コラム

綿谷”wata”剛/大黒で飲もまい。 vol.1【連載】

RAD CREATION綿谷”wata”剛が自身の経営する「焼きとん 大黒 内山3丁目店」にゲストを招いてお酒を交わしながら対談する企画「大黒で飲もまい。」。第1回のゲストは立呑み 焼きとん 大黒等を始め数々の飲食店を名古屋を始め全国で展開する光フードサービス株式会社専務取締役を務める中島翔太氏。バンドを通して出会った同い年のふたりはそれぞれの道を歩きながらお互いを意識する部分もあったという。音楽業界と飲食業界を繋ぐ最強タッグを組んだ綿谷&中島の異業種対談。場所は勿論、大黒 内山3丁目店。

綿谷”wata” 剛(RAD CREATION株式会社)
第1回ゲスト:中島翔太(光フードサービス株式会社)

2YOU:おふたりの出会いは?

中島:初めて会ったのは綿くんがバンドをやっていた時期で。そのバンドのフロントマンと僕は高校の頃から知り合いだったんですけど、高校を卒業してハードコアのバンドをやっているって聞いてライブを観にいったことがあって。そのバンドでドラムを叩いていたのが綿くんで。その頃の印象はあまり喋らない大人しい子ってイメージが強かったですね。それが15年前くらいのことですね。

綿谷:高校を卒業して名古屋に来た頃だから18歳くらいの話かも。あれ?そもそも高校卒業って18歳だっけ?

中島:18歳でしょ(笑)。

綿谷:じゃあそれくらいかな。18歳で名古屋に来て、島村楽器のメン募の紙をちぎってバンドを組んだので。

中島:それがちあき(ex.CAT SWWINGS)?

綿谷:そうそう。今思うとあれで運命が決まった気がする。

中島:ちあき、相当ぶっ飛んでたよね。

綿谷:うん、ちあきと出会えて今があるかもとたまにふと思うよ。もし隣のメン募の紙ちぎってたらここにはいないと思う。

2YOU:仲良くなったのは?

綿谷:きっかけは津田くん(the’tude)じゃないかな。

中島:津田かなあ。仲良くなった頃にはもうTRUST RECORDSを始めてたよね?

綿谷:そうだね。

中島:僕がやっていたNano Flapperってバンドを綿くんがイベントやコンピに誘ってくれたんですよ。当時僕らはそんなに仲の良いバンドもいなかったんだけど、誘ってもらえたことが嬉しくて。

綿谷:Nano Flapperは本当に良いバンドだったからね。

2YOU:その頃から今までずっと交流があったのですか?

中島:いや、全然会ってなかったよね。

綿谷:光フードの社長さんの誕生日会をライブハウスでやりたいからParty’zを借りたいって連絡をもらったんだよね。たぶんまだLINEとか無い時代でSNSを通して久し振りに連絡をもらったような。

中島:うちの社員にはバンドマンもいるし、彼らから綿くんの活躍は聞いていて。それで社長の誕生日会を綿くんのライブハウスでやらせてもらったんだよね。でもそれより前に金山のうちの系列店で飲んだこともあるよね?

綿谷:わ、それめっちゃ覚えてる。本当にすごく前だよね?

中島:かなり前だよ。自分もバンドをずっとやっていたし、頭の片隅に会社と音楽を絡めてなにか出来ないかなっていうのはあって。それで音楽の世界で活躍する綿くんに相談したんですよ。そこから年に1回くらい飲みながらお互いの近況報告をしたりするようになって。その度に「俺に大黒をやらせてくれ」って言われていて。でも冗談だと思ってスルーしてたんです(笑)。

2YOU:綿谷さんの中ではいつ頃から構想していたのですか?

綿谷:もう何年も前から飲食には興味があって。でもなんでも良い訳ではなくて、一緒に仕事したいと思える人を探している時に、旧友で同い年で飲食業界でバリバリ働いているのっち(中島)がいる大黒が絶対に良いと思って。でも話す度にかわされていました(笑)。

中島:だって本気だと思わないじゃないですか(笑)。名古屋の音楽業界でバリバリ活躍してる人が焼きとんを焼くなんて絶対冗談だろうなって。そしたらある日、本気の連絡が来て。

綿谷:俺はずっと本気だったのに(笑)。

2YOU:そこから具体的に話が進んだと。

中島:綿くんは経営者だし僕は経営陣なので飲みに行くと経営の話になるんですけど、その延長で「やらせてよ!」って話には何度もなっていて。その度に「いやいやいや」ってかわしていたんですけど、ある日昼に会社に会いに来たんですよ。この風貌で(笑)。

2YOU:会社の人は驚きますよね(笑)。

中島:本当に問題になりましたから。「中島さん宛てに入れ墨が凄く入った人が来たんですけど」って(笑)。社員には「見た目はこんなんだけど良い人だから!」って説明して(笑)。綿くんとお店を出すって話をしたときは勿論反対されましたよ。でも結果的に内山3丁目店は素晴らしい結果を叩き出しているわけで。

2YOU:お店がオープンしてどれくらいですか?

綿谷:今年の3月オープンなのでまだ7ヶ月くらいですね。

中島:まだ1年経ってないんだけど本当に良いお店を作ってくれていますね。僕がずっと未練のあったこと、今の僕がやっていること、それを上手く融合したお店を綿くんが大黒を通して作ってくれたなっていう。僕の理想というか、いつかやりたかったことを綿くんがこのお店(大黒内山3丁目店)でそのまま形にした店舗運営をしてくれているので本当に感謝していますね。

2YOU:綿谷さんは大黒を通してどんな仕事をしていきたいのですか?

綿谷:これ、たぶん初めて公の場で言いますけど、最終地点は自分で飲食店をやりたいんですよ。

2YOU:それはお店に立つという意味ですか?

綿谷:はい。いつか音楽の仕事は隠居して、自分が立つ小さなお店をやりたいんです。そのノウハウを大黒から学ばせてもらっていて。

中島:もう充分学んだでしょ。経営は元々出来る訳だし。

綿谷:経営はね。でも今の内山3丁目店だとかなり忙しいと思うから、もっとこじんまりしたお店で、常連さんと2、3人くらいで飲みながら店に立つ生活がしたくて。それは割と本気で思っていますね。

中島:今すぐ出来そうだけどね。綿くんに会いたい人なんて沢山いるだろうし。

綿谷:今はまだ音楽もバリバリやりたいから、いつかおじいちゃんになったら(笑)

2YOU:お店に行くのって場所じゃなく人に会いにいくのが大きいですからね。

中島:本当にそうなんですよ。誰が立っているからその店に行くっていう、それを僕らは全国展開していきたいんですけど、その中で今までやれなかったことが本物のアーティストが立っている店を作ることだったんです。それが既に形になってるのが内山3丁目店なので。綿くん含め内山3丁目の店に立っているメンバーは著名人ですから。だから僕らも綿くんを通してやりたかったことを実現させてもらっているんですよ。

綿谷:会社としてじゃなくて、のっち(中島)個人的な目標とかはあるの?

中島:それはもうTRUST RECORDSからCDを出すことですよ。

綿谷:いやいやいやいや。

中島:フルアルバムを出すこが最大の夢です。綿くん、CD出してください。

綿谷:もし、Nano Flapperが再結成するなら。(笑)

2YOU:綿谷さんが中島さんに「大黒をやらせて」って言ってたときと同じ現象が起きてますけど(笑)。

中島:あははは。本当だ(笑)。綿くんから「フランチャイズやりたい」って言われるたびに「絶対冗談でしょ」ってスルーしてましたからね(笑)。

綿谷:でも本当に何を目指しているのかは知りたいな。多分僕と同じでお金に執着無いと思うし、何処にモチベーションを持っていくかとかさ。

中島:そこは綿くんと似てると思うんだけど、綿くんがやっていることって所謂プロデュース業じゃないですか。かっこいいバンドに陽の目が当たる為には損得関係ないとこで動いてる訳で。そこが自分と似ている気がしているんですけど、燻ってる人間って世の中にいっぱいいて、そういう自分の才能に気付いてない人間を人前に立たせてあげることで才能に気付かせてあげられる存在になりたいですね。今のモチベーションはそこかな。それが落ち着いたらいよいよフルアルバムを作りたいです(笑)。

綿谷:途中まで良い話だったのに(笑)。

中島:でも本当にバンド時代に出会った綿くんとこうやって仕事が出来ることは嬉しいし楽しいですよ。これからも大黒をお願いしますね。

綿谷:こちらこそ。じゃあ早速2店舗目の話をしましょうか。(一同笑)

焼きとん 大黒 内山三丁目店
愛知県名古屋市千種区内山3-1-17 水谷ビル 1F
052-753-6644

★この日のメニュー

不動の人気ナンバーワン!レバテキ
190円(税込209円)
焼き師厳選!串焼き5本盛り
620円(税込682円)
名物!もつ煮込み
490円(税込539円)

interview by 柴山順次

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