INTERVIEW

Cellchrome

ここ名古屋でまた新たな伝説が始まろうとしている。2015年11月に結成されたロックバンド、Cellchrome(セルクローム)。あらゆる音楽ジャンルを吸収し独自の感性でアウトプットする彼らの繊細かつ洗練された音楽はライブハウスシーンだけでなくお茶の間にもアプローチ出来るクオリティの高さ。今回2YOUでは8月にメジャーデビューすることが発表されたCellchromeのパーソナルな部分に迫るべくメンバーに話を訊いた。名古屋から全国へ起きるであろうCellchrome現象をこれからくまなく追っていこうと思う。

Q.みなさんが出会ったのはいつ頃なんですか?

陽介:僕以外の3人は結構長い付き合いだよね。

Mizki:ニワケンと僕は高校生の頃に出会いました。

ニワケン:もう5、6年の付き合いですね。Mizkiとはバンドメンバーを探しているときに出会ったんです。

tatsuma:僕とニワケンの出会いも高校の頃で。お互い高校生バンドをやっていてライブハウスで知り合ったんです。その後、当時ニワケンがやっていたバンドと僕がローディーをしていたバンドがライブをする機会があって再会したんですけど、その直後にドラムに誘われて。

Mizki:陽介が入ったのはその2年後くらいですね。

Q.その後、2015年11月にCellchromeを結成する訳ですが。

tatsuma:陽介君が入って方向性も変わったので心機一転新しいバンドを組もうと結成したのがCellchromeの始まりなんですよ。

陽介:僕がポップ脳だから結構変わったよね。

tatsuma:それまでは結構ラウドっぽいバンドだったんですけど、お茶の間で流れるようなバンドを目指したくて。

Q.以前のバンドではラウド要素が強かったとのことですがみなさんのルーツやバックボーンは?

Mizki:小学生の頃からピアノはやっていたんですけどギターにはまったのは高校の授業でアコースティックギターを触ったことがきっかけですね。授業の一環でグループの発表会があってバンドを組む面白さを知ったんです。最初はギタリストになりたかったんですけど気付いたらヴォーカルをやっていました(笑)。

ニワケン:前のバンドを組んだときヴォーカルを探していて、中々良いヴォーカルがいなかったので当時のメンバーに「とりあえず1人イケメンがいるから連れて行くわ」って(笑)。

tatsuma:とりあえず連れてこられたイケメンがMizkiだったと(笑)。

Mizki:顔かよ(笑)

ニワケン:実際、歌が良いなって思ったのは結構後の方です。(一同笑)

Q.ニワケン君はどうですか?

ニワケン:僕は小学生の頃に親が聴かせてくれたロックや中学の頃に友達が聴かせてくれたメロコアが原点ですね。それでライブハウスに行くようになったんですけど、初めてマキシマム・ザ・ホルモンを見てベースに衝撃を受けまして。それがきっかけでベースを始めました。最初は高校の軽音楽部に入ろうと思ったんですけどヤンチャそうな人が沢山いて怖かったので自分でバンドを組んでライブ活動をするようになったのがバンド人生のスタートですね。そのときはラウドやメタルをやっていました。

tatsuma:ニワケンがやっていたそのバンドのライブを観て感銘を受けたのが僕っていう(笑)。学生バンドの中では圧倒的にクオリティが高かったんですよ。

Q.tatsuma君がドラムを始めたのは?

tatsuma:僕も音楽を始めたきっかけはドラムじゃなくてピアノなんですよ。でも親にやらされている感覚だったので何か違うなって思っていて。それで中学の頃にゲーセンでギターフリークスやドラムマニアっていうゲームをやって「これなら本物でも叩けるんじゃない?」って思い親にお願いして電子ドラムを家で叩かせてもらい始めたんです。だけど想像以上にドラムが難しかったので1回辞めてしまって。

Q.ドラムを再開したのは何かきっかけがあったのですか?

tatsuma:実は当時バンドよりEXILEが好きだったんですよ。だからバンドに何の所縁もなくて。でもあるときEXILEとGLAYがコラボしているミュージックビデオを見て「こんなにバンドってかっこいいんだな」って思ったんですよ。それでバンド熱が再熱してもう一度ドラムを始めたんです。

Q.GLAYに衝撃を受けてドラムを始めるのって珍しいですよね(笑)。

tatsuma:確かに(笑)。本当はベースがやりたかったんですよ。でもドラムをやっていた経験もあったしドラムかなって(笑)。

Q.陽介君はどうですか?

陽介:小学生の頃って休み時間になるとみんな外でドッジボールとかするじゃないですか。でも僕は音楽室で木琴で遊ぶような子供だったんですよ。なので音楽は好きでしたね。バンドに興味を持ったのはお父さんが聴かせてくれたレッド・ツェッペリンがきっかけです。そんなある日、お父さんがエレキギターを買ってきてくれたんですよ。そこからひたすらギターを弾く日々が続いて高校ではアコースティックギターの弾き語りの部活に入りました。本当は軽音楽部に入りたかったんですけど僕の通っていた高校にはなくて(笑)。高校卒業後は音楽の専門学校でギタリストを目指して勉強していたのですがギターだけで有名になるのは難しいと思ってバンドに入って今に至る感じですね。

tatsuma:陽介君の弾き語り、凄く良いんですよ。

Mizki:歌も僕より上手いかもしれない(笑)。

陽介:流石にそれはないって(笑)。

Q.ちなみに4人が共通して好きなバンドとかっていたりしますか?

全員:SIAM SHADE!

Q.全員で即答(笑)。

Mizki:ギタリストとしてDAITAさんを一番尊敬しています。

tatsuma:日本のロックドラマーで影響を受けているのは完全に淳士さんですね。

陽介:僕がこのバンドに入るときの課題曲もSIAM SHADEでしたからね(笑)。

tatsuma:僕ら世代ってELLEGARDENやBUMP OF CHICKENに影響を受けているバンドマンが圧倒的に多いんですけど、この4人は全員SIAM SHADEですからね。運命ですよね(笑)。

Q.Cellchromeとして目指す音楽性は?

Mizki:SIAM SHADEとはまた少し違うかもしれませんがお茶の間でも聴いてもらえる音楽を目指しています。誰が聴いても心に残るような、聴いた人に共感してもらえる音楽を作りたいです。Cellchromeをやるまでは自分の思いをぶつけるような歌を歌っていたんですけど、今は聴いてくれる人が前向きになったり悩みから救えるような音楽がやりたいんですよ。そういう気持ちもありながらライブはみんなで思いっきり楽しんでやれたらなって。

tatsuma:以前はラウドシーンで戦っていたこともあって、攻撃的なライブスタイルだったと思うんですよ。誰も捕れないボールを投げるスタイルというか。でも今は楽しくキャッチボールしたいなって。楽しさを共有出来ることを大事にしたいんですよね。

陽介:僕らとお客さんで楽しい空間を作っていきたいですね。

Q.メンバーの関係性も良さそうですよね。お互いをどう思ってますか?

ニワケン:Mizkiは真っ直ぐですね。音楽に対しても何でもとにかく真っ直ぐ。他のメンバーは論理的に考えることが多いんですけどMizkiは感情で突っ走るタイプなんですよ。全員がそうだと違う方向に行ってしまうけどバンドの顔であるMizkiがそういうタイプなのはバンドを引っ張るって意味でも凄く良いなって。もし暴走したらそこはメンバーが修正すればいいし。

陽介:僕と真逆の感情タイプだからよく対立します(笑)。

Mizki:言い合うことが多いんですよ。

陽介:それをニワケンが冷静に判断するっていう。(一同笑)

Q.孫悟空とベジータの言い合いをピッコロが冷静に諭すみたいな。

tatsuma:あははは。うまい!

陽介:その例え、これから使わせてもらいます(笑)。

Q.ニワケン君はどうですか?

tatsuma:いつも冷静かつ客観的に物事を見ているなと。そこはMizkiとは全然違いますね。悪く言えば熱がない(笑)。

ニワケン:そんなことないよ(笑)。

Mizki:冷静過ぎて出会った頃はバンドでコミュニケーションを上手くとれるか不安でしたからね。でも一緒にバンドを続けてきた中で意外と秘めた闘志があることが分かって見方は変わりましたね。

tatsuma:バンドの修正係だよね。

陽介:あとはこう見えてヤンチャな面がある(笑)。打ち上げとかね(笑)。

tatsuma:そうそう。打ち上げの席では僕らが修正する方です。(一同笑)

Q.陽介君は?

Mizki:僕とは対照的ですね。音楽も凄く勉強してるし。

tatsuma:発言に全て裏付けがあるよね。

Mizki:そうそう。だから説得力があるし信頼も出来るんです。

tatsuma:楽曲面ではバンドの司令塔だし。

ニワケン:陽介が入って曲作りのペースも上がったしね。

陽介:みんな、もっと褒めてくれて良いんだよ。

tatsuma:それくらいかな。

陽介:嘘でしょ!まだあるでしょ!

tatsuma:あ、部屋が綺麗です。(一同笑)

Mizki:生活観がないよね。

tatsuma:そこは曲作りにも出てるよね。うちは基本的にMizkiと陽介君が曲を作るんですけどデモを聴いてもMizkiはギターを掻き鳴らしていて雑音も凄いんだけど、陽介君は完璧に作り込んでくるんですよ。歌もハモリも自分で入れて、ギターもベースもドラムも入れたものを送ってくれる。このスタイルの違いは面白いなって。

陽介:つい作り込んじゃうんですよね(笑)。

Q.ではtatsuma君は?

陽介:ノリですね。人生ノリで生きてる人。バンドのムードメーカーです。

Mizki:バンドの見せ方を誰よりも意識しているなって思う。SNSの写真の上げ方とか。

tatsuma:陽介君は写真のセンスがないんですよ(笑)。変な写真でも容赦なくSNSに公開するから「それはマイナスプロモーションだよ!」って。なので楽曲面じゃない修正係は僕なのかもしれないです(笑)。

ニワケン:あとアンテナの張り方は凄いですね。情報網を張り巡らせているので色んな繋がりもあるし。

Q.1年半前くらいに僕がライブハウスで友達と名古屋のバンドの話をしていて「良いバンドいる?」って聞かれてCellchromeの名前を出したんですよ。そしたら段差の真上にいた人が僕に「それ僕です」って声をかけてきて。それがtatsuma君だったんですよ。

陽介:凄い!

tatsuma:それめちゃくちゃ覚えてます。目の前で僕らの話をしてるからいくしかないなって。それで声をかけたんですよ。見て見ぬ振りは出来なくて。

Mizki:ドラムの悪口とか言われてなくて良かったね。

tatsuma:もし悪口を言われていたら見て見ぬ振りしてそっと帰ります。(一同笑)

Q.メンバーそれぞれに個性があって、ないとこは補い合ってCellchromeが構築されているんですね。

tatsuma:そのバランスには自信がありますね。

陽介:仲も良いしね。メンバーでしょっちゅう遊びに行くんですよ。

ニワケン:すぐ飲みに行くしね。かなりの頻度で(笑)。

tatsuma:でもそれって大事なことだよね。この4人だからCellchromeが成立してると思う。

Q.そして結成から1年半、8月にはメジャーデビューすることが発表されましたが、今のバンドのモードはどうでしょう。

tatsuma:まずこの環境に感謝しています。周りの人の協力でここまでこれました。あとはやっと新譜が出せるのも嬉しいです。音源で言えば去年の6月に配信で曲を発表した以来なので新しい曲を聴いてもらえることがとにかく嬉しい。新曲を聴いてもらえる機会が出来て嬉しいです。

ニワケン:メジャーに行くことで僕らに関わってくれる人も一気に増えたんですけど、バンドとしてはやることは基本的には変わってなくて。とにかく良い曲を書いて良いライブをするっていう今までもやってきたことを続けていくことが大事だなって思います。

陽介:曲を作る上での視野は拡がったと思います。いずれ世界でも活動出来るように良い曲を作っていきたいですね。

Mizki:バンドのヴォーカリストとしての責任が増したので、ちゃんと歌を歌えるように知識とテクニックを更に身に付けていきたいです。プロとしての喉のケアや体調管理もしなきゃなって。万全の状態で常にライブに挑む意識は高くなったと思います。これからも良い歌を歌っていきたいです。

Q.この数ヶ月でライブのクオリティも見違えるほど上がりましたよね。まるで精神と時の部屋に入ったような。

tatsuma:あははは。周りのスピードが速いので自分達の走る速度も自然と上がっているのかもしれませんね。

ニワケン:なんせこの数ヶ月の目まぐるしさは凄いですから(笑)。

tatsuma:そのスピードをバンドがリードすることができたらもっと良くなると思うのでしっかり頑張りたいです。このスピードで武道館まで行けるように走って行きます!

Mizki:自分達にしか出来ないことをやっていきたいと思っているのでCellchromeを信じて付いて来て下さい。

アーティスト名:Cellchrome

タイトル:Stand Up Now

2017年8月23日発売

■通常盤【CD】

JBCZ-6062

\1,000円(+税)

収録曲
M-1 Stand Up Now
M-2 120% 〜BOOM BOOM SUMMER〜
※初回生産分のみ特典DVD付き
「Stand Up Now」MUSIC VIDEO
「Stand Up Now」MUSIC VIDEO メイキング

■コンビニカレシ盤 【CD+DVD+ブックレット】

JBCZ-6063

¥1,500(+税)

【収録曲】
M-1 Stand Up Now
M-2 Stand Up Now -TV SIZE-
M-3 Stand Up Now -INST-

※特典DVD
「Stand Up Now 」
コンビニカレシ オープニング映像ノンテロップver

※コンビニカレシ キャラクター集歌詞ブックレット
※コンビニカレシ 絵柄ジャケット
メンバー

Mizki(Vo)

陽介(Gt)

ニワケン(Ba)

tatsuma(Dr)

LIVE

2017.07.29(土)8フェス 鈴鹿サーキット内「BASE8耐」特設ステージ

http://cellchrome.com/

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