INTERVIEW

AIBECK

新体制となったAIBECKが凄い。メンバーの脱退により塩藤さやの、星乃さゆみの2人体制での活動を余儀なくされた時期もあった。その時期のAIBECKを取り巻く環境は決してプラスなことばかりでもなかった。それでも繋いできたAIBECKという存在。そして2020年には新メンバーとして、となりのアイル、大神のん、姫野たま子、ひなたゆかを迎え、12月にデビューライブ、2021年2月にはclub asiaにて1stワンマン「STAY GOLD」を開催、更に「緊急連続リリース宣言」と題し10曲連続配信リリースを決行するなど、その勢いは誰にも止められないほど加速するAIBECK。過去を背負い、未来を見据え、今を生きる6人に話を訊いた。AIBECK、攻撃再開。

 

2YOU:もう話したいことがありすぎて。

星乃さゆみ:私達もです。

2YOU:まずこの6人が揃うまでAIBECKを繋いできた星乃さんとさやのさんに当時の話を伺いたいのですが。

塩藤さやの:とにかく必死でした。新しいAIBECKを迎えるために、とにかく繋ぐことだけ考えていました。くじけそうなときは新しい未来や楽しい未来を想像して頑張ってきました。

星乃さゆみ:AIBECKを守りたい一心でした。その期間で離れていく人もいたし、何回もAIBECKを続けて良かったのかなって悩みましたけど、そんな中でオーディションを受けてくれた候補生が沢山いたり、2人のAIBECKを観に来てくれるお客さんがいることでなんとか前向きにやってきました。

2YOU:2人でステージに立ち続けてきた中で、現実を叩きつけられることもあったと思うのですが、そこに目を背けないでやってきたことが今に繋がってるのかなと。

星乃さゆみ:負けず嫌いなんですよ。ライブハウスの方やイベンターさんから「復活したら呼ぶね」って言われることが沢山あって。「復活もなにも、うちらは死んでない!」って気持ちでやってきました。そう言われることで落ち込むこともありましたけど、あの時期のAIBECKも必要としてくれる人を大事に活動してきました。

2YOU:新メンバーはその頃のAIBECKをどう見てました?

大神のん:めちゃめちゃかっこいいなと。私は前にやっていたグループで6人時代のAIBECKと対バンしたことがあって。それが突然2人になってしまって、外から見たら「どうしたんだろう?」って思っていたんですけど、その後AIBECKに何が起きたかを知った上で2人でステージに立ち続ける姿勢に本当に感動しました。

となりのアイル:私は6人時代のAIBECKは映像でしか見たことがなかったんですけど、2人のライブを観て、この2人がどれだけ戦ってきたかを想像して本当に強いなって思いました。人数が半分以上減ったのにめちゃくちゃ強く見えたし、圧倒されたんですよ。

大神のん:あれ?ちょっと待って!ちょっと待って!

星乃さゆみ:ううう。(号泣)

2YOU:2人時代、本当にかっこ良かったですよね。気迫が凄かった。

ひなたゆか:そうなんですよ。私は2人のAIBECKを観て入りたいと思ったので。

姫野たま子:私も以前AIBECKと対バンしたことがるんですけど本当にかっこ良かったんですよ。その後、私は一度アイドルを諦めたんですけど、そのタイミングでAIBECKが2人になって。あんなに輝いていたAIBECKでもそんなことになるんだってショックを受けたんです。でも2人のAIBECKを観たら、人数は少なくなったのにステージがいっぱいに見えて。それでやっぱり自分もアイドルを諦めたくないと思ったし、この2人と一緒に歌いたいと思ったんですよ。それでオーディションを受けたんですけど、AIBECKに入りたいと思ったのはこの2人のお陰なんです。

2YOU:2人のAIBECKを初めて観たのはメンバー脱退後のFREEDOM NAGOYAだったんですね。あの日のAIBECKは色んなものを背負って、色んなことを言われて、それでも凛として歌い続けたじゃないですか。あの覚悟と決意でAIBECKを続けてきて、戦い抜いた先にこの6人が揃ったことに本当にグッときています。

星乃さゆみ:初めて2YOUにインタビューして頂いたときに「最強最高唯一無二」のAIBECKになるって話をしたんですけど、それは今も変わっていなくて。私、今までのどの時期のAIBECKも唯一無二だったと思っているんですよ。でもその全てを越えて、この6人で最強最高唯一無二のAIBECKを作っていきます。

塩藤さやの:あの時期は本当に毎日悔しくて。離れていく人も沢山いたし。でも2人で活動していく中で新しくファンになってくれた人も増えて、同じ夢を見れる仲間も増えて、この6人で大きな目標に向かっていきたいなって今は強く思っています。

ひなたゆか:2人が続けてきた理由も、4人が入ってきた理由もそれぞれ違うと思うんですよ。そんなタイプの違う6人が揃ったからこそ、色んなタイプの人を救えると思っていて。この6人だから、この6人でしか救えない人を救っていきたいです。

姫野たま子:ここにいる6人はアイドルになりたかったんじゃなくAIBECKになりたかった6人なんですよ。色んなアイドルがいる中で、どうしてもAIBECKになりたくて戦ってきた6人なんです。だからこそ、最強で最高のAIBECKを作れると思っています。

2YOU:何となく集められた6人じゃなく、AIBECKになるために集まった6人だと。

姫野たま子:はい。私はそう思っています。

2YOU:始まりましたね、AIBECK。でも本当の戦いはこれからだと思いますよ。

大神のん:そうなんですよね。オーディション期間も正直めちゃめちゃ辛かったんですよ。オーディションがあって、でもコロナで延びちゃってしんどい時期が続いていたんです。早く抜け出したい、早くAIBECKの活動をしたい。そう思っていたんです。だけど、実際にAIBECKになってみたら、ぶつかる壁が大き過ぎて。候補生の頃とは迫りくるものが全然違うんです。

2YOU:ここにいるのは候補性としての期間を乗り越えてきて、今も戦い続けているメンバーだけですから。それは勿論さやのさんも星乃さんも含めて。

大神のん:ずっと耐えてきた2人と、オーディションを耐えてきた4人、全員がぶつかり合って高め合っているのが今のAIBECKの強みだと思っています。

2YOU:この6人の強さって、きっと負けないことだと思うんですよ。勝てなくても絶対に負けたって言わない。それはライブを観て感じました。

大神のん:負けは認めないですね。

となりのアイル:うん。勝つまでやる。

2YOU:勢いも凄いですよね。物凄いペースで楽曲もリリースされていて。

塩藤さやの:これまでの曲の再録と新曲をレコーディングしたんですけど、リリースされる瞬間まで何の曲がリリースされるか私達も知らないんですよ(笑)。

2YOU:今の気持ちとこれまでの気持ちが同居した新曲「STAY GOLD」からは新たなAIBECKの始まりを改めて感じました。

塩藤さやの:「STAY GOLD」はライブが出来なかった自粛期間に感じたことや、AIBECKの歴史を詰め込んだ曲なんですよ。AIBECKの3年間の歴史を総まとめしたような曲をこの6人で歌うっていう。

2YOU:既存曲も見事にブラッシュアップされていますよね。

姫野たま子:候補生の頃も歌っていたんですけど、そのときは「AIBECKの曲を歌わせてもらっている」って感覚だったんです。でもライブで歌ってきたりレコーディングすることで、曲と喧嘩したり仲直りしながらどんどん自分達の曲になっていく印象ですね。

ひなたゆか:メンバーになって歌うことで責任が芽生えたんですよ。過去にも色んな思いやテーマがあって歌われてきたと思うんですけど、そこに自分達の新しい思いを乗せて、誇りを持って歌っています。

2YOU:意地悪なことを言うと、「あの頃のAIBECKがAIBECKだ」っていう人もいると思うんですよ。

星乃さゆみ:はい。

2YOU:思い入れがある分、受け入れられない人がいるのは仕方ないと思うんです。それでもAIBECKを背負っていく覚悟で繋いできたのであれば、もう実力で納得させるしかないですよね。今のAIBECKが最強最高唯一無二であることを実力で証明しないと。

星乃さゆみ:過去は消せないんですよ。消すんじゃなくて、積み重ねていくんです。どの曲にも思い入れや思い出があって、レコーディングしたときのことやライブで歌ってきたこと、レッスンのこと、オタクとの思い出、全部を積み重ねて分厚い絆を作ってきたんです。それを爆発させるのがAIBECKのライブなので、もし今のAIBECKを受け入れられない人がいたら絶対、絶対にライブを観て欲しいです。

塩藤さやの:同じ熱量を持った仲間と、あの頃のAIBECKが叶えられなかったものを叶えるために走り出しました。ずっと待ってくれていた人には辛い思いをさせちゃった分、夢を見させてあげたいし、この6人のAIBECKを好きになってくれた人には大きな夢を与えていきたいです。

大神のん:あの頃のAIBECKを引きずっている人の一歩を踏み出させるのは私達の役目。今のAIBECKの、今のライブを観て欲しいです。

ひなたゆか:「2人のままでいいじゃん」って言われることもあるんですよ。でもこの6人のAIBECKを観てもらったら同じことは言わせない自身もあるので。

星乃さゆみ:うん。絶対に今が最強だから。

2YOU:正直、あの頃のAIBECKは強かったんですよ。

塩藤さやの:はい。

2YOU:だからこそ引きずってしまったり、比べてしまう気持ちも分かるんです。分かるんですけど4人からしたら「知らんし」って話じゃないですか。

大神のん:うん。そう思う。正直、知らんし。

2YOU:そう、それでいいと思います。名前も歴史も背負った上で「知らんしの精神」で今が一番だと思わせるライブをするだけだと思います。

ひなたゆか:加入した頃は気にしていたんですよ。やっぱりかなり言われましたし。だけど、今は本当に気にしなくなりました。気にしてても仕方ないし。

大神のん:知らんしね。

星乃さゆみ:みんな、本当にかっこいい。

2YOU:誰かの代わりじゃなくて、それぞれが自分を持ってAIBECKに入ってきた訳ですからね。

大神のん:勿論大切にしなきゃいけない歴史はあります。でもそこに捉われないで、私達がAIBECKだって胸を張って歌っていこうと思っています。

2YOU:言葉を選ばずに言いますね。AIBECKを背負っていくことって、ゼロからじゃなく、マイナスからのスタートの可能性もあるじゃないですか。だけどそれを引っ繰り返せるのはこの6人だけなんです。そんなワクワクすることないですよね。

星乃さゆみ:ワクワクしますね。この6人のAIBECK、見ていて下さい。絶対に後悔させないので。

interview by 柴山順次

AIBECK
https://aibeck.com/

連続配信リリース
https://www.tunecore.co.jp/artists/AIBECK

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