BiS

2010年に結成されたBiSはその破天荒なプロモーションや活動が話題となりアイドルとして新しい価値観を作り上げるも2014年に解散。その後、プロデューサーである渡辺淳之介氏が「もう一度BiSを始める」と宣言し始動したのがBiSHであったが、その1年半後にはBiSが再始動。これが所謂第2期BiSであるが2019年5月に再び解散を迎える。そして応募総数2000人から選ばれたメンバーによって間髪容れずに始まった第3期BiS。彼女達のデビューアルバムとなる『Brand-new idol Society』は再々始動となるBiSがこれまでのBiSを継承しつつも更に新たなBiSを提示するこれまでとこれからを感じさせる作品となっている。「ゼロからのスタート」だと語るメンバーだがBiSにとってではなく、メンバーにとってはゼロより難しいことなのかもしれない。その中で彼女達がどのようにBiSしていくのか。ネオ・トゥリーズ、トギー、チャントモンキー、イトー・ムセンシティ部に2YOU初インタビュー。2度あることは3度ある?3度目の正直? BiSの最高を更新するのはBiSだけ。3度目の行かなくちゃ、だ。

 

 

Q.BiS、始まりましたね。みなさんがBiSになろうと思ったのは?

ティ部:BiSってアイドルだけどかっこいいじゃないですか。あとプロモーションの仕方とかBiSとしての動き方とか面白いなって。やっぱり普通のアイドルとは全然違う存在だなってこれまでのBiSを見ながら思っていて。だから自分がアイドルになるんだったらBiSのような存在になりたいなって思ってオーディションを受けました。
ネオ:私はWACKの音楽が好きでずっと聴いていたんですけど、自分でも歌いたいと思って応募しました。

チャント:今までのBiSってきつそうなことを沢山やってきてたじゃないですか。そういう姿を見せてくれていたからこそライブで歌っている姿がめちゃくちゃかっこ良くて。そこに憧れて自分もBiSになりたいって思うようになりました。

ティ部:WACKのアイドルはパフォーマンスがかっこいいし、衣装も独特だし、その中でも特にBiSは本当に全てがかっこ良くて。

トギー:これまでのBiSは「世界を変える」って言ってきたじゃないですか。私はその言葉に衝撃を受けて、自分も誰かの人生や世界を変えれる存在になりたいと思ったんです。それでBiSのオーディションを受けることにしました。

 

Q.実際にBiSとして活動をするようになって今どう感じていますか?

チャント:とにかくプレッシャーが凄いです。今までのBiSはパフォーマンスもかっこいいし、ライブでもMCなしでノンストップでやったり、破天荒な活動があったり、やっぱり凄い存在なんですよ。そんな中でいきなり自分達がBiSになったので、頑張ってこれまでのBiSに追いつかないとなって。

ティ部:顔出ししてないのにTwitterのフォロワーが1万5000人を超えることなんて普通に生きていたら絶対にないじゃないですか。でもそれは私達じゃなくてBiSというものに対する期待値だと思うんですよね。

 

Q.とはいえ今のBiSは紛れもなくこの4人ですからね。

ティ部:そうなんですよね。だからここからは私達自身に興味を持ってもらえるような活動をしていかないとなって思っています。プレッシャーは凄いですけど。

 

Q.BiSになって生活も一変したと思いますが。

ティ部:全然違いますね。

ネオ:今までと真逆過ぎてびっくりしてます。

ティ部:旅行でも行かないような場所に行ったり。

チャント:この前沖縄に行かせてもらったんですけど、滞在時間が2時間でしたからね。そんな勿体ないこと今までしたことないので(笑)。

Q.勿論レコーディングも初めてですよね。アルバムが出来上がって率直にどう思いました?

チャント:アイドルっぽくない、まさにBiSだなっていうアルバムになったと思います。

ネオ:私はWACKの音楽がずっと好きだったから単純に嬉しかったです。

ティ部:本当にどの曲もかっこ良くて早くみんなに聴かせたいなって思いました。

 

Q.これまでのBiS節をしっかり継承した曲もありつつ、「BiS3」のような新しい側面も感じられて面白いですよね。

チャント:「BiS3」はBiSだけじゃなくてWACKっぽくもないですよね。

 

Q.「BiS3」は最初に渡辺淳之介さんの歌声で配信されたじゃないですか。「BiS」とも「BiSBiS」とも違って「こうくるか!」って驚きましたから。勿論良い意味で。

チャント:あれが当時は賛否両論で(笑)。

ティ部:「そっちにいくのか」って心配する声もあったもんね。

トギー:「第3期はこういう系なんだ」って。

ネオ:でも同じくらいかっこいいって声もあって。やっぱり新しいBiSの要素だと思うのでこれからどんどん突き詰めていきたいです。

 

Q.そういう新しさもありつつ「STUPiD」のような曲はまさにBiSですよね。この曲は今のBiSの状況がそのまま歌われた決意の曲だと思うのですが。

ネオ:歌詞がめちゃくちゃストレートなんですよ。「歯切れの悪いオワリカラ」とか「次こそあそこたてるかな?」とか。歌っていてやっぱりこれまでのBiSのことが頭に浮かぶので。

トギー:やっぱり武道館にはBiSとして立ちたいと思っているので。そこはこれまでのBiSの意志を継いでいきたいと思っています。

Q.「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」はこれまでのBiSから今のBiSへの継承の歌だと思いました。

ティ部:今までのBiSのことを歌っている曲だと思うんですけど、歌えば歌うほど自分達がBiSだっていう気持ちが強くなるんですよ。

 

 

Q.「行かなくちゃ僕ら」という、WACKの伝統とも言うべき歌詞もありますが、今回の「行かなくちゃ」はめちゃくちゃリアルだなと。

トギー:本当に行かないといけないですからね。

ティ部:これまで色んなことがBiSにはあったけど、今のBiSである私達が行かなくちゃって本当に思っているので。

ネオ:「行かなくちゃ」って言葉を歌うのって思っていた以上に重いんだなって思いました。でも今のBiSは自分達だし、その中でしっかり前を向いて進んでいきたいので、凄く前向きに歌っています。

ティ部:どこまで行けるか分からないけど、どこまでも行きたいですね。

 

Q.「リフレイン」では「僕ら消えても誓いは果たせるんだろう」という歌詞もあって、聴きながらこの言葉に色んな感情が芽生えたのですが、続く「でもそうじゃないようにしよう」という言葉には第3期BiSに対する渡辺さんと松隈さん(松隈ケンタ/ SCRAMBLES)の期待も含まれているなと。

チャント:これまでもBiSは解散や脱退が沢山あって、だけどBiSとしての夢は繋がってきたじゃないですか。だからもし武道館に立つのが自分達じゃなくても武道館に立つという夢は変わらないと思うんです。でもBiSになったからには今のBiSでやっぱりその夢を叶えたいです。

 

Q.これはメンバーが入れ替わるたびにインタビューで話してきたことなんですけど、こういう曲を歌っているときは今のBiSの後ろで一緒に歌っているこれまでのBiSのメンバーの姿を感じるんですよ。孫悟飯の後ろで孫悟空がかめはめ波を撃っているような。

トギー:それ、すごく分かります。

ティ部:え、分かるの?

トギー:家に漫画があるから!次この曲を歌うとき、絶対に孫悟空が浮かびます(笑)。

 

Q.今作ではメンバーのみなさんも作詞していますが、ネオさん作詞の「1,2,3!!!」は言葉遊びが秀逸ですよね。

ネオ:歌詞を書くのは初めてだったのでストーリーのある歌詞が書けなくて、言葉遊びというか、意味がなさそうで、意味のあるような単語や言葉や面白い文章を並べた歌詞にしようと思ったんです。でもやっぱり意味はないんですけど(笑)。

Q.最後には「意味がない」って言ってますしね(笑)。

ネオ:はい(笑)。意味はないんですけど、意味がありそうに書いているので聴いてくれた人がそれぞれ考えてくれたら嬉しいです。

 

Q.「teacher teacher teacher」でティ部さんのキャラは確定しましたね。

ティ部:そんなつもりなかったんですけどね(笑)。私は新潟出身なので田植えを連想して歌詞を書いたんです。でも予想外にみんなからヤッてるときの歌詞だって言われて(笑)。まあ、深夜に書いた歌詞なので、そういう部分も出ちゃったかもしれません(笑)。

トギー:完全にエロキャラとして広まったよね(笑)。

 

Q.トギーさんが書いた「ナンデスカ?」は「心隠し近づいてくるよ」という歌詞が印象的ですが、BiSになって一気に近づいてくる人も増えたのかなって。

トギー:凄い!そうなんですよ!この歌詞を書く数時間前に「優しくしてくれる人みんなを信じたら騙されちゃうからね」って言われて。だから簡単に大人を信用しちゃ駄目だっていう戒めの歌詞を書きました。

 

Q.実は昨日「トイストーリー4」を観たんですけど、それもあってか「thousand crickets」は心を持たないおもちゃが歌っているような印象を受けました。

チャント:この曲のテーマが人造人間だったんですよ。レコーディングも一点を見つめて口をあまり動かさないで歌ったり。

ネオ:瞬きをしないで歌ったりね。

 

Q.そういうアドバイスは松隈さんがその場でするのですか?

チャント:そうですね。

ティ部:「感情なんて入れんでいいけん」って。

トギー:でもティ部だけ違うアドバイスだったよね。

ティ部:「おまえはエロでいいけん」って(笑)。

Q.あははは。みなさんはこれまでリスナーとして松隈サウンドを聴いてきた訳ですよね。一緒にレコーディングしてみてどうでした?

ネオ:曲がどうやって出来上がっていくのかが分かって感動しました。

ティ部:松隈さんは本当に楽しそうにレコーディングされる方なんですよ。色んなアドバイスも頂いて嬉しかったです。

ちゃんと:歌い方とか発音とか、その場で臨機応変に変わっていくのが凄いなって思いました。

トギー:メンバーの個性に合った歌い方をレコーディングしながら提案してくれるんです。それで自分でも思ってもいなかった歌い方が出来てびっくりしました。

 

Q.「SURRENDER」のデス声とかシャウトとか。

トギー:あんな声を出したのは全員初めてで。でも歌ってみたら出来たんです。

ティ部:出来るわけないって思いながら叫んでみたら凄い声が出て自分でも驚きました。

 

Q.アルバムが「LET’S GO どうも」で終わるのも良いですね。ミュージカルのカーテンコールみたいだなと。

ティ部:振り付けもカーテンコールみたいにみんなで手を繋いでいるんですよ。この曲を歌っていると改めてBiSとしてこれからよろしくお願いしますって気持ちになる前向きな曲です。

 

Q.リリイベやアルバム発売もあり、いよいよBiSとして本格的にスタートしましたが今の気持ちを聞かせて下さい。

チャント:BiSの歴史はありますけど、私達自身はゼロからのスタートなので、ここからどんどん成長していって普通の子がこんなにも変わるんだってことを見せたいなと思っています。

トギー:BiSがずっと言い続けてきた「世界を変えたい」という言葉に憧れて私はBiSになったので、仕事や学校で辛い人がBiSを聴いて明日も頑張ろうって思えるような、聴いてくれる人の世界を明るくするような存在になりたいです。

ネオ:私は前に出るタイプじゃないんですけど、そんな自分がBiSを通してどう変わっていくか自分でも楽しみです。実際、BiSとしての活動が始まってから本当に楽しくて前よりも前向きになっていると思うので、同じような気持ちの人に勇気を与えられたらなって思っています。

ティ部:常に最高のBiSを届けていきたいです。いきなり4人になって、ここからまたどうなるか分からないですけど、全部乗り越えてその時の最高のパフォーマンスを見せていきます。

 

Q.BiSの歴史はBiSを塗り替えることで続いてきたと思っているので、これからもBiSを更新し続けて下さい。

ティ部:はい!BiSの最高を更新し続けます!

 

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BiS
タイトル:Brand-new idol Society
2019年8月14日 ON SALE
CRCP-40585
¥3,000(税込)

https://www.brandnewidolsociety.tokyo/