PIGGS

プー・ルイがWACKの渡辺淳之介氏出資のもと株式会社プープーランドを設立し、社長兼プロデューサー兼メンバーとして発足したアイドルグループ、PIGGS。1次オーディションでUMI、CHIYO-P、2次オーディションでBAN-BAN、SHELLMEが合格、更にサウンドプロデューサーにRyan.B、衣装とアートデザインにMETTYを起用し「Produce IDOL Go to world is Good Society」をテーマに始動。コロナ禍による活動自粛のため、「I HATE PIGGS」と題した配信、メンバーの共同生活とイレギュラーな形でのスタートとなった彼女達がアイドルシーンにどのような革命を起こすか、数ある伝説を作り上げてきたプー・ルイが新たな仲間と仕掛けるPIGGSにワクワクが止まらない。5人で生活する「あの部屋」とオンラインによるリモートインタビューをお届けする。

 

2YOU:プー・ルイさんが新たにアイドルグループを作ろうと思ったのはどういう経緯だったのですか?

プー・ルイ:BILLIE IDLE®の解散が決まって、じゃあ次何しよっかなってときに渡辺さん(WACK/渡辺淳之介)とご飯に行ったんですけど「WACKの社員になってプロデューサーでもやる?」みたいな話もあって。でも完全に裏方に回るっていう気持ちはまだあんまりなくて。そしたら「アイドルとしてはおばさんだからWACKにはいらない。アドバイスはするから外でやれよ」って言われて(笑)。

 

2YOU:その結果、自らが社長となり、且つアイドルもやると。メンバーの皆さんはオーディションを受ける前のプー・ルイさんはどんな印象を持っていました?

BAN-BAN:すごい人ってイメージです。伝説のアイドルだから。

プー・ルイ:伝説でーす。

 

2YOU:すぐそういうことを自分で言う(笑)。

プー・ルイ:BAN-BANはライブにも来てたんだよね?

BAN-BAN:私はBiSがずっと好きだったんです。WACKのオーディションも受けていたんですけどずっと落ちていて。だからプーちゃんが新しいアイドルグループを作るって聞いて受けてみたんです。

プー・ルイ:でもチェキを撮ってたのはペリ・ウブらしいですよ。

 

2YOU:あははは。CHIYO-Pさんは?

CHIYO-P:私はめっちゃファンって訳じゃなかったけど、やっぱり滅茶苦茶有名だから自分も知っていて。私はずっとアイドルになりたかったんですけど、やるんだったら若い方がいいと思って焦っていたんですよ。そんなときにプーちゃんのオーディションをネットで見かけて、プーちゃんだったら安心だなと思って受けました。

UMI:私もアイドルになりたくて色んなオーディションを受けていたけどことごとく駄目で。年齢的に最後のチャンスだと思って受けたのがプーちゃんのオーディションだったんです。

SHELLME:私は正直に言うと前の事務所を辞めたばかりで色んなオーディションを受けていたんですけど、その中のひとつがプーちゃんのオーディションだったんです。それで合格したのでPIGGSの一員になることが出来ました。

 

2YOU:沢山の応募があった中からプー・ルイさんがこのメンバーを選出した決め手は?

プー・ルイ:えー、なんだろう。でも割と直感かも。あとは素直で騙せそうな子をいっぱい選びました。(一同笑)

 

2YOU:またそういうことを言う(笑)。

プー・ルイ:追加オーディションを入れたら全部で400人くらいきたんですよ。そこから2次に進んだのは20人くらいで。2次ではマンツーマンで1時間くらい喋ったりして。「こういうグループを作りたい!」とかがあったわけじゃなかったので最初のひとりを選ぶのが大変でした。最初に決まったのはCHIYO-Pだったんですけど、そこからはバランスを見ながら決めていって、まあ辞めた子もいるんですけど、最終的にこのメンバーが揃いました。でもまだライブもしていないんで、どういうグループになるか自分でも分かってないんですけど。

 

2YOU:主な活動はYouTubeですからね。でもメンバーのパーソナルな部分がよく見えるから現時点で既に感情移入していますけどね。

プー・ルイ:私はASAYAN世代なんでやっぱりそういうドキュメントっぽさが好きなんですよ。モーニング娘。のオーディションで泣かされているのとか、あと「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」で千秋さんが泣きながら頑張ってる姿とか超見てましたから。女の子が泣いてるのを見るのが好きなんですよ。だから自分達もそういう姿を見せたいなって。たぶん性癖なんだと思います(笑)。

 

2YOU:その流れもあっての共同生活だと。

プー・ルイ:共同生活はずっとしてみたかったんですけど、理由がないと中々出来ないじゃないですか。そんな中、コロナで外で集まることも難しくなったから一緒に住めば家で全部完結出来ると思ったんですよ。だから今は家から外に出ることって本当になくて、ちょうど良かったなって。

 

2YOU:YouTubeで散々見ているので部屋の構造まで分かるくらいなんですけど、本当のその家の中でPIGGSは始まっているし、現時点ではその家が活動の全てじゃないですか。それを見ている感覚って、やっぱりASAYANを見てる感覚なんですよね。だから本当に毎日配信を楽しみにしていたんですよ。これもコロナがなかったら感じることのない感覚だったかもなって。

プー・ルイ:そうですよね。でも生配信だからこそ予想外なこともあって、始めて2日目にやばいやつを引いちゃったんですよ。永遠に終わらないみたいな(笑)。

BAN-BAN:やっぱりアイドルのライブを観て憧れて、自分もそうなりたいと思って頑張ってきた部分もあるので、ライブが出来ないことはもどかしいんですけど、でも「I HATE PIGGS」の配信があったから毎日頑張れたし無駄なことはなかったなって思いますね。

CHIYO-P:毎日の課題があったお陰でお披露目ライブに対する気持ちがいっぱい溜まっているので、感動出来るライブを作るためにも頑張ろうって気持ちで「I HATE PIGGS」をやってきました。

UMI:この5人だから、罰ゲームみたいな課題も楽しく笑ってやれたと思っていて、この5人で乗り越えた先のライブは絶対に良いものが作れる気がしているので、今は凄くワクワクしています。

SHELLME:私は前の事務所に5年いて、まあ、売れなかったんです。でもこうやってPIGGSになって、メンバーと共同生活をしながら「I HATE PIGGS」をやってきた中で自分に足りなかったものが滅茶苦茶分かったんです。自分にはなくて、プーちゃんが持ってるものとか、他のメンバーが持っていて私が持っていないものとか、凄く分かったんです。コロナは凄く嫌だけど、ただライブをしてデビューするよりは、この時期が自分にとっては必要だったと思っています。

プー・ルイ:お披露目がどんどん後ろにズレていく中で「I HATE PIGGS」がなかったら何も動きが見えないし、始まってもいないのに忘れられちゃうなって。だから共同生活をしてでも無理やり動けるようにしたんです。

 

2YOU:そういう部分も含めてプー・ルイさんのプロデュース能力が長けているんだなって。しかもちゃんとエンターテイメントとして成立させたのが凄いなと。

プー・ルイ:褒められちゃった。

 

2YOU:ちなみにPIGGSという名前を考えたのもプー・ルイさんですか?

プー・ルイ:そうです。グループ名、滅茶苦茶悩んだんですよ。会社名がプープーランドじゃないですか。もう聞いた通りセンスがないんですよ(笑)。だけど、グループ名はさすがにかっこよくないと駄目だなと思ってだめだなと思って。ロゴの感じも含めてかっこいいものにしたくて。松隈さん(SCRAMBLES/松隈ケンタ)は「もうPiSでええやん」って言ってました(笑)。

 

2YOU:PiS(笑)。

プー・ルイ:でもPで始まるのは可愛いなって。でも自分が社長で、自分がメンバーにいて、プー・ルイのPを使ったら自己顕示欲がやばいと思って(笑)。だからプー・ルイのPじゃなくてプロデュースのPにして「Produce IDOL Go to world is Good Society」の略称でPIGGSにしたんです。私、前に豚で炎上してるからそれも縁なのかなと思って。

 

2YOU:アートワークや楽曲など、これまでとは違ったチームでの制作ですよね?

プー・ルイ:渡辺さんに「自分のチームを作りなよ」ってアドバイスをもらったんですよ。「旧BiSってそうやって作ったじゃん。松隈ケンタ、衣装の外林健太、アートディレクションの真田礼っていう同じチームでずっとやってたじゃん。だからお前も自分のやり方で自分のチームを作れ」って言ってくれたんです。それで最初に衣装とアートディレクションとしてMETTYを誘って、METTY がRyan.Bさんの曲を絶賛してたからサウンドプロデューサーにRyan.Bさんを誘って、チームが出来ました。ふたりとも元々友達だったんですけど、こうやって一緒に仕事出来るのは嬉しいですね。

 

2YOU:今このコロナの状況の中で新しいグループが生まれて、でも活動が出来なくて。楽しみにしている人からしてもモヤモヤする期間だったと思うんですよ。でもそんな時期に「I HATE PIGGS」の配信が毎日あって、家から出れない自粛生活のルーティンの中にあの配信が組み込まれてきて、まだライブも観てないけど、既に滅茶苦茶アイドルだなと。

BAN-BAN:会えてもいないし、ライブもしてないのに、応援してくれる人が沢山いるのは本当にありがたいです。だからこそ最初からかっこいいライブをしなきゃなって。

CHIYO-P:とりあえず今は早くこの5人でライブがしたいし色んなステージに立ちたいです。

プー・ルイ:ライブは本当に早くやりたいけど、みんなそれ以外にやりたいことある?

SHELLME:アドトラックを走らせたい!PIGGSのアドトラックが走ってるの想像するのワクワクする。

プー・ルイ:アドトラックは高いからファンの人の車にSHELLMEの顔を描いてもらって走ってもらおうよ。それかセレブを捕まえるか(笑)。

SHELLME:走ってくれるなら全然いい(笑)。私、田舎から出て来てるからアドトラックとか渋谷のスクリーンジャックとか憧れるんですよ。そうやって大きなプロモーションをするためにもまずはライブなんですけどね。

 

2YOU:プー・ルイさんはPIGGSでやりたいことはありますか?

プー・ルイ:PIGGSって、BiSとかBILLIE IDLE®とは感覚が全然違うんですよ。まず全てにおいて自分に決定権があって、責任もあるし、正直、2期BiSの時とかって、例えばオリコンに入っても嬉しいけどそれも慣れちゃったというか。物凄く幸せなことなのに「ああ、ありがとう」くらいになっちゃってたんですよ。オリコンに入って嬉しいとか、リキッドルームを埋めて嬉しいとか、そういうものをチームで共有出来たら嬉しいなって思っています。それが出来なかったのが私のいる時期の2期BiSだったんで。だってアー写にしろメンバーにしろ、PIGGSの発表をするたびに泣いてますから(笑)。

SHELLME:泣いてたー(笑)。

プー・ルイ:そこがゴールじゃないのはさすがに分かるんですけど、ずっと用意してきたものがやっと出せる嬉しさみたいなものは今また噛みしめてます。

 

2YOU:誰も経験したことがない時代が来て、この時代を悲観していても…いや、悲観しちゃうんですけど、だけどその中で笑えるコンテンツがあることって救いになるんですよね。PIGGSの配信を見て「バカだなー」って笑いながら、笑うことってこんなに楽しかったんだって改めて思わせてもらっていて。

プー・ルイ:こっちは泣いてるんですけどね(笑)。

 

2YOU:あははは。その泣いてる姿もASAYANやウリナリを見てる感覚で楽しませてもらっていて。その先で初めてライブを観る日を想像すると、ちょっとやばいですね。

プー・ルイ:コロナがなかったら共同生活も「I HATE PIGGS」もなかったと思うし、勿論何もなくデビュー出来ていたらそれが一番良かったと思うけど、こうなってしまった以上、その中で面白いことをやっていきたいですね。メンバーには泣いてもらいながら(笑)。

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PIGGS
タイトル:HALLO PIGGS
PIGGS-000001
3000円(税込)
2020年7月1日発売

interview by 柴山順次 edit assistant by makito