GANG PARADE

ギャンパレことGANG PARADEがメジャー1stアルバム『LOVE PARADE』をリリースする。ギャンパレ史上最大規模のワンマンライヴ「CHALLENGE the LIMIT TOUR」を大阪城野外音楽堂、日比谷野外大音楽堂公演にて開催し、東京公演よりナルハワールドが加入し10人体制となったことでより強靭なラインナップとなったギャンパレ。彼女達のニューアルバムは様々な形の「愛」をテーマにした作品となっている。野音、ミュージカルとチャレンジを続けた先に辿り着いた『LOVE PARADE』について、ヤママチミキ、ココ・パーティン・ココに話を訊いた。

 

Q.メジャーデビュー以降のギャンパレは常に何かにチャレンジしている印象があります。

ヤママチ:ナルハ(ナルハワールド)が入ってきてからは挑戦の日々ですね。大阪と東京での野音ワンマンも挑戦だったし、夏にミュージカルをやらせて頂いたことも挑戦だったし。

 

Q.大阪の野音は9人のギャンパレとして最後のライブになりましたが、あの日を振り返るとどんな1日でした?

ココ:ソールドこそはしなかったけど、あれだけ沢山の人が9人最後のライブを見届けてくれて、しかも大阪であの景色が観れたことは本当に嬉しかったですね。頑張ってきたことが認められたような気がしました。

 

Q.9人での集大成的なエモいライブになると思ったんですけど、エモさより未来を感じる明るいライブだったのがギャンパレらしいなと思いました。

ココ:9人体制が終わることの悲しさより10人でのスタートをみんなも楽しみにしてくれているのが分かっていたので、大阪野音は「9人でここまでやりきったぞ!次は10人だぞ!」ってライブにしたかったんですよ。

ヤママチ:10人での未来を見据えたライブを大阪野音では観せたかったので、そう捉えてもらえたのは凄く嬉しいです。

 

Q.その直後に日比谷野音で10人のスタートを切った訳ですが、これまでのギャンパレに起きた様々な出来事全てがこの10人に辿り着くために必要なことだったんだなって感慨深くなりました。この瞬間を待っていたんだなって。

ココ:今になって思えば9人での活動を想像することすら難しいくらい10人のギャンパレが完成しているし、ナルハも本当に頑張ってくれたので10人の最高のスタートが切れたと思っています。

 

Q.ミュージカルでの経験もギャンパレにとっては新しい挑戦だったと思いますが、やってみてどうでした?

ヤママチ:学ぶことが多すぎて学び切れないほど勉強になりました。演出家の根本宗子さんが熱心にご指導下さったりスタッフさんが支えてくれたり、あの期間で吸収できるものをとにかく吸収して観てもらえたんじゃないかなと思っています。

 

Q.ライブとミュージカルでは表現のベクトルも違うのではないですか?

ココ:同じ表現でも自分じゃない何かを演じることは別ベクトルでしたね。今までストレートに出してきたものを封じた上で感情を込めることは難しかったけれど、本当に面白かったです。新しいことの積み重ねで、発見と勉強の毎日でした。いつもとは勝手も違うし、非日常な感じはありましたね。

 

Q.みんなのビジュアルからも非日常感は伝わりました(笑)。

ヤママチ:パンフレットの撮影の時点ではミュージカルの内容を殆ど知らなくて、風俗嬢を演じることくらいしか知らなかったんですよ。ナルハはギャンパレに入って最初の撮影が「プレイハウス」の撮影だったので、凄いグループに入ったなって(笑)。でも全部含めて本当に良い経験をさせてもらいました。

ココ:ミュージカルをやらせて頂くのは勿論初めてだったのですが、凄く楽しくて。役柄も台詞もメンバーの性格に近かったし、名前も芸名のままだったのでパラレルワールド感もあったりして。でもやっぱり素の自分とは違うので、お芝居で演じることの面白さを体験出来て良かったです。

 

Q.WACK(所属事務所)のグループはそれぞれみんな特色がありますけど、ミュージカルを経験したことはギャンパレの武器になりますよね。

ココ:WACKの中でも「プレイハウス」はギャンパレにしか出来なかったことだと胸を張って言えますね。純粋にギャンパレを選んで頂いたことは自身にも繋がりました。

 

Q.「LOVE COMMUNICATION」とかもギャンパレじゃないと歌えないですからね。

ヤママチ:それはそう(笑)。

 

Q.あの曲に漂う明るさとエロさはギャンパレだなと。

ココ:誰もエロくないですよ!セクシーな奴なんて誰もいないですから!

 

Q.そこがギャンパレなんですよ。明るいエロ。

ココ:あははは。でも、ああいうくだけ方が出来るのはギャンパレならではだろうなって思います(笑)。

ヤママチ:みんな真面目に取り組んでいるからこその面白さもありますしね。意味わかってないメンバーとかもいますから(笑)。

Q.あとはこれまでのアルバムと比べると直球な曲が多い印象もあります。

ココ:確かに前はエッジの効きまくった曲が多かったけれど、そういう曲もありつつストレートにぶつかっていく曲が今回は多いですね。あまりトリッキーなことはしないで感情をストレートに歌う真っ直ぐさはありかもしれないです。

 

Q.「らびゅ」の真っ直ぐさとか。この「LOVE 愛してる」はめちゃくちゃ刺さります。あとナルハさん作詞の「Wonderful World」のピュアさですよ。こんな真っ直ぐな成長物語ないなと。

ヤママチ:あれは完全にナルハにしか書けないですね。あの歌詞を見たとき「え!こんな綺麗な歌詞、ある?」って思いましたから。曲調とも相まって泣きそうになるんですよ。でもあの歌詞は誰もが最初は持っていた気持ちだったりするなって。だから失くした気持ちとか熱量を取り戻したい人は是非聴いて欲しいです。これをナルハが書いているということで余計に真っ直ぐに聴こえると思うし。

 

Q.冒頭で「見えない知らないわからない」と歌っていたのが少しずつ色んなことを経験して曲の最後では「見えた知れた気付いた」と成長しているのが泣けちゃいます。

ココ:完全にお父さん目線(笑)。

 

Q.悩みながらも前に進んでいく姿がたまらないんですよ。

ココ:ナルハに伝えてあげたい。ナルハ、読んでるかー!(笑)。

 

Q.よくドラマで警察官の偉い人がラスボスだったりするじゃないですか。それで捕まったときに「警察になったばかりの頃はピュアだった」とか言うんですよ。そういう汚い大人にナルハさんの歌詞を読ませたい。

ココ:あははは。でもそれめっちゃ分かります。あとナルハが成長過程だからこそのワードチョイスも良いんですよ。大人の世界を知り過ぎていない感じが凄く良い。私には絶対書けないですもん(笑)。

ヤママチ:書けないね。

ココ:はあ!?(一同笑)

Q.ユアさん作詞の「ALONE」「Ready Go!」とは真逆ですよね。今作でユアさんはかなり攻めてる印象もあって。

ヤママチ:曲調がまず新しいですよね。ああいうダークな部分をユアが書くのも新しいし。これまでのユアの歌詞は未来を見据えたり、希望を歌うことが多かったけど、今回のアルバムではダークな面を出してきたなと。

 

Q.「Wake up Beat!」ではヤママチさんもラップのリリックを担当していますが。

ヤママチ:「Wake up Beat!」は根本さんから送ってもらった歌詞に私がラップを加えたのですが、歌詞のイメージに沿って分かり易く書こうと思ったらすらすら書けました。曲の世界観がしっかりあったのでイメージはし易かったですね。

 

Q.「FAKE and FANTASY」のドロドロ感も凄いです。あっという間に曲が終わるのも衝撃的ですし。

ヤママチ:続きがありそうで何回も聴きたくなりますよね。

ココ:謎のモヤモヤが残るっていう。

 

Q.いいところでテレビを消されたみたいな。

ココ:分かる!あとこれだけドロドロした歌はこれまで無かったと思うので、そこも新鮮でしたね。

 

Q.ふり幅が凄いんですよ。「Plastic Smile」の繊細さとか、「FAKE and FANTASY」を歌ってた人達とは思えないですから。

ココ:ドロドロもピュアも繊細も色んな感情が今回のアルバムにはありますね。

 

Q.そこも含めて女性っぽいアルバムだなって。

ココ:ああ、なるほど。

ヤママチ:今回のアルバムって女性目線の歌詞が多いんですよ。今までは性別に捉われない歌詞が多かったじゃないですか。でも今回は女性だなと。一人称が「僕」でも視点は女の子なんですよね。

 

Q.「ブランニューパレード」のような「みんなで行こう!」という曲もあるけど、今作はもっと女の人の内面が出ている印象ですね。

ヤママチ:今までは「ブランニューパレード」や「CAN’T STOP」のような応援歌が多かったけれど、そことはまた違う角度から楽しんでもらえる作品になったと思います。

 

Q.ココさん作詞の「POISON」はSNSに対する警告というか怒りというか。これ、クレジットを見る前にココさんが書いたの分かりましたよ。

ココ:嬉しい。私のことを分かってくれている人は結構そう言ってくれるんですよ。逆にパブリックイメージ通りの明るい奴と思っている人には新鮮に聴いてもらえると思うし。これはまさにSNSのことですね。物事の本質を見極めないで叩く人が多すぎるんですよ。マジで。WACKに対しても表面だけ見て下ネタがどうとか、下品だとか、マジで上っ面だけ見て言いたいこと言いすぎ。あ、ちょっと白熱してきちゃった(笑)。

 

Q.それこそWACKの社是である「ちんこと言える世の中を。」じゃないですけど、あの社是こそ本質を見抜く力を試されていますからね。

ココ:それ!本当にそれ!じゃああなたは「ちんこって言えますか?」っていう。それを下ネタとか言って叩いている奴は本質をもっと考えろよって思う。本気で真面目にふざけたことをする。これが出来ることは素晴らしいことなんですよ。それをSNSで「結局下ネタか」とか書いてる人たちにイライラして書いたのが「POISON」です。怒ってるなあ(笑)。

 

Q.本質を見極めることで本当のメッセージが分かったりするはずなんですけどね。

ココ:何にでも意味はあるんですよ。そこがもっと伝わって欲しい。みんなもっと考えた方がいいですよ。ああ、ちょっと白熱しちゃった。飲みにいきません?(笑)。

Q.しかし10人が10人、個性を出しまくっていますね。誰もキャラが勝っていないのが本当に凄い。

ココ:やっとみんな個性を出せるようになったと思います。

 

Q.個性と言えばソロデビューしたカミヤサキさんですよ。「still…」はもう最初から最後までカミヤサキそのものですよね。

ココ:あれ、凄いですよね。サキちゃんでしかない。

ヤママチ:言葉が重いんですよ。それをサキちゃんが歌っているのが刺さりまくるんです。グッときちゃう。

ココ:重くさせる天才だからね。

ヤママチ:私は近くでずっとサキちゃんを見てきたから「still…」の重みがズシンとくるんですよ。あの曲には色んなカミヤサキが全部詰まっているんです。あ、泣きそう(笑)。

 

Q.もう「still…」を聴いたあと「カミヤサキ」って言葉しか出てこないですもん。

ヤママチ:曲の感想がカミヤサキなの凄く分かる。だってもうそれしかないんだもん。

 

Q.しかし濃いですね。アルバムも人間としても。なんかずっと思ってることがあるんですけど、僕、ギャンパレに入りたいってよく思うんですよ。

ココ:えー!嬉しい!入れないけど嬉しい!

 

Q.シリアスな曲を聴いてもちょっと馬鹿な曲を聴いても青春な曲を聴いても、最後には「ここに入りたいな」って思うんです。入れないけど。

ココ:嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。

 

Q.2人から始まった物語が今じゃ10人になって、こうやって仲間が増えて大きくなっていく度にね、思うんです。入りたいって。

ココ:あははは。なんか凄く嬉しい。ギャンパレを好きでいてくれる遊び人のみんなもそう思ってくれてるかな。

ヤママチ:だったら嬉しいよね。入れないけど。(一同笑)

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GANG PARADE
タイトル:LOVE PARADE
発売日:2019年11月13日(先行配信中)

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WPZL-31666 ¥12,000(+税)

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