たら(笑)。

綿谷:そうなんです。どうしたって暴れたくなるじゃないですか。主催側としてはその気持ちを制限したくないんですよね。でもやっぱり今のこの状況の中でFREEDOMを開催するには制限しないといけないことが沢山あって。だからこの対談ではFREEEDOM出演バンドの中でも要注意バンドを集めました。

ユキトモ:それはフリですよね?

綿谷:ほら、そうなるじゃん(笑)。フリじゃないから。

ユキトモ:やっちゃえってことですよね?

綿谷:俺だって本当はこんなこと言いたくないんですよ。でも緊急事態宣言が延長されて6月19日は宣言期間中での開催だから、定められたガイドラインの中でやらないと開催自体出来ないので。もしかしたら緊急事態宣言エリアでフェスをやるのってFREEDOMが日本で初めてかもしれなくて。それを考えると本当にしっかりと対策をして臨まないといけないなって。

2YOU:そう考えると確かに今日集まった面子は危険人物だらけですよね。

綿谷:だから今日はみんなと気持ちを共有して、最高のFREEDOMを作るための俺の気持ちを伝えたいなって。勿論制限はしたくないですよ。でも制限の中でも最大限思いっきりやってくれるバンドだと思っているので。

2YOU:4バンドとはどのように出会ったのですか?

綿谷:PaleduskはENTHのツアーで福岡のQueblickに行ったときに遊びに来てたのが最初かな。

Kaito:そうですね。まだ10代だったと思います。

綿谷:PaleduskとENTHが一緒になったらアホな遊びに巻き込まれるから遊びたくないんですけどね。遠巻きに見てる分には最高なんですけど(笑)。

Kaito:綿さんやENTHは名古屋に行くと遊んでくれる良いお兄ちゃんって感じなんですけど、たぶんRAD CREATIONのみんなが居なかったら名古屋でライブしても楽しくないかも。名古屋に着いた瞬間から打ち上げまでずっと遊んでくれるから。だから名古屋でライブするのが楽しいんですよ。

ユキトモ:それは凄く分かるなあ。名古屋にくるといつもはっちゃけちゃうもん。綿さんもいつも俺達に付き合ってくれるから、今回RAD TUBEで真面目にFREEDOMを語ってる綿さんを見てびっくりしたんですよ。「この人、仕事するんだ」って。(一同笑)

綿谷:そういう部分はユキトモには見せてないもんね。いつも名古屋や沖縄で遊んでばっかりだし。でもヤングオオハラは本当に最高のバンドなんですよ。俺、ランニング中にめっちゃ聴いてます。頑張ろうって思えるんですよ。

ユキトモ:頑張って!(一同笑)

綿谷:だからそういう意味でも今年のFREEDOMにはヤングオオハラに居てほしかったんです。勿論それはみんな一緒ですけど。

RUI:でも実はSee You Smileはそこまで綿さんと深い関係ではないんですよ。

綿谷:確かにまだちゃんと飲んだり、じっくり話はしてないね。

RUI:僕らってコロナ禍以降ガツガツ活動するようになったから、そこを見てくれてる印象はあって。だからこれから色んなことを一緒にやっていきたいですね。真面目なこともふざけたことも。そうやって深い関係を作っていけたら嬉しいです。

綿谷:See You Smileはセンスがいいじゃないですか。新しい曲もMVも(Golden Life)もチェックして、すげー!!最高―!!って思ったし。こういうバンドが開花していく瞬間を見れるのはライブハウスの醍醐味だし、今回FREEDOMに出てもらえるのは凄く嬉しいです。

2YOU:SHE’ll SLEEPとはどうですか?

綿谷:ユウサクとは結構飲んでるよね?

ユウ:飲んでますね。

綿谷:ユウサクはいつも潰れてるけどね。(笑)

ユウ:俺らがはっちゃけていても綿さんは傍から見てるって感じじゃないですか?

綿谷:違うんだよ。俺も一緒になって飲んでるんだけど、その頃にはユウサク達の記憶がないだけだよ。

ユウ:あははは。

綿谷:SHE’ll SLEEPもこの先もっと大きくなると思うし、初めて出るフェスがFREEDOMなのも凄く嬉しいですね。

2YOU:コロナ禍での開催となる今回のFREEDOM。皆さんはどんなライブをしたいですか?

Kaito:時代に逆らいたいですね。俺らはアンダーグラウンドシーン以外でライブしてるバンドの中ではそこを一番考えているバンドだと思っていて。HIP-HOPとかアンダーグラウンドシーンではそういうアーティストはいるしガイドライン関係なくやってるシーンもあって。俺はそれを一概に悪いとは思っていないっていうか。

綿谷:うん。

Kaito:だから綿さんが心配してるんだと思うんですよ。だからこそはっきり明言しておきますけど、人に呼んでもらったイベントでルールを破ってやるのはパンクでもハードコアでもなく、ただの迷惑だと思っているので、Paleduskはしっかりやりますよ。ガイドラインの中でもかっこいいライブが出来るのを見せてやろうと思っています。俺達のイベントだったらいいけどこれは綿さんのイベントだから。まあ、チンチンくらいは出すかもしれないですけど。

綿谷:チンチンくらいだったら俺はいいけどね。でも会場的には駄目か(笑)。

Kaito:コロナにチンチンは影響ないですからね。でも本当に何も心配いらないです。ちゃんとルールの中でかっこいいライブするので。

綿谷:ありがとう。ヤングオオハラも大丈夫かな?

ユキトモ:やれる中で楽しいことを考えます!

ユウ:うちは安全枠だから安心してください。

綿谷:そう?割とSHE’ll SLEEPもヒヤッとすることあるよ(笑)。See You Smileも。みんな心配だな。

RUI:モッシュとかダイブって意味じゃなくて、精神的な面で暴れたいですよね。今の状況をネガティブに考えるんじゃなくて、楽しくライブしたいじゃないですか。今って凄く現場がピリピリしてるけど、それってフェスとして全く楽しくないじゃないですか。

綿谷:うん。まさにRUIの言う通りで、根底には「やるから当然ハッピーに楽しくやろうよ」っていう気持ちでいるから「あれ駄目これ駄目」とかしつこく言いたくないんですよ。そこは言わなくても分かってほしい部分でもあって。でも、この状況の中なので、もちろん守らないといけない約束事はあるんですけど。ただ、それさえ守ればあとは誰に何も言わせずにみんなで楽しく遊ぼうぜ!!って事です。なんか楽しむことを罪みたいな風潮があるけど、守るべき事を守ったら楽しんだって良いと思う。この1年以上、今まで当たり前にあったライブやフェスが簡単に延期になったり、中止になったりする今だからこそ、せっかく来てくれるなら全員に楽しんで欲しい。ピリピリしてたって俺達も楽しくないですから。

RUI:それは俺達のスローガンでもあって。せっかく来てくれる人にガヤガヤ言いたくない。心から楽しんで欲しいですよね。

2YOU:この状況下での開催は主催側もバンドも参加者もみんな想いがあると思います。最後に意気込みを聞かせて下さい。

Kaito:初めてFREEDOMに出た時は小さいステージだったけど今回は大きいステージを任せてもらって、それが単純に成果として嬉しいですね。「来年誘っても、もう出てくれないだろうな」って綿さんに思わせるくらいのとんでもないライブを見せたいし、その上でまた誘ってもらえるようなライブをしたいですね。それで誘われたら「FREEDOMはもう大丈夫です」って断るみたいな。

綿谷:あははは。頼もしい。

ユウ:SHE’ll SLEEPはコロナ禍で活動が活発になったからフェスに出るのはもうちょっと先だと思っていたんですけど、FREEDOMに呼んでもらったので良いライブします。これはチャンスでもあるので。

RUI:そう、本当にチャンスだと思うんですよ。初めて観てくれる人も沢山いると思うし、そういう人がライブハウスにもまた来てもらえるようなライブをしたいですね。

ユキトモ:会場が変わって1回目のFREEDOMに俺達を新しい風として呼んでくれたことに感謝です。思いっきりやります。

2YOU:最初にも話しましたけどFREEDOMはライブハウスに根付いたフェスで、ライブハウスで綿谷さんが出会ったバンドとかっこいいものを一緒に作りたいという思いだけで成り立っているのが凄く理想だと思うんです。この対談で集まった4バンドが普段どんなライブをしていて、当日どんなライブをしてくれるのか、本当に楽しみですね。

綿谷:さっきも言ったけど、開催を断念せざるを得なかったフェスやライブも沢山あると思うんですよ。(その判断は全く否定はしないという前提で。)だけどFREEDOM NAGOYAは不要不急と言われ続けながらも、ここまで十二分に対策を取りながらなんとか耐えてきたライブハウスが主体となったフェスなので、ライブが、ライブハウスが、やっぱり僕らにとって必要なんだということを音楽を愛する皆さんと証明したいんです。自分だけがとか自分達だけが楽しければいいんじゃなくて、定められた約束をちゃんと守った上でも思いっきり楽しめるはずだし、いつかあの頃のライブハウスやフェスが戻ってくるまで音楽を止めたくない。だからみんな、宜しくお願いします。

Paledusk
https://www.paledusk.com/

ヤングオオハラ
http://youngoohara.com/

See You Smile
https://www.seeyousmile-jp.com/

SHE’ll SLEEP
https://www.shellsleep.com/

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
2021年6月19日(土)
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
8:30引換開始/ 9:00開場/ 10:00開演/ 20:00終演予定
料金:入場無料ただし1drinkとして¥600必要
入場方法:入場には「1ドリンク付き入場引換券」の事前購入が必要です。

第1弾アーティスト
ammo / Hakubi / KUZIRA / Maki / Paledusk / TETORA / Track’s / カネヨリマサル / ヤングオオハラ

第2弾アーティスト
Hump Back / POT / SHANK / SHE’ll SLEEP / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / WOMCADOLE / コールスロー

第3弾アーティスト
ENTH / HEY-SMITH / reGretGirl / See You Smile / This is LAST / アイビーカラー / ザ・モアイズユー / バックドロップシンデレラ / 豆柴の大群 / Goodbye Mozart(2020年オーディション勝者) / CROWSALIVE(4/29オーディション勝者)

最終アーティスト
Dizzy Sunfist / FLOW / LEODRAT / ROTTENGRAFFTY / Unblock / ハンブレッダーズ/プッシュプルポット / amplest(5/8オーディション勝者) / ねぐせ。(5/15オーディション勝者) / GEREN(5/16オーディション勝者) / King of Roar(5/21オーディション勝者) / フラワード(NSMオーディション勝者)

FREEDOM NAGOYA 2021 -EXPO-
http://freedom.radcreation.jp/

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