インタビュー

対談 / EAST BLUE TOUR【インタビュー】

盛り上がりをみせる若手東海バンドシーンを全国に知らしめるべくRAD CREATION綿谷&ナガサキマコトが主体となったツアー「EAST BLUE TOUR」が東名阪にて開催される。参加するのはFive State Drive、ONIONRING、SUNs、THE NOiSE、NOSE GRIND、MACVES、Raysing La Vowna、KUZIRA、NEO、moon drop、Maki、THRASHOUTの12バンド。それぞれがそれぞれのアプローチで活動する彼らが東海シーンを底上げするべく行うEAST BLUE TOURでどう成長するかとても楽しみだ。「名古屋大合唱」「名古屋ど真ん中計画」と今や伝説となったイベントが名古屋にはあった。そして今回開催されるEAST BLUE TOURの誕生は新たな伝説の始まりを予感させる。ツアーの開催にあたり、主催の綿谷&ナガサキマコトを中心にツアー参加バンドに集まってもらい座談会を決行。ツアーに対する意気込みを聞かせてもらった。

対談参加メンバー
綿谷剛
ナガサキマコト
Yoshiki(Five State Drive)
Yudai(ONIONRING)
加藤奨(SUNs)
ハナフサリュウノスケ(THE NOiSE)
シュン(NOSE GRIND)
高野裕貴(MACVES)
まっつん(Raysing La Vowna)
末武竜之介(KUZIRA)
周太郎(NEO)
清水琢聖(moon drop)
山本響(Maki)

Q.EAST BLUE TOURの企画はいつ頃からしていたのですか?
マコト:今年の夏過ぎくらいですね。ここ最近、R.A.Dで頑張ってるバンドがめちゃくちゃ増えてきたからみんなでイベントをやったら面白いんじゃないかって話を綿さんとしていて。そこから派生して東名阪ツアーをやろうってなったんです。そしたら偶然同じタイミングでFive State Driveも同じことを考えていたみたいで。
Yoshiki:たまたま僕らは僕らで同じようなことをやろうとしてたんですよ。
マコト:だったら一緒にやろうかって。
Yoshiki:元々NOSE GRINDのシュンから「今、東海バンドが熱いから一発どうすか?」って言われていたこともあって。あと個人的には東北のバンド達が東名阪をやって仙台でファイナルを迎えるツアーをしていて、それを自分達でもやりたいと思っていたんですよ。そのタイミングでシュンにけしかけられたりマコトさんから声をかけてもらったので一緒にやることになったんです。
マコト:実はシュンが発起人だった説(笑)。
シュン:それに東北のバンドのツアーで名古屋編にKUZIRAが出ていて、東京編に僕らが出たんですけど、KUZIRAの竜之介ともこれを名古屋バンド主体でやれたら面白いなって話していたんですよ。だからちょうど良いタイミングでしたね。

Q.みんなは同世代ですか?
マコト:結構バラバラですね。一番下はMakiじゃないかな。20歳だよね?
響:はい。僕らが最年少ですね。
加藤:SUNsが一番おじさんです(笑)。
綿谷:その下がONIONRINGとFive State Driveだよね。
マコト:SUNsが一番先輩なんだ。
加藤:そうすね。
マコト:信じられない。ちょっと前まで甚平着てライブやってたのに。(一同笑)
シュン:最近は若手の波も凄いですからね。KUZIRAはちょっと調子に乗ってるかな。(一同笑)
マコト:確かにねえ。
竜之介:やめてください(笑)。
まっつん:早く捕鯨されれば良いのに。(一同笑)

Q.綿谷君から見た印象はどうですか?
綿谷:僕はやっと最近みんなと喋るようになったんですけど、数年前にやっていた「名古屋ど真ん中計画」みたいなことがまた出来るんじゃないかなって思っています。それでマコっちゃんに相談してこのツアーが決まったので。
マコト:綿さんより僕の方がバンドと年齢が近いし自分もバンドをやっているので、良いバンドがいたら逐一綿さんに報告していて。そういう形でフックアップするのが僕の役目かなって。

Q.みんなは「名古屋ど真ん中計画」を観ていた世代ですよね。
シュン:僕はもうど真ん中ですね。その影響で始めたのが「六つ巴」ってイベントなので。「名古屋ど真ん中計画」に対する憧れは人一倍あると思います。
響:僕は「名古屋ど真ん中計画」も「六つ巴」を客として観に行ってますからね。だから今回この面子の中でやれるのが本当に感慨深いです。
シュン:MakiはTRUST RECORDSだからなあ。
マコト:刺してくるなあ(笑)。
加藤:SUNsを始めた頃は同世代のバンドが全然いなかったので「名古屋ど真ん中計画」も羨ましかった「六つ巴」も羨ましかった。だから今回こうやってみんなでツアーが出来ることがめっちゃ嬉しいですね。
Yoshiki:僕は正直「名古屋ど真ん中計画」を直接は体験してないんですけど、ライブハウスで先輩がフックアップしてくれてここまでやってきたので、下の世代のバンドの面倒を見ないと示しがつかないと思っていて。EAST BLUE TOURのメンツは3世代に分かれているんですよ。上の世代がFive State Drive、ONIONRING、SUNs、真ん中の世代がMACVES、Raysing La Vowna、THE NOiSE、NOSE GRIND、下の世代がKUZIRA、NEO、moon drop、Makiっていう。3階層になってるんですよね。そう考えたときに僕らはまだバンド単体では後輩をフックアップ出来ないかもしれないけどONIONRINGとSUNsと一緒にだったら出来るんじゃないかって。
マコト:この中にFive State Driveがいるのがまず面白いよね。

Q.その3バンドはそれぞれ違うシーンで戦ってきたバンドですもんね。ライブハウスでいえばFive State DriveがZION、ONIONRINGがHUCK FINN、SUNsがR.A.Dのイメージが強いので。
綿谷:確かに。
加藤:Five State DriveとSUNsとか対バンしたことないしね。
Yoshiki:いや、全然あるよ。(一同爆笑)

Q.あははは。ONIONRINGはどうですか?
Yudai:はい…。
加藤:頑張って。
マコト:ここ大事だぞ。
シュン:凄い良いパスくれたんすよ。決めましょ。
Yudai:え、あ、まあ、そうですね…。
加藤:ONIONRING、今日なんでこいつ来させた?(一同笑)

Q.EAST BLUE、どういうツアーにしたいですか?
綿谷:バンドにはまず単純に楽しんで欲しいです。楽しんでやった先に見えてくるものもあると思うので。
Yoshiki:僕はZIONのシーンからR.A.Dのシーンを見ていて、綿さんがライブハウス主体で動いてイベントを作っているイメージが最初はあったんですけど、最近はバンドが自分で考えて企画したものを綿さんが後押しする関係性が出来ているような印象があって。バンドが軸となって考えたものをサポートする立場としてライブハウスや綿さんやマコトさんがいてくれる。それが理想だと思うんですよね。やっぱりバンドが芯を持ってないと駄目だと思うから。
マコト:めっちゃいいこと言うね。
シュン:偏差値が高い。
マコト:シュンはその発言がすでにアホだもんなあ(笑)。
シュン:あははは。でも僕も考えてますよ。R.A.Dって僕からしたら戦う場所なんですよ。そこに今回のツアーに参加するバンドが集まったのは必然だと思っていて。最近の東海バンドって本当にかっこいいバンドが多いじゃないですか。今回のツアーでそれを東京や大阪にも知ってもらいたいですね。

Q.みんなジャンルが違うのが面白いですよね。
マコト:全員違うアプローチでバンドをやっていますからね。それぞれがそれぞれのやり方で結果を出してきているバンドなので。THE NOiSEとNOSE GRINDとMACVESは仲も良いし同世代だけど全然違うし、逆に同タイミングでMakiとmoon dropのような相性抜群のギターロックが出てきたのも面白いし、KUZIRAとNEOの出現もシーンには大きいし。特にKUZIRAなんてあれよあれよと凄いことになってますから。
シュン:ホント、どこか行けばいいのに(笑)。
マコト:最初はたまたまSNSで見つけてブッキングで出てもらったんですよ。そこから急成長して今や物凄いバンドになってますからね。Five State Driveは付き合いはあったけど最近やっと絡むようになって。
Yoshiki:僕とマコトさんのファーストコンタクトは最悪でしたからね。僕が泥酔してゲロ吐いて、マコトさんの金でラーメンを食べた思い出があります(笑)。
マコト:あったね(笑)。Raysing La Vownaも音だけは聴いてたけどイベントに出てもらうようになって仲良くなって。SUNsはもう死ぬほど面倒みてますけど(笑)。
加藤:言わずもがな(笑)。

Q.綿君はこのツアーで何をしたいですか?
綿谷:この先各バンドがどうしていきたいか、どう思っているかはまだちゃんと話していないから分からないんですけど、R.A.Dを始めて10年くらい経って僕にしか出来ない事が増えたと思うので、それぞれのバンドの意向や方向性に合わせて協力出来ることは何でもしたいですね。このツアーはその一歩だと思っています。なのでまずはワイワイやってもっとみんなと遊んでから個別にそういう相談に乗れたらって思っています。

Q.それでは各バンド、ツアーの意気込みを聞かせて下さい。
加藤:ずっと憧れていたことがやれるようになったので、楽しみながら広げていきたいですね。
高野:今回のツアーに参加するバンドはまだ全国流通していないデモバンドが殆どですけどデモバンドでもかっこ良いってとこを見せれたらいいなと思っていますね。続きはこのツアーが終わったタイミングの2YOU MAGAZINEでお会いしましょう。(一同笑)
マコト:いきなり謎のスイッチが入った(笑)。
竜之介:SNSの反応を見ていても「東海バンドきてるね」って声は沢山あるので、鉄は熱いうちに打てと言いますし、東海が勢いのあるうちにみんなの名前が知れ渡るようなツアーにしたいと思います。
琢聖:IMCでも東海のバンドが結果を出しているしこのタイミングでみんなでツアー出来るのは意味があるなと。来年もやれるように頑張りたいです。
Yudai:楽しむのは勿論ですけどバンドはライバルでもあるので先輩として後輩に良いとこを見せれるようなライブをします。
ハナフサ:かっこ良いライブを絶対します。
シュン:東海バンドを流行らせたいですね。あと全箇所一番取ります。
周太郎: みんなでツアーをすることで仲も深まると思うし、お互い刺激し合ってどのバンドも成長してファイナルを迎えられたらと思います。
響:遠足の前日みたいなワクワクがあります。バンドを始めた頃に比べて周りに色んな人が増えて今本当に楽しいです。来年も再来年もやれるように真剣勝負したいですね。
Yoshiki:お互いまだ探り探りな部分もあるのでツアーでグルーヴを高め合っていきたいですね。バンドをやってる以上、ライブがかっこ良くてなんぼだと思っているので、先輩として良いとこを見せてフックアップしたいし後輩からケツを蹴り上げられたら嬉しい。このツアーが盛り上がったらフォーリミやBACK LIFTやENTHのような上の世代のバンドにも届くと思うんですよ。あの世代にも働きかけるって意味でも大事なツアーになると思っています。
まっつん:高校生のキッズに届けたいですね。いつか「EAST BLUE TOURに行ってバンド始めました」ってバンドが出てきたらやばいじゃないですか。それが僕にとっては「名古屋ど真ん中計画」だったので。

Q.マコト君と綿君の意気込みも聞かせて下さい。
マコト:僕もバンドをやっているので東海の同世代バンドだけでツアーが出来るのは羨ましいなって思う面もあって。「名古屋ど真ん中計画」世代の人達は当時直近の先輩がいないって嘆いていて。だからシーンも出来なかったと。それで作ったシーンが「名古屋ど真ん中計画」を中心としたあの世代のシーンだったんですけど、また東海から新しいシーンが生まれそうな予感がするので是非確かめに来て欲しいです。
綿谷:僕はちょうど今ワンピースの68巻を読んでいるんですけど、10巻くらいのときの気持ちを取り戻して頑張ろうと思ってます。
シュン:上手い!
マコト:上手いけど絶対それ考えてたでしょ!(一同笑)

EAST BLUE TOUR
■11/23 心斎橋BRONZE
Five State Drive
ONIONRING
SUNs
THE NOiSE
NOSE GRIND
MACVES
Raysing La Vowna
KUZIRA
NEO
moon drop
Maki

■12/17 八王子RIPS
Five State Drive
SUNs
NOSE GRIND
MACVES
Raysing La Vowna
KUZIRA
NEO
Maki

■12/30 大須RAD HALL
Five State Drive
ONIONRING
SUNs
THE NOiSE
NOSE GRIND
MACVES
Raysing La Vowna
KUZIRA
NEO
THRASHOUT
Maki

Photo by 永縄貴士

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