Atomic Skipper

interview by 柴山順次
BUNS RECORDSから新たな刺客、フロム静岡のロックバンド、Atomic Skipperが1stミニアルバム『思春を越えて』をリリースする。中野未悠の表現力豊かなボーカルと、それを後押しするシンガロングと楽曲の化学反応。全楽曲の作詞作曲を担当する神門弘也のロマンチックな歌詞世界も相まって、平均年齢19.5歳という若さながらデモ音源『平成のあとがき』は1000枚完売を記録。満を持してリリースとなるミニアルバムは名古屋のBUNS RECORDSと協力タッグを組んでのリリースということで、今後のシーンを掻きまわす存在になること必至だ。2020年最大の注目バンドAtomic Skipper、2YOU MAGAZINE初登場!

 

Q.Atomic Skipperは高校の軽音部で結成とのことですが。

神門弘也:とにかくモテたくて(笑)。サッカーがモテると思ったんですけど骨折して(笑)。あとヤンキーとつるんだけどモテなかったのでバンドを組むことにしたんです(笑)。

中野未悠:私はSUPER BEAVERに憧れて。

久米利弥:僕はギターとベースの区別もついてなかったんですけど、マキシマム ザ ホルモンを聴いてベースを始めました。

松本和希:僕はゴールデンボンバーを観て自分も音楽をやりたいと思ったのがきっかけですね。

 

Q.「シンガロングは夢を見る」という曲もありますが、まさにシンガロングはAtomic Skipperのアイデンティティだなと。誰でも分かる言葉を誰でも歌えるようにみんなで叩きつけるみたいな。そしてその真ん中に中野さんの歌があるという。

神門弘也:そこは滅茶苦茶意識しています。シンガロングは中野のボーカルを盛り上げる上げ部隊だと思っていて。歌詞も本当は深い意味があるんですけど、それを誰でも分かるような言葉のチョイスをして歌っているんですよ。

 

Q.この曲では「響いてくれ届いてくれ」と歌っていますが、響かせるため、届かせるために物凄い熱量で投げかけている言葉がダイレクトに突き刺さるなと。

中野未悠:私は頭が良くないから簡単な言葉じゃないと自分で表現しきれないんですよ。そこを神門が汲み取って歌詞を書いてくれるので、私は思いっきり歌うだけだなって。

神門弘也:中野は僕の書いた歌詞や僕の中から出てくるものをしっかり表現出来るボーカリストなんですよ。そこはもう本当に信頼しています。あと僕が歌詞を書いているのは、全曲作詞するとかモテそうだなって(笑)。

 

Q.結局そこなんですね(笑)。

神門弘也:モテたいですから(笑)。

 

Q.そんな神門さんの書く歌詞ですが、ロマンチックなワードも多いなと。「アルテミス」とか「空のパレード」とか。特に「アルテミス」の世界観は凄くロマンチックですよね。

中野未悠:「アルテミス」は神門に「ゴリゴリのラブソングを書いて欲しい」って私がリクエストしたんですよ。歌詞を書いたのは神門だけど、私が歌うことで女の子にしか表現できないラブソングになったと思っています。普段とは違うもうひとりの自分が出せたかなって。

神門弘也:とっぽいこと言うね(笑)。

 

Q.「全部叶えるには僕にはお金がないけど」という歌詞がグッときますね。これ、全国のバンドマンの彼女は共感するかと。

神門弘也:あははは。それは言わないお約束ですよ(笑)。

久米利弥:中野の歌い方が凄くハマっていて。本当にお金がないんだなって思えるくらいリアルなんですよ(笑)。

 

Q.この曲は夜空を観ながら語らう2人の絵が浮かびますけど、こういうキュンキュンする歌詞は神門くんらしいですよね。見た目とは裏腹に(笑)。

神門弘也:ちょっと(笑)。僕、歌詞を書くのが大体外なんですよ。家には誘惑が多過ぎて書けないんです。それにお金もないからカフェとかでも書けなくて。それで近所の公園で景色を観ながら書いたり、夜中に徘徊しながら書くことが多いので、どうしても夜の曲が多くなるんです。良くない傾向ですけど(笑)。

 

Q.「君」とか「2人」という言葉がよく出てきますが、どの曲にも対象がいるのかなと。

神門弘也:やばい、そこを踏み込まれると色々バレそう(笑)。でも自分のことだけを歌っているんじゃなくて、聴いてくれた人が自分に置き換えて聴いてくれたら嬉しいなって思って歌詞は書いていますね。ライブでも聴きながら感じてくれている人がいると凄く嬉しいです。

久米利弥:そうやってキャッチボール出来るライブはいいよね。

中野未悠:そうやってお客さんから反応があることに私は高揚感を感じるので、やっぱり誰かに向けて歌っていきたいんだなって思っています。

 

Q.ラブソングが多い中、「戦いの果てに」だけは少し毛色が違いますよね。この曲からはバンドの覚悟を感じるんですよ。

中野未悠:それこそ僕らがBUNS RECORDSに所属することが決まってすぐに出来た曲で。

神門弘也:バンドが生きる瞬間を歌っているんですけど、物事には終わりがあるじゃないですか。それは分かっているけど僕はその終わりを知りたくないんですよ。そんなことを考えながら書いた曲です。デモで出した「革命の夜」という曲があるんですけど、その曲に対するアンサーでもあって。

 

Q.だから「革命の果てに何が待っているだろうか」という歌詞から始まるんですね。ちなみにこの曲で歌っている「あのロックバンド」というのは?

神門弘也:ゴールデンボンバー?

松本和希:いや、違う(笑)。

神門弘也:あははは。俺達も「あのロックバンド」って言われるくらいになりたいってことですね。そういう決意が、無意識の中でBUNS RECORDSに入った瞬間生まれたのが面白いなと。良いレーベルなんですよ。みんなライブも滅茶苦茶かっこいいし。あとは慎さん(長崎慎:BUNS RECORDS)もバンドと足並みを揃えてやってくれる人なので。

松本和希:慎さん、「おはよう」の前に「お腹すいた」って言うんですよ。

神門弘也:それやばくない?(一同笑)

 

Q.これからどんなバンドになっていきたいですか?

久米利弥:お客さんと一緒に成長していきたいです。バンドが大きくなっても寄り添っていられるような。そうやって一緒に歩んでいきたいです。

中野未悠:ステージが大きくなったとしても、ずっと衝動的でいたいですね。

松本和希:いつまでもドキドキ出来るバンドでいたいです。ライブハウスで観た沢山の景色をAtomic Skipperを応援してくれる人にも魅せたいし、一緒に大きくなっていけたら嬉しいです。

神門弘也:モテたいです!!あと慎さん、絶対売れるんで給料下さい!!

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Atomic Skipper
タイトル:思春を越えて
2020年1月15日発売
1600円(+税)BURC-012

https://atomicskipperoffic.wixsite.com/info