RAD CREATION

レーベルTRUST RECORDS、ライブハウス栄R.A.Dから始まったRAD CREATIONはこの10年間で、ライブハウス5店舗、フェス、イベント企画制作、レーベル・マネジメント運営、飲食店、SHOP、プリント工場など多岐に渡る総合エンターテインメント会社へと成長を遂げた。彼らが目指すのはライブハウスを通して出会った仲間のやりたいことを実現出来る会社だという。現にこの数年でRAD CREATIONが手掛ける新店舗の出店は飲食やアパレルにも及びそこに集まる人によってまた新しい縁が生まれ円になっていく。コロナ禍においても様々な発信の仕方でライブシーンを盛り上げ続けてきたRAD CREATIONを代表して、綿谷氏、長尾氏にこの半年間の流れを訊いた。やりたいことがある人、夢を叶えたい人はRAD CREATIONの門を叩いてみては。

 

2YOU:コロナの影響がお店に表れ始めたのはいつ頃ですか?

長尾:2月末くらいから少しずつキャンセルの連絡がくるようになりました。その頃はまだ僕らとしては楽観的に捉えていたのでキャンセルは仕方ないけど出来るんじゃないかなって思っていて。だからキャンセル代も頂いたりする時もあったんですけど、3月終盤までは割とそんな流れでしたね。

 

2YOU:状況が変わったのは?

長尾:4月になると「これはちょっとやばいな」って空気感が出てきて。うちの会社はライブハウスもやっていますけど、レーベルやマネジメントも行っているので、自社のバンドのライブでソールドアウトしているような案件は厳しいなって。なので当時はブッキングライブでお店を繋いでいました。

 

2YOU:RAD CREATIONはライブハウスとマネジメントの両方の立場から考えないといけないですもんね。

綿谷:そうですね。ライブハウスに関しては2月から5月くらいの期間はほぼ長尾に任せていました。僕はマネジメントやレーベルに関する延期、中止、払い戻しの作業をひたすらするだけみたいな。毎年やってきたことが今年出来なかったのはやっぱり辛かったですね。

 

2YOU:FREEDOM NAGOYAだったりTRUST TOURだったり。

綿谷:はい。さすがに出来ないなって。

 

2YOU:そんな状況の中でもRAD CREATIONから発信される情報にポジティブなものが多かったことが印象的でした。どうしてもネガティブなニュースが多い中、新たな試みであったり、新店舗のオープンだったり、攻めている印象もあって。「For Our Live Houses」と題した全国のライブハウス支援もRAD CREATION発信で行ったり。

綿谷:自分の中で支援って言葉は使わないようにしているんですけど、便宜上支援と言ってるだけで、ライブハウスのために何かすることって結局は自分達のためでもあるんですよ。だからそんなにかっこいいことじゃなくてライブハウスと一緒に何かしたいっていうのが大きいです。

長尾:全国のライブハウスが思うように営業出来なくなったけど、うちはレーベルもマネジメントも行っているので、じゃあうちのバンドを連れて「全国ライブハウスどこでも行きますTOUR」を企画したり、ライブが出来ないならコンピを作ったり。今だから出来ることをバンドと一緒になって色々考えて提案出来たらいいなと。

綿谷:夏には弾き語りでのTRUST TOURを行ったり、最近だとKUZIRA/Maki/moon drop/Some Lifeの4バンドと東海4県のライブハウスを回るツアーを企画したり、Maki/Some Life/STAY HOME ALONE/カネヨリマサルはここからリリースツアーを積極的に行ったり、バンドの意向と合わせながら、この先の動き方を慎重に決めています。ここで浮かれて有耶無耶にしないように、注意する部分は注意してやっていかないと本当に終わってしまうと思っているので。

 

2YOU:中止になってしまった「FREEDOM NAGOYA」も、ただ中止にするのではなくスピンオフとして「ONLINE FESTIVAL LIVERTY2020」を企画したり。

綿谷:3月くらいまではFREEDOMはやるつもりだったんですけどね(笑)。でも4月に実行委員のスタッフと打ち合わせをして「どう考えても何万人も集まるのは物理的に無理だな」って。

 

2YOU:色んなフェスが延期、中止になる中、FREEDOMだけはやるんじゃないかなって思っていました。最後の砦というか。

綿谷:いや、意外とあっさり諦めました(笑)。これが去年の10周年のタイミングだったらもしかしたらもうちょっと悩んでいたかもしれないですけど。

長尾:もし開催しておたら倒産していたかも(笑)。色んな意味で(笑)。

綿谷:どっちにしても良い方には向いてなかったと思う。

長尾:しかも6月なんて状況としては最悪な時期でしたしね。

 

2YOU:毎日、毎月、状況が変わっていくから予定も立て難いですよね。あとRAD CREATIONは従業員の数もライブハウスとしては多いと思うのですが。

長尾:社員は20人以上いますね。バイトを入れたらもっと多いです。勿論コロナ禍で仕事のない中厳しいのは厳しいんですけど、全員にちゃんと給料を払わないとモチベーションも下がってしまうから給料も満額支払っています。そしたらそれぞれが自分にやれることを考えて動いてくれて。

綿谷:テレワークだった時期ってみんなそれぞれ今までみたいな仕事は全然なかったんですよ。だけど家にいて、何をしてても給料が入るわけで、そこに対してラッキーって思うスタッフはいなかったと思うんです。だからみんな、自分で何をするか考えて動いてくれて。そういう意味ではこの期間で社員の成長を感じることも出来ましたね。

 

2YOU:RAD CREATIONはライブハウスの営業再開も名古屋では早かったと思うのですが、とは言えライブ営業することを問われてしまう風潮はまだまだありますよね。

長尾:世間的にはそうですね。でも僕はそこまで悲観的じゃなくて。逆に今だからなんでもやれると思っているんですよ。バンドもみんなスケジュールが空いてるので何か仕掛けないかって相談もしやすくて。それで若手を集めて企画をしたり、ゲネをやったり、監禁したり(笑)。

 

2YOU:ライブハウスにバンドを監禁して新曲を作る企画は面白かったですね。

長尾:地元のバンドと一緒に何か企むのは今だからやり易いことだなと。

綿谷:僕も全然悲観的ではなくて、注意事項をライブハウスとバンドとお客さんが守ればやれると思うんですよ。基本的な対策は当然取りつつですけど。だからネガティブなことなんて何もないです。むしろ何でもやれるチャンスだと思っているので。特に僕は今、またライブハウスモードなんです。ここ最近はレーベルやマネジメントとしての側面が大きかったけど、改めてまたゼロからライブハウスをやろうと思っているので。

長尾:右に同じくです。うちのライブハウスでいえば、コロナ以降若手が滅茶苦茶増えたし行き場をなくしたバンドがどんどん集まってくるんですよ。そういう次の時代を作るであろう若手とゼロからシーンを作っていきたいなって思っています。

 

2YOU:この時期に飲食店を始めたり、そういうアクションも面白いですよね。総合的エンターテインメントというか。

長尾:仲間がやりたいことをやれる環境を作りたいんですよ。バンドを続けながら仕事をするのが厳しいというなら、バンドをしながら仕事が出来る環境を作ってあげたいし。だからバンドマンから「こういう仕事がしたい」って相談を受けたら「じゃあお店を作ろう」っていう発想なんです。お陰様で色んな業種の方とお話させて頂く機会も頂くので、何かきっかけとチャンスがあれば一緒に仕掛けていきたい気持ちです。

綿谷:社員も所属バンドも仲間も、みんながやりたいことを実現させてあげられるような、そんな会社になっていきたいですね。

 

2YOU:素晴らしいです。栄付近でトラストパーキングという駐車場を見かけたんですけど、もしかして…。

長尾:あははは。ありますね。

綿谷:さすがに駐車場の経営はまだしてないです。

 

2YOU:まだ(笑)。

綿谷:いやいや(笑)。

長尾:駐車場をやりたいバンドマンがいれば(笑)。


interviw by 柴山順次

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