インタビュー

カロテン【インタビュー】

昨今の若手名古屋シーンの台風の目ともいえる一宮発ギターロックバンド、カロテン。1st DEMO、1st E.P「さよならを告げて」と作品を重ねる毎に知名度を上げ、未流通音源ながらインディーズ取り扱い店やオンラインショップにて爆発的なセールスを叩き上げている。ライブバンドとしての初期衝動と決意表明が綴られた「19」を筆頭に、リアルな心情を吐露した歌詞は聴く者の胸を熱くするはず。今の名古屋ギターロックシーンを担う存在として頭角を現すカロテン、2YOU MAGAZINE初登場。

 

2YOU:カロテンはどのように始まったのですか?

青山:大学の部活で結成しました。当時はベースもいたんですけど、3人とも好きな音楽はバラバラで。その頃の僕はMy Hair is Badが好きだったんですけど、メロコアとかパンクも好きで。当時のベースはandymoriとかクリープハイプが好きでしたね。

たけ:私は名古屋だったらみそっかすやビレッジマンズストアが好きでした。あとはsyrup16gとか暗めの音楽も好きです。

青山:あとライブのSEにするほど明日、照らすが好きです。同じ一宮出身で同じ大学だったのもあって、かなり影響を受けています。

2YOU:上がった名前の共通点として何処か陰のあるようなものを爆発させて音楽に消化しているものに影響を受けているのかもしれないですね。

青山:確かに。

2YOU:ネガティブに打ち出すんじゃなくて、疾走感に乗せて前向きに爆発させるような。

青山:背中を押すというか、「がんばれ、いくぞ」みたいなバンドになりたいと思っているんですよ。僕も常に前向きな人間って訳じゃないんですけど、だからこそ一緒に歩いていけるような音楽を作っていきたいなと。

2YOU:カロテンを知ったのは「19」を聴いたのがきっかけなんですけど、あの曲にはバンドの初期衝動と決意表明が凄く出ている気がして。そこに惹かれたんですよ。「いつかあのライブハウスに立つんだ」っていう言葉を聴いて、カロテンが色んなライブハウスのステージに立つ姿を見たくなったんです。

たけ:部活のイベントで他のバンドに負けて立てなかったライブハウスのことをずっと思っていて。それでみんなに認められてそのステージに立つまで大事にしていたい気持ちを歌った曲なんです。ちなみに部活の先輩にはサカナグラシとか喧噪くとかMr.Bouguetがいるんですけど、名古屋シーンで頑張りたいと思ったのは先輩バンドの存在が大きいですね。

2YOU:今、名古屋のギターロックシーンが凄く面白くなってきていて、そのひとつを担っているのはカロテンだと思いますし、同世代の動きも凄く活発ですよね。

青山:今本当に同世代のバンドが沢山出てきて面白いですよね。ライブハウスで出会った仲間と切磋琢磨しながら何か凄いことを起こせるじゃないかってワクワクしています。コロナで全てが変わってしまったじゃないですか。だからこそ今ライブハウスでライブをすることに意味があると思っていて。

2YOU:カロテンの名前をよく聞くようになったのってコロナ以降だと思うんですけど、ライブハウスがライブハウスとして、どうそこで在り続けるかってときに、カロテンも、それこそ7th Wonder周辺のバンドの活躍も、希望でしかないなって。

青山:僕らの世代でライブハウスを支えられるようになりたいです。本当にライブハウスが好きなので。

たけ:ライブハウスで活動を続けて、その先にバンド主体のフェスとかが出来るようになれたら最高ですね。それこそみそっかすの「みそフェス」とかライブハウスから始まったバンドが仲間達と大きなフェスを作っている姿に憧れていたので。

2YOU:いつか是非「カロフェス」を開催して欲しいですね。

たけ:カロフェス(笑)。

2YOU:ちなみにカロテンという名前の由来は?

青山:これ、本当にしょうもないんですけど、たけかわのTwitterの裏アカの名前がカロテンなんですよ(笑)。

たけ:大学に入る前はインターネットの中に生きていて。ネッ友がいるような(笑)。その時に本当に何も考えずに付けたのがカロテンっていう。たまたま飲んでいた野菜ジュースから(笑)。

2YOU:てっきり明日、照らすの「ビタミン」からなのかなと(笑)。

青山:あ、そこは後付けで(笑)。

たけ:改名の話もあったよね。

青山:大人のみなさんに改名を勧められて(笑)。でも自分的には気に入ってるんですよ。片仮名で可愛いし(笑)。

2YOU:ちなみにフェス以外で目標はありますか?

青山:名古屋でバンドをやっているのでやっぱりダイアモンドホールに立つことも目標のひとつではありますね。初めて行ったライブハウスが2017年のでらロックのダイアモンドホールなので。そこでENTHを観て衝撃を受けたんですよ。だからでらロックに呼んでもらえたのは嬉しかったです。

2YOU:ライブハウスで活動をしていく中で、ひとつずつ喚問を突破していく姿を見せて欲しいですね。そうやって夢を現実にしてきたバンドが名古屋には沢山いたし、こうやって若手のバンドが新しいシーンを作り上げてそこに向かおうとしていることは希望なので。

青山:僕らもそういう先輩バンドの姿を見てきたし、そう在りたいと思っています。あとやっぱり僕自身音楽に本当に救われてきたんですよ。だからどんなときも傍にいられるような音楽を作っていきたいです。

たけ:生きていると落ち込むことってあるじゃないですか。でもそういうときに「もうちょっと頑張ろうかな」って思える音楽をカロテンで作りたいです。

2YOU:ビタミン補給にカロテンを聴くみたいな。

たけ:しんどいときに無理に聴かなくていいけど、立ち直ろうとしているときにカロテンを聴いて元気になってもらえたら嬉しいです。私も音楽をそうやって聴いているので。

青山:そうやって寄り添っていけたら嬉しいですね。

interview by 柴山順次

1st DEMO
220円
さよならを告げて
500円

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