ペリ・ウブ

BiS解散以降、ソロアーティストとして個性を放ちまくるペリ・ウブ。音楽、ファッション、メイク、カルチャーと、ペリ・ウブの「好き!」を連打するそのワン・アンド・オンリーな表現方法はまさに100%ペリ・ウブ。コロナ禍において活動が制限される中、6月より毎月新曲を配信リリース、10月にはCD『Birth』リリース、さらに「ペリ・ウブ七変化」が楽しめるMV「Birth」の発表と、常にワクワクを届け続けるペリ・ウブのポジティブなアティチュードはこの世界を明るくしてくれるはずだ。好きなことを好きだと叫ぶことで誰かの「好き」とリンクしたり、新しい価値観と繋がったり、そういったハッピーの連鎖を生み出すペリ・ウブの存在こそ、今の日本に必要なのかもしれない。そんな大袈裟な話じゃないかもしれないけれど、そんなことを本気で思わせてくれる。それがペリ・ウブだ。

 

2YOU:前回のインタビュー時(2020年3月)とは状況が一変してしまいましたが、ペリさんはこの期間をどう過ごしていました?

ペリ・ウブ:ソロとしてゼロからスタートしたばかりで、ペリ・ウブというものをここから具現化していくぞってタイミングだったので、身動きのとれないことに歯がゆさを感じていました。ライブも中止になってしまって。だけど、ライブ以外でも出来ることってあると思ったので、私の頭の中の世界を目に見えるように形にしていこうと思ったんです。それがペリ・ウブの見せ方だと思っているのでとにかく作品を作って発信していこうって。それで一番分かり易くイメージが伝わりやすいのって視覚だから、ペリ・ウブという世界観を知ってもらうために「Birth」のMVを作ったんです。MVはずっと作りたいと思っていたんですよ。

2YOU:世間のムードがどうしてもネガティブに寄りがちな中で6月から毎月新曲をリリースし続けてきたのも素晴らしいなと。音楽関係のニュースといえばイベントの中止や延期が多かった時期で、毎月新曲が届くことにどれだけワクワクしていたか。

ペリ・ウブ:嬉しい。私もライブが出来なくなって歯がゆさしかなかったんだけど、曲は10曲以上あるし、だったらそれを世に出していくしかないって。

 

2YOU:毎月届く新曲を聴きながらペリ・ウブとしての狼煙が上がったなって思っていました。いよいよ始まるなって。

ペリ・ウブ:やっとです(笑)。

 

2YOU:どうせやるならド派手にってことで、ペリさんから放たれる全てがキラキラしているじゃないですか。音楽、ファッション、メイク、カルチャー、とにかく好きなものを詰め込んで好きなことを体現しているのが清々しくて。自分の好きなことを好きなまま表現することを躊躇してしまう人も多いじゃないですか。

ペリ・ウブ:逆に私は好きなことを追求しない意味が分からない。それを良しとしない風潮も全然分からない。なんでやりたいことをやっちゃ駄目なんだろうなって疑問に思っちゃう。だって私は私だし人は人だもん。例えば街を歩いていたって誰も他人をそこまで気にして見ないじゃないですか。それなのに人目を気にして好きな恰好をしないのって自意識過剰なんじゃないかなって思う。勿論人に迷惑をかけることはしたくないけど、好きな服を着て好きなことをするのに我慢なんていらないと思うな。

 

2YOU:プリンセス プリンセスの「Diamonds」でも「好きな服を着てるだけ悪いことしてないよ」という歌詞がありますもんね。

ペリ・ウブ:本当それ!だけど、だからってめちゃくちゃな恰好がしたいわけじゃないんですよ。TPOに合わせるのもファッションだと思っているので。誰に会うかとか、そこがどんな空間だとか、何をするかとか、そのビジョンとペリ・ウブを掛け合わせることが楽しいし、そこ含めてファッションだと思う。

 

2YOU:ルールはないけどマナーはあるっていう。

ペリ・ウブ:うんうん。誰かが不快に思うことはしたくない。そうじゃなくて、なにも考えずに好きな服を着ていたらただの「ペリ・ウブ」で、例えば「遊園地×ペリ・ウブ」とか「水族館×ペリ・ウブ」みたいに、その場に合ったペリ・ウブなりのコーディネートを考えることが楽しいんですよ。

 

2YOU:「Birth」のMVの「ペリ・ウブ七変化」じゃないですけど、カメレオン的な発想なのかもしれないですね。TPOに対してどうペリ・ウブするかみたいな。そういったファッション的な側面に音楽サイドからのアプローチが加わることでペリ・ウブというジャンルが成立してるなと。

ペリ・ウブ:それが一番やりたいこと。ファッションも音楽も、どっちもペリ・ウブという存在を体現する手段なんですよ。まず自分という基盤があって、その基盤と色んなテーマを掛け合わせたときに生まれるものにワクワクするんです。例えば「Birth」だったら「誕生日×ペリ・ウブ」だし「Rinne」だったら「和×ペリ・ウブ」だし。そういうペリ・ウブと何かを掛け合わせたものをどんどん発信していきたいんですよ。

 

2YOU:そもそもEDMと出会ったペリさんがそれを自分流に表現したことがソロの基盤にあると思うのですが、EDMも楽曲ごとのテーマもファッションもメイクも、打ち出し方全てがめちゃくちゃペリ・ウブですよね。

ペリ・ウブ:あははは。そう、めちゃくちゃペリ・ウブ(笑)。

 

2YOU:こうやって話していたりソロ以降の活動を見て感じることなんですけど、ペリさんってめちゃくちゃ変わったけど何も変わってないですよね。このニュアンスが伝わるか分からないですけど。

ペリ・ウブ:それってペリ・ウブはペリ・ウブってこと?

 

2YOU:ペリ・ウブでしかないです。

ペリ・ウブ:嬉しい。もうずっと言ってるんだけど、ペリ・ウブというジャンルを確立したいんですよ。だから「ペリ・ウブっぽい」って言われることが嬉しい。ペリ・ウブをジャンルとして自分自身に組み込んでもらえたらいいなって思っているんですよ。

 

2YOU:自分自身に組み込む?

ペリ・ウブ:私の真似をして欲しいとかじゃなくて、コーディネートを組むときに自分らしさをマストで入れて欲しいんです。例えば自分らしさ×モード、自分らしさ×フェミニン、そして自分らしさ×ペリ・ウブ。ペリ・ウブという言葉を聞いて想像できる世界観を説明してくださいという問題を出したとして、聞かれた大体の人が近いものを答えたらそれはペリ・ウブがジャンルとして確立したということだと思うんです。

らえ

2YOU:ああ、なるほど。そうやって自分を解放する人が増えたら世界がカラフルになりますよね。

ペリ・ウブ:カラフルな世界、いいですよね。みんながみんなそれぞれ自分の色を放つ世界、絶対いいと思う。自我っていうか、自分らしさを持った人で世界が溢れたらいいな。

 

2YOU:ちなみにペリさんの自分らしさってどんなところだと思いますか?

ペリ・ウブ:内面でいうと、自分は自分、人とは比べないナンバーワンよりオンリーワンタイプです。誰とも比べないけど負けず嫌いっていう矛盾を抱えていて、誰よりも目立ちたいし、人に憧れられたいし、たくさんの人に知ってもらいたいっていう。私を見て欲しいんじゃなくて私の世界観を見て欲しい。

 

2YOU:ちょっと気になったんですけど、学生時代ってどんな格好をしていました?制服?

ペリ・ウブ:私が通っていた高校は制服が3種類あって、それを組み合わせて着てました。あと靴下は同じものを履いていったことがないです(笑)。靴下を集めるのが趣味だったんですけど「この靴下にはこの髪型!」みたいなのを考えるのが大好きで。よく「ギャルだったでしょ?」って言われるけど、全然ギャルじゃないし、友達もいなかったし。だから人に合わすということを知らないんだと思う。その頃から人見知りだったし明るい子じゃなかったけど、目立ちたいし、浮いてたし。そう思うと何も変わってないですね。

 

2YOU:人見知りだけど目立ちたがり屋なのはペリさんっぽいですね。

ペリ・ウブ:ですよね(笑)。でも人は大好きなんですよ。だけどコミュ力がないし興味もないんです。明るい陰キャみたいな感じかも(笑)。

 

2YOU:明るい陰キャ(笑)。

ペリ・ウブ:だから自分と向き合う時間が多かった。自分が好きなものに夢中になったり追求したり。

 

2YOU:自分を形成する上で影響を受けた好きなものとかってありますか?

ペリ・ウブ:色んなものが好きですけど、中学の頃にボーカロイドにハマったのは大きかったと思います。初めてボーカロイドを知ったときの衝撃が凄くて。そのときになんとなく流行ってたから「踊ってみた」を始めて、そのときに自分は人前に立つことが好きなんだって知りました。それが全ての始まりだったと思う。踊ったり歌ったり、表現することを仕事にしたいなって。

 

2YOU:ペリ・ウブになってどれくらいでしたっけ?

ペリ・ウブ:4年くらいですね。

 

2YOU:普段の自分からペリ・ウブになるスイッチみたいなのってあったりします?それとも普段の延長?

ペリ・ウブ:最近それを凄く考えたんですけど、プライベートの私は細かい色んな感情があって、喜んだり、怒ったり、泣いたり、色々あるんですけど、その全部の感情をドン!と表に出すのがペリ・ウブなのかなって。楽しいことも悲しいことも全部ペリ・ウブというフィルターをかけて発表するみたいな。全ての経験が私を形成しているということです。経験して感じたものを、音楽だったり、ファッションだったり、メイクだったり、ライブだったりにぶつけているんです。

 

2YOU:そうやってアウトプットしたものが全部ハッピーなのがまさにペリ・ウブですよね。

ペリ・ウブ:ハッピーじゃないと意味がないと思っているんですよ。辛いことを吸収したとしてもハッピーに変換して届けたい。ペリ・ウブのフィルターはそういう色だと思う。それがペリ・ウブとしての生き方だと私は思っています。

interviw by 柴山順次

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ペリ・ウブ
タイトル:Birth
1500円

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