SKULL SKATES × DUB4REASON

1978年に当時10代だったP.D.(ピーター デュッカマン)により設立されたハードコアスケートブランド、SKULL SKATES。カナダはバンクーバー、そして日本の岐阜県土岐市のヘッドショップ2店舗から世界中に発信し続けるSKULL SKATESが日本でオープンしたのが1994年。スケーターは勿論、パンク、ハードコアカルチャーともリンクしながら多くのファンを魅了するSKULL SKATESがお膝元である岐阜柳ケ瀬antsにてSKULL SKATES NIGHTとしてDUB4REASONのワンマンを開催するSKULL SKATES JAPAN代表の大野氏はDUB4REASONのMASTER Kこと亀丸氏とも親交が深く、またP.D.もDUB4REASONの大ファンであることを公言しており、この日は全国各地からSKULL SKATESファン、DUB4REASONファンが集結することになるだろう。今回のワンマン開催に向け、SKULL SKATESの大野氏、DUB4REASONのMASTER K氏を訪ねて、岐阜県土岐の山奥に存するSKULL SKATES P.D.`S HOT SHOPを訪ねた。

 

Q.おふたりの出会いはいつ頃なんですか?

MASTER K:もう相当長い付き合いだよね。15年前くらい?

大野:いや、もっと前だと思う。だってうちの10周年のイベントを亀くんにお願いしたから。

MASTER K:SKULL SKATES JAPANって今何年なの?

大野:25年。

MASTER K:あ、もうそんなになる?

大野:そうそう。だから17年くらいの付き合いだと思うよ。

 

Q.お互い最初の印象は?

MASTER K:それ聞く?

大野:あははは。最初の印象は最悪だったからね(笑)。

MASTER K:元々大野さんはCOKEHEAD HIPSTERSやGOOFY’S HOLIDAYと仲が良かったから名古屋や岐阜のライブに行くといつもいて。でも俺は大野さんと面識がなかったから「またあいつおるわ。挨拶もなしに感じ悪いな」って思っていて。

大野:俺は俺で、ライブに行くと楽屋にドレッドの甲高い声の奴が大概いて「またあのモジャモジャいるな。感じ悪いな」って思っていたっていう(笑)。その状態がしばらく続いて、仲良くなったのはもうちょっと先かな。

MASTER K:お互い顔は知っているけど喋らない状態が長かったよね。大野さん、当時俺のことを「岐阜の恥さらし」とか言ってたから(笑)。

大野:あははは。勿論STUB4REASONは知ってたしライブを観てかっこいいと思ったけど「あのモジャモジャの奴のバンドだしな」ってCDを買うのは辞めたから(笑)。

 

Q.仲良くなったきっかけはなんだったんですか?

MASTER K:県外から岐阜にバンドが来ると「亀さん、SKULL SKATES行きましょう」って言ってくるのよ。俺もSKULL SKATESは好きだったけどカナダにしかないと思ってたから「岐阜にSKULL SKATESなんてない」って言ってたんだよ(笑)。

大野:営業妨害じゃん(笑)。

MASTER K:本当に岐阜にあるって知らなかったんだよね。初めてSKULL SKATESに行ったのはELEVEN-THIRTYEIGHTの高橋さん(高橋伸幸氏)が連れて行ってくれたんだけど、お店に入って衝撃やったからね。「あいつや!」って(笑)。それまで大野さんがSKULL SKATESって知らなかったから。

大野:俺、いつも着てるじゃん(笑)。

MASTER K:だからめっちゃSKULL SKATESが好きな奴だと思ってた(笑)。まさか岐阜にお店があるなんて思わなかったし(笑)。

大野:高橋さんから「亀くんを連れてく」って連絡があって、「ライブハウスでよく見るけど喋ったことないしな」って思ってたんだよね。なんなら感じ悪かったし(笑)。

MASTER K:俺もお店に入った瞬間「うわ!」って思ったよ。でも喋ったら即効仲良くなったよね。それからもうずっと遊んでるから。

大野:あれから17年だもんね。本当にずっと遊んでる(笑)。

MASTER K:俺の周りにも大野さんの周りにも若い奴が沢山いて、大体いつも15人くらいで遊んでいたんだけど、みんな家族が出来たり仕事が忙しくなって、気付いたら大野さんと俺だけになった(笑)。まあ、17年経つってそういうことなのかもしれないね(笑)。

 

Q.大野さんは亀さんとの出会いで何か変わったことってありましたか?

大野:正直東海地区のシーンとかあまり気にしたことがなかったんだけど、亀くんと仲良くなって、ライブの打ち上げに誘ってもらったり、イベントに呼んでくれたり、そこで色んなバンドと出会えたことは大きいですね。亀くんありきで繋がったバンドが本当に多いので。亀くんって自分のやりたいことをやり続けてきて今を築いた人だから信頼出来るじゃないですか。その人が紹介してくれる人っていう時点で信頼出来るから。

MASTER K:この人からそんな言葉が聞けるなんて!まあ、俺も当時30歳くらいだったと思うけど、その歳でこんなに仲良くなる奴いないってくらい仲良くなったし、大野さんのことは信頼しているからね。大野さんは性格上、自分からガンガン行くタイプじゃないけど、俺やCOKEHEAD HIPSTERSのKOBAくんが紹介したいって言ったら絶対に来てくれるし。そうやって自分の周りのSKULL SKATESファンが大野さんと繋がっていくのはやっぱり嬉しい。

大野:それもあって10周年のSKULL SKATES NIGHTは亀くんにやってもらったんだよ。

 

Q.SKULL SKATESはこれまで様々なバンドとコラボデッキを作っていますけど、そのラインナップを見てもバンドとSKULL SKATESの関係性が見えますよね。

MASTER K:本当にそう。大野さんはハードコアやパンクが好きな人だけど、人と人でやってるからジャンルとか関係ないしね。勿論売れてる売れてないじゃないし。だってうちとコラボするくらいだから(笑)。

 

Q.今年はSKULL SKATES NIGHTとして色んなバンドと一緒に全国でイベントを行ってきたと思うのですが、岐阜での開催がDUB4REASONのワンマンということからも大野さんと亀さんの関係値を感じます。

MASTER K:うちらはワンマンなんてまずやらないからね。でもSKULL SKATES NIGHTだからやる。そういうこと。あと、よくよく考えたらDUB4REASONが10周年だったんだよ。

大野:それ、タイトルに入れておけば良かったね。

MASTER K:気付いたの先週だから(笑)。本当は誘っていたバンドもいたんだけどスケジュールが合わなくて。でも今年SKULL SKATESとしてツアーを周る中でやっぱりお膝元の岐阜は入れたかったし、カナダからP.D.も来日するっていうんだから「俺達がワンマンをしたらP.D.が喜んでくれるんじゃないか」って思ったんだよ。それを大野さんに伝えたら「ワンマンの方がスッキリしていいんじゃないか」って。

大野:去年のカナダツアーが大きいよね。カナダで行ったSKULL SKATESの40周年イベントのヘッドライナーでDUB4REASONが出てくれて。

MASTER K:普通さ、俺達をヘッドライナーに呼ばないでしょ。それくらいP.D.は俺達を好きでいてくれるんだよね。コラボデッキを出してくれたのも嬉しかったし。ビジネスじゃなくて気持ちでやってくれるのが嬉しい。有名なブランドからのオファーとかガンガン断ってるのにDUB4REASONとやるんだもん。「なんで?」って聞くと「好きだから」って。最高でしょ。

大野:世界的に有名な某コンピューター会社や某バイク会社からのタイアップも「話はありがとう。でもやらないよ」って断るからね。だけどDUB4REASONとのコラボは喜んでやる。それがP.D.なんだよね。それは他のコラボも一緒。

 

Q.お互いのカルチャーに対する理解と愛がどれだけあるかですよね。

MASTER K:根本はそれ。俺達はそれだけでやってるから。P.D.だってそうだけど、大野さんだって上手くやればもっと儲かるのに俺達とつるんでくれるのは、そこが合致してるからであって。

大野:それはDUB4REASONも一緒でしょ。売れ線を狙えばいいのにやらないのはそういうことだから。

MASTER K:こんな2組が岐阜でチョビチョビやってても何にもならない(笑)。

 

Q.そんなおふたりの周りにオーバーグラウンド、アンダーグラウンド問わず、色んな人が集まってくるのはやはり大野さんと亀さんの人間としての魅力なんでしょうね。

MASTER K:それは嬉しいね。BRAHMANのTOSHI-LOWがSKULL SKATES NIGHTのMCで「もっと上手いやり方をしたらもっと何かあるんだろうけど、このやり方しかやらないかっこよさ」って言ってくれたり、04LimitedSazabysのリュウタがSKULL SKATESを着て大きなステージに立ってくれたり。そういうのは俺も岐阜の人間として嬉しいよね。

大野:リュウタくんは昔からずっと着てくれてるからね。別にバンドが有名になってからとかじゃなくて、本当にずっと前から新作を予約して通販してくれてたんだよ。それが今の関係に繋がっているのは俺も嬉しい。

MASTER K:俺、めっちゃ覚えてるけど、NOT REBOUNDでリュウタがギターを弾くことになったときに片桐くん(NOT REBOUND)が「こいつ、SKULL SKATESが大好きなんで面倒みてやってください」って紹介してくれたんだよ。

大野:それからフォーリミがどんどん大きくなっていったけど、リュウタくんはずっとSKULL SKATESを着続けてくれていて、コラボをしたりYON FESに出店したりするようになったんだけど、たまに「有名なバンドに着てもらって売れようとしてる」って言われるんだよね。でもリュウタくんは今でも通販で買ってくれるし、そこにブランドとしてサポートしたいって思うのは忖度とかじゃないから。

 

Q.それはDUB4REASONもですよね。忖度とか全く関係ない部分で大きなフェスに出演したりするじゃないですか。

MASTER K:「それでなんで売れないの?」ってよく言われるけどね(笑)。DEAD POP FESTiVALに出て売れてないのってDUB4REASONくらいじゃないの(笑)。勿論、自分達でも商業的に乗る音楽じゃないのは分かってるけどさ。でも沢山の人に聴いて欲しからフェスだって全然出るしね。

 

Q.DUB4REASONの活動スタイルと音楽スタイルでPUFFYと対バン出来るバンドなんて中々いないですからね。

MASTER K:そやろ?そんなんうちだけよ(笑)。しかもPUFFYの前日は東京でGRINDのフェスに出てるから(笑)。

 

Q.ふり幅が凄すぎます(笑)。そして11月16日のワンマンではカナダよりP.D.も来日するとのことで、本当に楽しみですね。

MASTER K:楽しみやねえ。SKULL SKATESが好きな人はみんなP.D.と話してみたいだろうしね。P.D.って子供がそのまま大人になったような人なんだよ。

大野:本当に。子供だよね(笑)。

 

Q.その言葉、そのままお返しします(笑)。

大野:あははは。亀くんも子供のままだよね。

MASTER K:あんたもや(笑)。でも本当に俺達半分遊んでるようなもんだよね。バンドもブランドもライブハウスも。だけどその為の努力は勿論みんなしてると思うよ。表に見せないだけで。まあ、大野さんは今度のSKULL SKATES NIGHTは気楽だろうけど(笑)。

大野:気楽だねえ(笑)。antsでDUB4REASONなんて、家にいるみたいなもんだから(笑)。

MASTER K:そう、家なんよ。だからアットホームな感じにしたいね。家にP.D.を呼んでみんなで楽しく過ごせたら嬉しいな。P.D.にはカナダで本当にお世話になったから、岐阜を楽しんでもらいたいしね。

 

Q.この日のワンマンに遊びに来たら何故SKULL SKATESが岐阜にあるのかが分かるような気がしますね。

大野:そこを感じてもらえたらSKULL SKATES JAPANとしては嬉しいですね。俺と亀くんがなんで一緒にいるかも分かってもらえるんじゃないかな。

MASTER K:遠目で見てるとSKULL SKATESもDUB4REASONもantsも岐阜だからさ、それだけで癒着みたいに思ってる人もいると思うんだよね。はっきり言ってやろうか。…癒着だよ。

大野:あははは。

MASTER K:やっぱり04 Limited SazabysのリュウタとかDizzy Sunfistのあやぺたとかが着てると影響力もあるわけやん。若い子達がSKULL SKATESを知るきっかけにもなるし。この前なんか、大野さんが「やっぱり影響力があるバンドは凄いね」って言いながら俺をチラッと見たからね。俺らを切ろうとしてるんじゃないかって(笑)。

 

Q.11月16日のSKULL SKATES NIGHTが大野さんと亀さんの最後のコラボにならないことを祈ります(笑)。

MASTER K:頼むで!

大野:あははは。どうだろうねえ(笑)。

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“SKULL SKATES JAPAN NIGHT TOUR 2019”
〜P.D.来日記念〜
DUB 4 REASONワンマンライブ
【開場】20:00【開演】21:00
【前売】¥2,500【当日】¥3,000(入場時別途ドリンク代600円必要)
【アフターパーティー】22:30〜24:00
DJ/FUCKIN’ MELLOW CREW

 

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SKULL SKATES JAPAN
P.D.`S HOT SHOP
509-5142
岐阜県土岐市泉町久尻1490-43
電話 / 0572-55-7196
営業時間 / 20:00~23:00頃まで
休業日 / 日曜日、ブルーな日

https://skullskatesjapan.com/