EMPiRE

日々状況の変わる2020年をどう生きるか。落ち込んだり前を向いたりしながらなんとか自分を奮い立たせ、その場に立つことに精いっぱい。そんなときに救ってくれるのは、そんなときに寄り添ってくれるのは、やっぱり音楽だ。EMPiREが8月5日にリリースした新作『SUPER COOL EP』は彼女達が現実と向き合い誰かを想い作り上げた作品。シューゲイザー的なアプローチの新境地「ORDiNARY」に優しく包まれ、EMPiREの真骨頂であるダンスミュージック とロックの融合「This is EMPiRE SOUNDS」に活力をもらい、「I have to go」「I don’t cry anymore」に胸を焦がし、「SUPER FEELiNG GOOD」で何もかも忘れて踊る。『SUPER COOL EP』は時代に寄り添う、今だからこその作品だ。ライブが出来ない状況が続く中でEMPiREが思うこと、最愛のエージェントのこと、MAYU EMPiRE、MAHO EMPiREに話を訊く。

 

 

2YOU:自粛期間はどのように過ごしていました?

MAYU:それまで毎日会っていたメンバーにも会えなくなって、生活が大きく変わってしまう中で自分達が何をすべきか各々が考えていた時期でした。自分は曲も作れないし、何かを生み出せる訳でもないから、改めて無力さを痛感してしまって。だから何かやらなきゃと思ってターを始めたんです。ギターが弾けるようになったら音楽の理解も深まるんじゃないかなって。あとはいつライブが出来るか分からないけど、ライブを想像したり、どう踊ったら よりかっこよく見せられるか  ダンスを見つめ直したり、そうやってイメージの中でのトレーニングや個人レッスンをしていました。

MAHO:毎週ライブが出来る環境があって、そのライブが自分の活力だったので、ライブが出来なくなったことで落ち込んでしまって。だけど落ち込んでいても仕方ないので、過去のライブ映像を見返したり、EMPiREとしてどうなりたいか、改めて自問自答する期間でした。

 

2YOU:久し振りにメンバーと会ったときはどう感じました?

MAYU:コロナ の状況が少し落ち着いて からは『SUPER COOL EP』の制作もあったし少しずつ会うようになったんですけど、いい意味でみんな何も変わっていなかったです。一瞬でEMPiREのいつもの温度感になるというか。

 

2YOU:エージェント(ファンの総称)の話もしました?

MAYU:普段からめちゃくちゃ話しますよ。エージェントは私達の活力なので。直接会うことがしばらく出来ていなくて改めて感じたんですけど、私達がエージェントに何かを与えているんじゃなくて、貰っているものがこんなに大きいんだなってことを再確認出来たし、エージェントがいるから頑張れていたんだなって実感しました。だからこそ頑張らなきゃいけないんですけど、会えない時間が長すぎて、寂しさから腐っちゃいそうな時期もあって。

 

2YOU:どうやって乗り越えたのですか?

MAYU:やっぱりエージェントを想うことです。ライブが出来ない中でEMPiREを盛り上げようとSNSで色んなことを書いてくれているのを見て、エージェントが希望を捨てていないのに自分がさじを投げちゃったら駄目じゃんって。そう思ったら自然と前を向けるようになったので、本当に自分にとってエージェントが大切な存在なんだなって思いました。

MAHO:腐ってしまいそうになることもあったけど、腐った先の自分を想像したらゾッとしたんです。そうなってしまったらもう戻れないと思うんですよ。コロナが収束したときに「コロナを踏み台にしてやった」って言えるくらい強くなりたいなって思ってます。

 

2YOU:コロナ禍だからこそのエンターテイメントの届け方をしている印象があって。色んな配信ライブや無観客ライブがある中で「EMPiRE’S GREAT PARTY」の在り方や見せ方はEMPiREならではだなと。ライブ映像でありながら映像作品としての作り込み方が素晴らしかったです。

MAYU:配信ライブや無観客ライブって、生のライブとはやっぱり違うから、どうやってかっこよく見せるか悩んだりもしたんですけど、「 SUPER COOL EGP 」は映像作品として作り込んだものを届けたいと思ったし 、観てくれた方が喜んでくれたのも嬉しかったです。

 

2YOU:4月に「ORDiNARY」が公開されたときも救われました。あの時期、みんなそれぞれ苦しかったと思うんですよ。だけど弱音を吐くことも出来なくて。そんなときに優しく包み込んでくれたのが「ORDiNARY」で。エージェントも、エージェントという名の下にそれぞれの生活があって、みんな苦しかったと思うけど、そこに寄り添う「ORDiNARY」の優しさがとんでもなくて。

MAYU:ここ最近のEMPiREってイケイケできてたじゃないですか。でも「ORDiNARY」は心が緩まるような曲調だし、自分のことを許してあげたり肩の力抜いてゆっくりするのも必要だなって。

2YOU:この時期は何も出来ない日もあったりして、でもそんな駄目な日すら「ORDiNARY」が肯定してくれたんですよ。

MAHO:「ORDiNARY」の制作時期はまだコロナが本格的になってなかったんですけど、エージェントに届けるタイミングで状況が一変していて。それもあって自分達の中でもより届けたい曲に変わったんです。

 

2YOU:偶然というか必然というか。でも確実に救われた人は多いと思います。さらに楽曲としてもシューゲイザー的なアプローチが新鮮でとにかくかっこいいなと。

MAYU:異世界にいざなわれるような曲ですよね。日常だけど非日常みたいな。間奏も凄くて、歌詞がなくてもグッとくるところが個人的にはポイントだなと。改めて音楽って凄いな って思いました。

MAHO:今までとは明らかに違う世界観だからEMPiREの新しい側面を見せれたと思います。

 

2YOU:そうやって新しい要素を持ち込んで、それを確立していくのがEMPiREだと思っているんですが、例えば「Have it my way」や「RiGHT NOW」で確立したオリジナリティも初期では想像も出来なかったけど今ではスタンダードになっている訳で。そうやって色んな音楽を吸収して追求して確立することで「This is EMPiRE SOUNDS」が成立するんだなって。

MAYU:確かにそうですよね。今作で言えば「ORDiNARY」もですけど、新しい要素を取り込んでEMPiREのオリジナルな音楽を作っていきたいです。

 

2YOU:「This is EMPiRE SOUNDS」はMVも最高ですよね。「ORDiNARY」との高低差が凄すぎて。開始10秒の、MAYUさんの「バーン!」っていうポーズで久し振りに爆笑しました。

MAYU:あははは。あれ、撮影も滅茶苦茶面白かったんですよ。「とにかくかっこつけて!」って言われて、照れないように頑張ってかっこつけました。笑ってもらえたなら良かったです(笑)

2YOU:EMPiREは作品ごとにギャップがあって驚かされるのですがMAHOさんがソロで出演している「I have to go」のリリックビデオの反響もあったのでは?

MAHO:きっとみんな私にああいうイメージがないと思うのでびっくりしたんじゃないかな(笑)。

2YOU:「I have to go」や「I don’t cry anymore」のようなストレートなラブソングはEMPiREの新境地かと。

MAYU:EMPiRE って実はこういう女の子っぽい曲も似合うと思っていて。だからそういう側面からのEMPiRE  らしさも確立していけたらなって思っています。

 

2YOU:「I don’t cry anymore」はMAYUさんの作詞ですが、ラブソングを書くことで意識することはありますか?

MAYU:MAYU EMPiREじゃないときの普段の自分が全然女っぽくないので、こういう繊細な感じを表現するのは面白いですね。女っぽい部分を出すのが自分的には新境地なので。

 

2YOU:普段の自分とMAYU EMPiRE、MAHO EMPiREとしての自分で違いはあります?

MAYU:全然違いますね。MAYU EMPiREでいるときは強くいられるんですよ。だから普段の私でいるときは自分には何もないって思っちゃう。MAYU EMPiREはコミュ力も2億くらいありますけど普段の私は全然喋れないですから(笑)。だから最近は基本的にMAYU EMPiREモードでいますね。

 

2YOU:スイッチを押す感じですか?

MAYU:最初の頃はそうでした。でもエージェントの前では自然でいられますね。

2YOU:「Can you hear me?」には普段のMAYUさんとMAYU EMPiREとしてのMAYUさんが同居している気がします。

MAYU:ああ、確かに。Aメロは普段の自分だけど、そこからどんどんMAYU EMPiREになっていく感じはありますね。

 

2YOU:曲の中で成長していく感じは「Clumsy」でも感じました。最初は不安を歌っているけど、曲が終わる頃には大きな声を出してるっていう。

MAYU:弱さを受け入れて強くなりたい気持ちは「Can you hear me?」で歌っていることと似ているかもしれないですね。

 

2YOU:世界が変わってしまった中で、もがきながらも抗って、EMPiRE とエージェントで集まってみんなで「SUPER FEELiNG GOOD」を歌ったらどんな感情になるんでしょうね。とんでもないジャイアントパワーが生まれる気がしてワクワクします。

MAHO:ライブ、やりたいです。本当に。今は会えないけど、エージェントとは SNSで交流できたりはしますけど、早くライブで会いたいですね。

 

2YOU:会えない期間にEMPiREとエージェントの絆はSNSを通して深まっているかもしれないですよね。その絆を確かめ合うような再開を心待ちしています。

MAHO:会えない期間にエージェントが発信してくれることが私達のエネルギーになっていました。色んなことが起きて不安に思う人もいると思うけど、これからも私達はみんなにEMPiREを届けていくので、安心して楽しみに待ってて欲しいです。

MAYU:EMPiRE の音楽や存在を通してエージェントに元気になってもらいたいです。私達の良さって、明るいところだと思うんですよ。そして私達が明るくいられるのはエージェントのお陰なんです。だからお互い作用しあって、みんなで元気で再会したい。生き難い世の中だけど、辛くなったら私達を思い出してクスッとしてもらえたらいいなって思っています。

 

2YOU:そんなときは「This is EMPiRE SOUNDS」のMVを観たら一発ですよね。

MAYU:あははは。あれを観て笑ってもらえたら本望です(笑)。

2YOU:何周もすると「This is EMPiRE SOUNDS」で泣けるんですけどね。ここに辿り着くまでのストーリーを思うと涙が出ちゃうんですよ。MiKiNAさんがリンゴを食べてるシーンも、あれ単体では面白いけどEMPiRE加入からの物語を考えるとリンゴを食べてる姿すら泣ける。

MAYU:あははは。

MAHO:それはかなりのEMPiRE上級者です(笑)。

 

2YOU:ここに辿り着くまで色んなことがあって、今の状況があって。ここを越えた先でこれからもEMPiRE SOUNDSを更新していって欲しいです。

MAYU:承知です !

interview by 柴山順次

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EMPiRE
タイトル:SUPER COOL EP
2020年8月5日(水)発売

<初回生産限定盤>BOX仕様 / PHOTOBOOK付
CASSETTE TAPE + Blu-ray Disc
品番:AVTD-96522/B
価格:¥9,091(+tax)

<DVD盤>CD+DVD
品番:AVCD-96523/B
価格:¥4,500(+tax)

<CD盤>CD
品番:AVCD-96524
価格:¥2,000(+tax)

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