MELiSSA

アイドルカレッジから派生したガールズロックユニット、MELiSSAが待望の1stフルアルバム『GATHERWAY』を完成させた。3月にAYUが脱退、そして新メンバーにAiNA、MiSAKi、YU-Kiを迎えたことで新体制となったMELiSSA。『GATHERWAY』には5人時代と現体制の音源が収録されており、彼女達のこれまでと今、そしてこれからを感じることが出来る。アイドルカレッジの殻を破り、MELiSSAとしての在り方を確立した7人に話を訊く。

 

2YOU:MELiSSAはアイドルカレッジから派生したユニットとしての始まりでしたがデビューから1年間の活動を通して自分達の中でのMELiSSAの在り方や存在も随分変わったのではないですか?

PARU:やっぱり最初はアイドルカレッジのメンバーがやっているプロジェクトっていう捉え方が大きかったんですけど、そこは大きく変わりました。それこそ最初の頃はアイドルカレッジの楽曲も歌っていましたし。

BAYASHi:ヴィジュアル面も最初の頃はアイドルカレッジの印象のままだったから黒髪でしたしね。今じゃこんな色(金髪)していますけど(笑)。

PARU:AYUの脱退もありましたけど、HANAMiがアイドルカレッジを卒業してMELiSSAに専念することになったり、5月にAiNA、YU-Ki、MiSAKiが新メンバーとして入ってきたり、色んな意味で変化してきたと思います。勿論、意識的な面でも。

 

2YOU:新メンバーの3人はアイドルカレッジではないんですよね。

YU-Ki:そうなんですよ。

PARU:アイドルカレッジじゃないメンバーが入ってきたことはMELiSSAにとっては本当に大きいですね。全く別物になったので。

BAYASHi:以前はアイドルカレッジがあってのMELiSSAでしたけど、アイドルカレッジとは切り離して考えるようになってきていますね。

 

2YOU:結成時から、楽曲的にも打ち出し方としてもアイドルカレッジとは意識的に真逆に進んでいるとは思っていたのですが、そこが完全に独立した印象は確かにありますね。

PARU:アイドルカレッジは清純派なので、MELiSSAを始めた頃は「清楚からかけ離れた」って声もあって。でも活動を通してMELiSSAとしての私達を認めてもらえたのかなって。

 

2YOU:そうやって辿り着いたMELiSSAとしての在り方、生き方がアルバムには詰め込まれていますよね。これまでとこれからが同居する今作はMELiSSAそのものだなと。

HANAMi:今回のアルバムには5人の頃のMELiSSAと7人になったMELiSSAが同時に収録されているので私達の歴史が詰まっているアルバムであり、新しく入った3人との始まりのアルバムでもあるんですよ。

AiNA:7人のMELiSSAでは「レクイエム」と「UTPA」を収録していて。

PARU:「UTPA」はRED盤には5人ヴァージョン、BLUE盤には7人ヴァージョンが入っているんですよ。5人から7人になったMELiSSAの進化を感じてもらえたら嬉しいです。

 

2YOU:AiNAさんとYU-KiさんがMELiSSAに加入したのは?

AiNA:私は元々愛知県でアイドル活動をしていたんですけど、MELiSSAの楽曲を聴いたときに自分の歌いたいのはこれだって思ったんです。きゃぴきゃぴしたアイドルの恋愛ソングは、恋愛もちゃんとしたことがないから分からなくて(笑)。だけどMELiSSAの曲は、これまで生きてきて感じたことと当てはまることも多くて、きっと魂を込めて歌えるだろうなと。それでオーディションを受けました。

YU-Ki:私は小学生の頃から歌手に憧れていたんですけど、中々目が出なくて。それで音楽に関わる仕事をしようと思って業界の裏方をしていたんです。だけどやっぱり歌うことが好きだったし、最後の挑戦としてMELiSSAのオーディションを受けました。もし合格しなかったら音楽の仕事を諦めるつもりだったので、人生においてMELiSSAのオーディションを受けたことは大きな分岐点になりました。

 

2YOU:新メンバーを迎えてMELiSSA内ではどう感じていますか?

PARU:まず雰囲気がガラッと変わりましたね。音楽だったり、MELiSSAに対する気持ちが凄く強い3人なので、逆に私達が引っ張ってもらうこともあります。

HANAMi:見習うことは本当に沢山ありますね。

BAYASHi:新メンバーが入ったことで元々いたメンバーの意識も変わったんですよ。グループとして風向きがかなり良くなったと思います。

MUTSUMi:良い意味で方向転換出来たかなって。アイドルカレッジから派生したユニットだったMELiSSAに、全く違う角度から新メンバーが加わって、アイドルカレッジ以外のお客さんにも知ってもらえるようになったし、ロックが好きな人にも届いている実感もあって。そこが大きく変わったなって思います。

 

2YOU:変化や進化をしていく中で、皆さんにとってMELiSSAはどのような存在になってきました?

PARU:日々のうっぷんを晴らす場所というか、ストレス解消じゃないですけど、とにかく思いっきりやれる場所になってきました。さっきAiNAが恋愛ソングより生きてきた中で感じることを歌いたいって言ってましたけど、そういう歌詞がMELiSSAは多いし、そういうことを歌っていける場所が私にとってのMELiSSAですね。

 

2YOU:「planet dance」や「Imitation Warriors」にはMELiSSAとして伝えたい思いの強さが色濃く出ていますよね。「MELiSSA」では「それでも僕は夢みてずっと抗うんだ」と歌っていたけど、今は夢を見ることや信じることをはっきり言いきっているなと。

BAYASHi:確かに!

PARU:凄い分析!何かでパクらせて頂きます(笑)。

2YOU:そこが今のMELiSSAの強さなのかなと。「Berserker」とか滅茶苦茶強いですからね。こんな時代ですけど悩みごと全部ぶっ壊してくれるなって。

PARU:本当にそう!本当にそう!!

 

2YOU:「DiSEASE」でも「全部ぶっ壊したい」と歌っていますしね。

BAYASHi:だから自分でも歌っていてテンションが上がっちゃうんですよ。アルバム通して攻めているし、自分達に向けて歌っている部分もあって。

 

2YOU:かと言ってただ前向きに頑張れって言ってる訳じゃないのもMELiSSAなのかなと。

PARU:歌詞を読むと否定的な言葉も多いんですよね。それこそ「MELiSSA」の「陽気なヒーローはガラじゃない」とか。あと新曲の「レクイエム」も決して明るいメッセージではなかったり。だけど前向きなんですよね。結果的に否定的にならないというか。

 

2YOU:ただ「前を向こう!」とか「頑張ろう!」って歌うんじゃなくて、弱さを歌った上でどうやって前を向くかが歌われているから信用出来るんですよ。ちゃんと壁にぶつかっているというか。

PARU:そうそうそう!

 

2YOU:「センチメンタルデイズ」でも「かりそめの強さで精一杯だけど進んで行ける」という一節があったり。

BAYASHi:そこまで汲み取ってくれるなんて。

PARU:あの、プロデューサーになってもらってもいいですか(笑)。

 

2YOU:あははは。でも本当にそれだけリアリティがあるんですよ。だからこそ、そのリアリティを感じるためにもライブが早く観たいのですが。

YU-Ki:私達もライブがしたいです。

AiNA:今は少しずつ東京でやったりもしているんですけど、ツアーや地元でのリリースイベントもやりたいです。私は愛知県出身だからやっぱりタワーレコード名古屋近鉄パッセ店さんでのリリイベに憧れるし、もしコロナじゃなかったらやれたんじゃないかって思うと悔しくて。だけど、今の状況だからこそ出来ることも沢山あるし、コロナの期間に何をするかでこれからのMELiSSAがまた進化すると思うので、今はパワーアップするための充電期間だと思ってやれることを全部やりたいなと思っています。

 

2YOU:MELiSSAとしての展望はありますか?

HANAMi:この7人でワンマンライブがしたいです。

PARU:したいね!

AiNA:PARUさんが11月で卒業するので、それまでにはなんとかこの状況が収まってくれたらいいんですけど。

 

2YOU:PARUさんは卒業後の動きは決まっているのですか?

PARU:衣装を作る仕事をします。今もMELiSSAの衣装を私が制作しているんですけど、卒業後もMELiSSAの衣装制作には関わっていきます。20歳から5年間アイドルをやってきて、次の道を考えたときに私は衣装制作の仕事をしたいなと思うようになったんですよ。BAYASHi:やりたいことを実現する人を心から尊敬するし、卒業までの期間、この7人で過ごせる時間を大切に活動していきたいです。

 

2YOU:「MELiSSA」で「やりたいことやれないなら」「現状そんな覚悟もってないし」と歌っていたことを思うと1年で本当に強くなりましたね。

PARU:そう言ってもらえると本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 

2YOU:そのときそのときの選択がMELiSSAを作り上げていくんだと思います。これからも7人の活動、楽しみにしています。

PARU:ありがとうござます 。今回のアルバムには『GATHERWAY』というタイトルが付いているんですけど、5人から7人への変化や、新体制として動き始めた今のMELiSSAを感じ取ってもらえると思うので、新体制で動き始めたMELiSSAを見ていて欲しいです。

BAYASHi:夢を見ているだけじゃなく、しっかり現実も見ています。そんな私達の綺麗ごとじゃないメッセージをこれからも届けていきたいと思っています。

YU-Ki:今回のアルバムはMELiSSAにとっては轍であって、新メンバーの私達にとっては始まりでもあります。以前のMELiSSAから今のMELiSSAへの変化を楽しんでもらいたいし、ここからまた変化していくMELiSSAも見ていて欲しいです。

AiNA:こういう状況だけど音楽は生き続けるし、こういう状況だからこそ聴いて欲しい音楽を作っているので、これからもMELiSSAを宜しくお願いします。

HANAMi:ここからまた始まるMELiSSAに期待していて下さい。

MUTSUMi:もうみんなが全部言ってくれたからネタ切れですけど、擦り切れるまでCDを聴いて、ライブにも足を運んでもらえたら嬉しいです。これからもMELiSSAをよろしくお願いします!

interview by 柴山順次

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タイトル:GATHERWAY
8月18日(火)発売
2250円(税込)
RED盤

BLUE盤

https://idolcollege.to

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