The ABC

名古屋発あちこち経由世界行き、何でもありの新型ミクスチャーサウンドを武器に音楽で遊ぶ仲良し6人組、TheABC。2018年に突如公開された「你好」のMVがプチ話題となり「かっこいい」「中国行きたい」「っていうかこれ誰?」とSNSでプチ盛り上がりを見せ早耳リスナーの間では「TheABC知ってる?」という会話が各地でプチ行われていたとかいないとか。メンバーは末竹克也(Vocal)、鈴木健史(Guitar)、高木健斗(Guitar)、骨骨骨郎(Bass)、原篤司(Drums)、佐藤守晃(Sampler,Guitar&小道具)の6人。この6人が友達の家に集まってコーラを飲みながら暗くなるまでファミコンをして、お母さんの「そろそろご飯だから友達帰しなさい!」の合図で自転車で両手放しを競いながら帰るような、そんな空気感で音楽を用いてわちゃわちゃしているのがTheABCだ。ユーモアと音楽愛と情熱、まだまだ謎多きTheABCにプチインタビュー。

 

 

Q.ある日、何となくSNS上で見かけた「你好」のMVがとにかく衝撃で。「なんじゃこりゃ!」って。

鈴木健史:それ多分、公開当日なんですよ。MVを公開したその日に柴山さん(インタビュアー)が反応して下さって。実はそれまで水面下で1年くらい準備していたんです。

 

Q.とにかくインパクトが凄くて。

高木健斗:狙い通りです。

鈴木健史:やっぱり最初が肝心だなと。

末竹克也:今日もいないんですけど、後から入ったドラム以外のメンバーで中国に行って撮ったMVなんですよ。

 

Q.あの曲は文字通り中国がテーマだと思うのですが、音的には多国籍だし無国籍感があって。とにかく謎に包まれ過ぎているなと。

佐藤守晃:僕らも謎です(笑)。バンドに誘われたときも「中国に行かない?」って言われて(笑)。「パスポートある?」って。だから中国に行くまでは疑心暗鬼だったんですけど、実際行ってみたら楽しくて、気付いたらこんなバンドをやっています(笑)。

鈴木健史:そういう部分も含めてアイデアとか構想は克也の中にしかないんですよ。

 

Q.克也さんの中では明確なイメージがあるのですか?

末竹克也:あるっちゃあるんですけど、6人もいるので思い通りにはならないです(笑)。

Q.TheABCとして打ち出していきたい音楽ってどんなものだったりしますか?

佐藤守晃:意識しているのは親しみやすさ。曲作りで念頭に置いていることはキャッチーさの中にボーカルのヘンテコさを際立たせるようなものが作れたらなって。

 

Q.あ、やっぱりヘンテコですよね。癖が強いというか。

鈴木健史:癖は強いですね。あとさっきの親しみ易さに繋がるんですけど、音楽をしているというよりパーティーをしているような感覚に近いのかもしれないです。音楽を使って遊んでいるみたいな。

 

Q.音楽を用いてやってみたいことってありますか?

鈴木健史:居酒屋ワンマンはやってみたいですね。

末竹克也:ディナーショーみたいなのとかね。ディナーショーをやる歌声ではないんですけど(笑)。でも居酒屋ツアーとかいいかも。

高木健斗:中華料理屋でもライブしたい。

鈴木健史:貸切とかじゃなくて、普通のお客さんも入れちゃうみたいな。

高木健斗:日本版SXSWみたいなのがあったら面白いかなって。

 

Q.今作はどんな作品になりました?

末竹克也:愛ですね。小学生から中学生くらいの感じですけど。僕、TheABCって小学生の集まりだと思っているんですよ。僕が学級委員でメンバーはクラスメイトで。そのクラスで流行ったものが曲になっていくっていう。

 

Q.その小学生感は言い得て妙ですよね。「〇〇くん、あーそーぼー!」みたいな感じがしますから。MVからもライブからも。

鈴木健史:基本ノリで決まりますしね。なんか遊びだけど真剣だし、真剣だけど遊びみたいな部分もあって。カードバトルとか滅茶苦茶真剣にやるみたいな。そんな感じです。

佐藤守晃:で、今回の作品ですけど、テーマとして80年代の歌謡曲っぽさがあって。

 

Q.ベストヒットとかベストテンっぽさがありますよね。

佐藤守晃:まさにそのイメージです。

高木健斗:毎回テーマを設けるんですよ。中国だったり夏だったり。それで今回は昭和歌謡をテーマにしたんです。

佐藤守晃:昭和歌謡はみんな共通して好きだしね。

Q.今後バンドでフィーチャーしたいものってありますか?

末竹克也:オリンピックですね。

 

Q.オリンピック?

末竹克也:来年フルアルバムを出したいんですけど、オリンピックみたいなアルバムを作りやいんですよ。ゆずの「栄光の架け橋」みたいにオリンピックで使ってもらえる曲を沢山作りたいなって。

鈴木健史:毎回こういう感じで何かテーマを決めてそこに向かっていく作業をみんなでする感じですね。

末竹克也:今回のシングルだったらJ R東海に向けて作ったりもしていて。あ、山下達郎の「クリスマスイブ」みたいに使って欲しいなって。

 

Q.タイアップ、欲しがりますね(笑)。

末竹克也:タイアップのことしか考えてません(笑)。

 

Q.TheABCがお茶の間で流れたら世も末ですけどね(笑)。

鈴木健史:あははは。大惨事ですよね(笑)。でも「愛しているから」とかはお茶の間向けではあるよね。なんせ「愛しているから」ですから(笑)。

末竹克也:これまでは中国とかタイの言葉を使って「こんにちは」って言ってる歌詞ばっかりだもんね(笑)。

 

Q.「こんにちは」も「愛してる」も凄く良い言葉ですよね。次は何を歌いましょうか。

末竹克也:…さよならかな(笑)。

 

Q.あははは。こういう馬鹿な話が曲になっていくんですね。それがTheABCらしさなんだろうなって。ちなみに音楽のバックボーンは近いのですか?

佐藤守晃:バラバラですね。僕はエルヴィス・プレスリーとかバディ・ホリーとか。日本だと大滝詠一が好きです。

骨骨骨郎:ファンクとかレゲエが好きですね。

鈴木健史:僕は2000年代ぐらいのUKが好きです。ザ・クークスとかザ・フラテリスとか。そこから掘り下げてオアシスやザ・ビートルズを凄く聴いています。

高木健斗:僕はceroとか。

 

Q.末竹さん、どんなお菓子が好きですか?

末竹克也:これはずっと言い続けてるんですけど、グルグルもんじゃです。僕だけなんでお菓子なんでしょうか。(一同笑)

 

Q.出来心です(笑)。

末竹克也:嬉しいです(笑)。僕は90年代のちょっと歌謡チックな音楽が好きで、織田哲郎さんとか和田アキ子さんの楽曲が好きですね。みんな本当にバラバラなんですよ。だから面白いんですけど、TheABCは。このメンバーで次はオリンピックを目指します。

 

Q.何の競技で目指してるんですか?

末竹克也:アーチェリーです。

高木健斗:え、そういう目指し方なの?(一同笑)

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