インタビュー

あゆみくりかまき【インタビュー】

あゆみくりかまきが、12月18日に配信EP『蝋人形の館』をリリースした。このEPには、今夏よりライブ会場限定でリリースされたシングル『アナログマガール’18 / 19 GROWING UP -ode to my buddy-』に続く、あゆくまカヴァーソング第2弾として聖飢魔IIの名曲「蝋人形の館」のカヴァーも収録されている。結成時からアイドルとロックの融合を体現してきたあゆみくりかまきではあるが、アイドルがカヴァーするには一癖も二癖もある「蝋人形の館」が一体どのように仕上がったのか、是非その耳で確かめて欲しい。さらに同EPには10月26日に開催された「ボクらの熊魂2018 〜”PUNK”kin Halloween Party〜」から「アナログマガール’18」のライヴ映像も配信されており、あゆみくりかまきのライブの魅力を感じることが出来る。彼女達は2019年1月よりワンマン・ツアー”ボクらの熊魂2019〜お前もまたぎにしてやろうか!!TOUR〜”を開催。全国にあゆくま現象を起こすべく走り続けるあゆみ、くりか、まきの3人に話を訊く。

Q.2018年はどんな1年になりました?
まき:昨年末のワンマンライブで「2018年は大逆襲の年にする!」と宣言して1年が始まったので、きっと楽しいことより、辛いことや、もがくことが多い年になると思っていたんですけど、結果的にこれまでで一番楽しい年になりました。

Q.そもそも何に対する大逆襲だったのですか?
まき:自分達の現状ですね。ツアーがソールドアウトしなかったり、クマに戻れないことが決まったり。あとは、またぎ(ファンの総称)をあまり増やせなかったことも自分達で分かっていたので、とにかくその現状を打破したくて大逆襲を掲げました。

Q.その結果、楽しい1年になったということは大逆襲の成果が出たのでは?
まき:うーん、まだまだですね。でも今年の夏は色んなフェスにも出演させてもらったり、本当に沢山の方にあゆみくりかまきを観てもらう機会が多かったので、爪痕は残せたんじゃないかなって思います。
くりか:手応えはありつつ、まだ大逆襲が続いている感じですね。ちょっとずつは進んでいると思うんですけど、まだまだ目標の武道館には手が届かないですし。でも確実に前には進んでいると思います。

Q.今回の配信EPは8月にライブ会場限定で発売されたシングルに1曲追加してリリースされる訳ですがプリンセス プリンセスの「19 GROWING UP」のカバーは反響もあったのではないですか?
まき:またぎの中でもプリンセス プリンセスさん世代の方が多いので「泣ける!」って声が沢山ありました。あとはフェスで私達を知らない人達がタオルを回してくれたり一緒に歌ってくれたり。曲の持つパワーを凄く感じましたね。

Q.この選曲は?
くりか:プリンセス プリンセスさんがレーベルの大先輩だっていうこともあるんですけど、プリンセス プリンセスさんって、女性ながらロックバンドとして確立しているじゃないですか。アイドルとかロックとか、そういう境を無くしたバンドなんだなって。そうやって、あゆみくりかまきもロックシーンとアイドルシーンの架け橋になりたいと思っているのでカヴァーさせてもらいました。

Q.バンドとしての在り方にリスペクトを持っていると。でもみんなはリアルタイムではないですよね?
くりか:はい。でも曲は知ってます!
まき:「M」とか!
あゆみ:「ダイアモンド」とか!

Q.カヴァーしてみてどうでした?
まき:DVDで観させて頂いたプリンセス プリンセスさんの武道館のライブがとにかく衝撃で、こんなにかっこいい曲をカヴァーさせてもらうんだから
あゆみくりかまきらしさを出したいなと思って振り付けを考えました。
私達らしさは出せたんじゃないかなって思います。
あゆみ:岸谷香さんの歌の力が本当に凄くて、そこに引っ張られそうになったんですけど、それだと真似になっちゃうので、どうやって戦おうか本当に悩みました。でも私達3人がいて、またぎが4人目のメンバーとしていてくれて、ひとりじゃ弱いかも知れないけど、全員で作り上げた「19 GROWING UP」になったんじゃないかなって思います。

Q.今回の配信リリースでは聖飢魔ⅱⅡの「蝋人形の館」のカヴァーもラインナップに加わっています。まさかの選曲に驚いたのですが。
あゆみ:あははは。びっくりしますよね(笑)。
まき:「19 GROWING UP」をカヴァーしたことでまたぎ以外の人に私達を知ってもらう機会が増えたなって実感があって。なので何かまたカヴァーをしたいなって考えてみんなで色んな曲を聴いたんですけど、ふと「蝋人形の館。面白いんちゃう?」って話になって。

Q.そこで「蝋人形の館」の名前が挙がるのが凄い(笑)。あゆみくりかまきが歌うにしてはおどろおどろし過ぎますよね(笑)。
まき:実はライブの登場SEで使っていたこともあるんですよ。あとはバズらせたいなって(笑)。
あゆみ:でも実際に歌ったら凄く難しかったです。キー合わせのときはカラオケで歌ったんですけど、こういうジャンルの曲を歌ったことがなかったので苦戦しました。でも、いつもあゆくまの曲のギターを弾いて頂いているPABLOさんが、今回アレンジしてくださったので、レコーディングでは上手く歌うことができました。
くりか:PABLOさんはいつも私達の楽曲で演奏してくれたり、ライブでも一緒に演奏することもあって、歌っている私達が感情を入れやすいようにアレンジしてくれるので本当にありがたいです。PABLOさんだったからこそこの曲は出来たんじゃないかなって思います。
あゆみ:カラオケで歌ったときは全員ロボットみたいやったもんな(笑)。

Q.登場SEで使っていた経緯もありますが最初に「蝋人形の館」を聴いたときはどう感じました?
まき:怖い!
あゆみ:めっちゃ怖いよなあ(笑)。
まき:曲も歌詞も怖い(笑)。「い、生き血!?」みたいな(笑)。
くりか:そんなこと歌ったことないもんな。
まき:でも歌っている2人をライブしながら見たらめっちゃかっこよく歌ってた。憑依されてるみたいに目つきが変わって。ゾンビダンスもかっこいいんですよ。
くりか:曲の世界観が怖いので「蝋人形の館」を歌っているときはライブハウスがお化け屋敷に見えます(笑)。

Q.アイドルが絶対やらないカヴァーシリーズとか聴いてみたいですね。
あゆみ:それやりたい!
くりか:絶対面白い!

Q.あゆみくりかまきは結成時からアイドルとロックの融合をずっと体現してきたと思うんですけど、DJがいてロックをプレイするスタイルは当時凄く斬新でした。
まき:”くりかまき”の時代に初めてのロックイベントに出演させて頂いたとき、お客さんのノリ方が普段と全然違って。大きなサークルが出来たりモッシュしたり。そこにまずびっくりしたんですけど、音楽の力って凄いなって思いました。
くりか:今も邦楽ロックを中心にかけているんですけど、最初の頃はまだジャンルの壁を感じていたんですよ。でもNOiDのイベントでMAN WITH A MISSIONさんの「DON’T LOSE YOURSELF」をかけたとき凄くしっくりきて。やっぱり好きな音楽だし歌っていても気持ち良いなって。

Q.当時のくりかまきをあゆみちゃんはどう見てました?
あゆみ:私は元々ロックが好きやったから羨ましかったです(笑)。バンドじゃないのにロックのイベントに出演できるのも凄いなって思っていましたね。今ってロックなアイドルも増えたじゃないですか。でも私が入った頃はまだそんなに沢山いた訳じゃないので、自分達がロックイベントに出るときはアイドルだからって舐められたくなかったし、アイドル現場ではアイドルらしからぬ態度で尖っていたと思います。でもそうじゃなくて、私達がやるべきことはその場にいる人を楽しませることだなって思うようになって尖りが抜けた気がします。

Q.今回のEPには「アナログマガール’18」としてくりかまき時代から歌ってきた「アナログマガール」が再録されていますが、聴こえ方が全然違いますね。曲があゆみくりかまきと一緒に成長してきたんだろうなと。
くりか:私達がまだ尖ってたとき…ってヤンキーみたいですけど(笑)、あの頃って自分に自信がなかったんですよ。オブラートに包まず言っちゃうと、いつかみんな何処かに行っちゃうんじゃないかって怖さがあって。

Q.それはまたぎがってことですか?
くりか:そうです。それが怖くて尖ってた部分もあって。でも今はまたぎがずっと傍にいてくれるって気持ちが本当に強くて、信頼関係っていうか、本当に家族みたいなんですよ。なので私は、「アナログマガール」を歌う度にマタギとの絆を感じています。

Q.確かに昔のあゆみくりかまきは一生懸命強くなろうとしてた気がします。勿論、それがかっこ良さでもあったんですけど、最近のあゆみくりかまきは強さを求めるだけじゃなくて大事なものを見つけた強さがある気がします。家族を持ったベジータみたいな。
あゆみ:ベジータ!(笑)。

Q.そう、ベジータ。彼は家族を持つことやカカロットとの信頼関係を築くことで本当の強さを手に入れたと思うんです。あゆみくりかまきも結成時は己の強さを追い求めていたと思うんですけど、マタギとの信頼関係が本当の強さに繋がっているんだろうなって、今の3人で再録された「アナログマガール」を聴くと凄く分かります。
まき:すみません、ちょっと泣きます。
くりか:あははは。
まき:でも今の私達があるのは本当にマタギのおかげだなって思います。

Q.今のあゆみくりかまきにとってマタギの存在ってどんなものですか?
あゆみ:もはやメンバーです。何の壁もない。でもひとつだけ思っているのは、またぎも絶対的にメンバーではあるけれど、そこに何も背負わせたくはなくて。「俺らがどうにかしないと。」みたいに責任を背負わせたくないし、義務化させたくない。ただただ純粋に楽しんで欲しいです。気持ち的には、またぎもメンバーやと思っているし、本当に大切な存在だからこそ、ただ楽しんで欲しいなって思っています。
くりか:楽しんでもらうのが一番だよね。またぎには弱い部分も沢山見せちゃっているので心配もさせていると思うからしっかりしなきゃなって思います。

Q.そういう部分を見せられる関係の相手がいることは幸せだと思いますよ。
まき:もう…駄目です。泣きます(笑)。昔、私が思い描いていたアイドル像は、泣き顔とか見せないし、辛さを表に出さないような強いアイドルだったんです。自分が見てきたものもそうだったし。でもあゆみくりかまきとして活動していく中で、自分の弱い部分や飾らない部分をまたぎが受け入れてくれた瞬間が沢山あって。さっきくりかも言ってたけど、それまではいつかこの関係に終わりが来るんじゃないかって思っていたし、新しいアイドルが出てきたらみんな何処か行っちゃうんだろうなって思っていたんですよ。でもまたぎが本当に背中を押してくれたり支えてくれるから、またぎにだったら弱い部分も見せられるなって。そう思うようになってからは一緒に進んでいく同志だなって心の底から思っています。あゆみくりかまきにとってかけがえのない存在です。

Q.この1年はあゆみくりかまきと、またぎで作り上げてきた軌跡がしっかり形になった年だと思うのですが、2019年はどんな年にしたいですか?
くりか:まずはツアーを大成功させたいですね。ファイナルがマイナビBLITZ赤坂なんですけど、前々回のツアーでソールドアウト出来なかった会場なんですよ。でも今のあゆみくりかまきとマタギだったら大成功出来ると確信しています。ツアーでまたひとつ成長出来たら良いなって思っています。
あゆみ:前回のBLITZの日はソールドアウト出来なかった悔しさがそのままステージに出てしまって。来てくれた人を純粋に楽しませたいと思っていながら、心の中で辛い気持ちが出てしまっていたんです。なので今回のBLITZを大成功させて、あの日で止まっていた時間が自分の中にあるんですけど、その時を動かしたいですね。
まき:その先にまだまだ夢もあるし、きっと2019年もいっぱい泣いちゃうと思うけど、またぎと一緒に笑い合えるような1年にしていきたいです。あゆくま、頑張ります!

あゆみくりかまき
タイトル:蝋人形の館


配信限定EP
1000円
2018.12.18 ON SALE
1. 蝋人形の館 ※聖飢魔IIカバー
2. 19 GROWING UP -ode to my budy-
3. アナログマガール’18
4. アナログマガール’18(LIVE FOOTAGE from[ボクらの熊魂2018 〜”PUNK”kin Halloween Party〜])
■特設サイト:http://ayumikurikamaki.com/feature/roningyo_ep

ボクらの熊魂2019〜お前もまたぎにしてやろうか!!TOUR〜
1月26日(土)【大阪】OSAKA MUSE
2月2日(土)【福岡】 DRUM SON
2月9日(土)【宮城】MACANA
2月11日(月・祝)【愛知】RAD HALL
2月17日(日)【東京】マイナビ BLITZ 赤坂
■特設サイト:http://ayumikurikamaki.com/feature/tour2019

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