インタビュー

飛鳥井里奈【インタビュー】

フォトグラファーとして様々なシーンで活躍する飛鳥井里奈が彼女の地元である名古屋はROOMCRIMにて写真展「無償の愛」を開催。元々音楽が好きだった飛鳥井はライブハウスに通いながらライブ写真の撮影をスタート。カメラの魅力を知った彼女はライブ写真と並行してポートレートの撮影も積極的に開始したという。飛鳥井里奈の撮る写真の被写体は圧倒的に女性が多い印象。これまでも数々の個展を開いてきた彼女がコンセプトを持った写真展「無償の愛」で起用したのは元SKE48で現在は舞台女優やブランドプロデュースなど幅広く活躍している平松可奈子。今回の個展について、また彼女がカメラを始めた経緯など、開催中の写真展に足を運び飛鳥井に話を訊いた。

2YOU:飛鳥井さんがカメラに興味を持ったきっかけは何だったのですか?

飛鳥井:実は本当に最近で。最初にカメラに興味を持ったのは4年前なんですよ。元アイドルをされていたある方のクラウドファンディングで撮影を出来る機会があったんですけど、携帯のカメラで撮影するのも失礼だなって一眼レフを持っていた父親に借りたんです。その撮影が本当に楽しくて、当時私はニートだったので「カメラを仕事にしたら楽しいかも!」みたいなノリというか思い付きで上京したんです。

2YOU:いきなり上京したんですか?

飛鳥井:はい(笑)。それまで本当にちゃんと撮影したこともなかったんですけどカメラを触るようになって半年で上京しました。上京するまでの半年くらいは元々好きだったWACKのライブが撮影OKなのでライブの写真を撮ったりしていたんですけど、今見ると本当に写真が下手くそで(笑)。でも逆にそれだけ成長出来たことも分かって面白いですね。

2YOU:最初はライブの撮影がメインだったのですか?

飛鳥井:そうですね。お客さんとして遊びに行ったWACKのライブや友達のバンドのライブを撮影していました。でもそれは仕事とかじゃなくて本当に趣味で撮るくらいの感じで。

2YOU:今もライブの撮影はされていると思いますがイメージとしてはポートレートの印象が強いなと。特に女性を撮影された作品が多いですよね。

飛鳥井:自分は音楽が大好きだしこれからもライブは撮っていきたいとは思っているんですよ。でも女の子を撮るのも大好きで。本来、ライブカメラマンとポートレートを撮るカメラマンって別々だと思うんです。だけど私は両方やりたい。欲張りなんです。あと女の子を撮っている自分も好きなんですよ(笑)。

2YOU:それは写真から感じます。飛鳥井さんと被写体が会話しているような印象を写真から感じるんですよね。

飛鳥井:ありがとうございます。そこは結構意識していますね。シャッターを切るタイミングだったり、写真を撮るっていうよりは話しながらいつの間にか撮ってるみたいなことは意識しています。

2YOU:女性を撮影したいのは何か理由があるのですか?

飛鳥井:私、柔らかいものが好きなんですよ。女の子って柔らかいじゃないですか。フォルムとか触った感じとか。だから女の子が撮りたいんだと思います。あとは憧れが大きいのかも。

2YOU:それは被写体に対する憧れですか?

飛鳥井:はい。写真を通してなりたい自分を表現しているのかもしれないです。だから私の撮る女の子の写真は私がなりたい女の子なんですよね。私、自分にコンプレックスがあるんですよ。そのコンプレックスを隠すというか、被写体の女の子に託すというか、そういう気持ちで撮っている部分もあると思います。

2YOU:これまで撮影されてきた方は?

飛鳥井:個展をやらせて頂いたのは、みおちゃん(増井みお)、りこちゃん(近衛りこ)、ひとちゃん(橘ひと美)、ゆみちゃん(中野佑美)、ころちゃん(戸田ころね)、駒ちゃん(駒)、ペリちゃん(ペリ・ウブ)、かなかなさん(平松可奈子)ですね。

2YOU:今の呼び方からも感じますが、飛鳥井さんは被写体との距離感が凄く近いですよね。

飛鳥井:撮り始めると友達になっちゃうんです。本来はカメラマンとモデルって立ち位置が違うというか、あまり友達みたいにはならない方がいいのかもしれないんですけど。だから仲良くなっちゃっていいのかなって気持ちは正直あるんですけど(笑)。

2YOU:でもだからこそ撮れる写真があると思います。家族に見せる表情とも違う、恋人に見せる表情とも違う、気を許した同性の友達だから撮れる表情が飛鳥井さんの写真にはあると思います。

飛鳥井:嬉しい。写真を撮ることって「写真」を超えた人と人のやり取りだと思っていて。そもそも好きで声を掛けたり写真を撮らせてもらっているので撮影する度に好きになるし仲良くもなるし友達にもなりますよね(笑)。

2YOU:今回の写真展「無償の愛」に元SKE48の平松可奈子さんを起用したのは?

飛鳥井:今回のコンセプトは「柔らかさとしなやかさ、守りたくなる女性への憧れ。時に危なっかしさを見せ常に私を魅了する。近づく恐さもあるが、その少女のような瞬間にひとときも目を離さず、私はシャッターを切る。」なのですが、このコンセプトを考えた時に真っ先にかなかなさんの顔が浮かびました。今回のモデルは彼女しかいないなという直感です。

2YOU:飛鳥井さんの今後の展望は?

飛鳥井:どんな写真を撮りたいかは明確にあるわけではないんですが、目標は渋谷の駅の大きな広告に自分の写真が使われることですね。あとは出版社をつけて写真集を作りたいです。色んなタイミングがあるとは思うので自分が撮りたいと思ったときにそういうお仕事があればいいなと思っています。あとはやっぱり可愛い女の子が撮りたいです(笑)。

飛鳥井里奈 写真展 『無償の愛』
ROOMCRIM(名古屋市中区大須3-1-35 HASE-BLDG.3 2F)
2021年11月5日(金) ~21日(日)
入場料:500円(1ドリンクサービス)

飛鳥井里奈 Instagram
https://www.instagram.com/rina_asukai/

text & photo by 柴山順次

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