2018年5月に北野ももこ卒業、6月にはAlloyから改名しWILL-O’として再始動した彼女達。メンバーの加入や脱退、榎本りょうのポリープ手術や神崎ののの休養期間を経ながら、2019年1月より「Innovator」「Last Dance」「Stardust Memories」「Identity」「SPARKING」と新曲のマンスリー配信を行ってきたWILL-O’が、改名後初のCDシングル『感情線染ヒカリエモーション』をリリースした。同シングルはダウンロード版、そして4タイプのCD盤が発売され、いずれも多彩なカップリング曲がそれぞれ収録されており、WILL-O’の幅の広さ、ポテンシャルの高さを感じることが出来る作品となっている。7月7日(日)にはマイナビBLITZ赤坂にてワンマンライブも開催するWILL-O’。改名から1年、更に勢いを増す榎本りょう、神崎のの、小森うずら、桐乃みゆの4人に話を訊く。
Q.WILL-O’に改名して1年ほど経ちましたが、そもそも何故あのタイミングで改名したのですか?。
りょう:去年の5月にももこ(北野ももこ)が脱退して、オリジナルメンバーもいなくなったので心機一転改名しようかって話になって。
のの:新メンバーも入ったし、衣装もガラッと変わったので生まれ変わろうって。
Q.紆余曲折ありながらもAlloyとしての知名度も上がってきた中でのメンバーの脱退や改名は大きかったのでは?
りょう:大きかったですね。でも逆にそれをチャンスにしなきゃなって私は思いました。変われるってことは前に進むチャンスだと思うし、これまでのことを台無しにしたくないなって。
のの:正直辛かったです。でも脱退や改名をきっかけに私達も前向きに頑張ってAlloyよりもっと良いものを見せていけるように頑張らなきゃって気合も入りました。
Q.WILL-O’という名前はどうやって決まったのですか?
うずら:マネージャーが付けてくれました。
りょう:植物のヤナギって意味なんですよ。英語だとWillowなんですけど、それを文字ってWILL-O’っていう。
みゆ:花言葉だっけ?
のの:え?花言葉?
うずら:違う(笑)。ヤナギって美人の例えに使われる植物なんですよ。それでマネージャーがWILL-O’って名前を付けてくれたんです。
のの:花言葉(笑)。
Q.うずらさんとみゆさんはどのように加入が決まったのですか?
うずら:ももこちゃんが脱退して、新メンバーのオーディションがあったんです。それで友達が「受けてみたら?」って言ってくれて。それでオーディションを受けたら合格しました。
みゆ:私は元々Alloyが大好きだったんですよ。それでAlloyのリリースイベントに遊びに行ったらマネージャーに声を掛けてもらって。それでオーディションを受けました。
Q.入ってみてどうでした?メンバーの第一印象とか。
みゆ:りょうはあまり喋らない人だなって思いました。顔合わせの日に2人っきりになったんですけどずっと携帯を弄っていて。
りょう:嘘でしょ?(笑)。
みゆ:衣装のサイズを合わせる日だったんですけど、何を話したらいいんだろうってドキドキしていました。
りょう:めっちゃ怖いじゃん(笑)。
みゆ:ののは初めて会う日に1時間くらい遅刻してきて。
のの:ごめんなさい!
みゆ:でもケロッとしてたから、こういう子なんだなって(笑)。
のの:ごめんなさい!(一同笑)
Q.うずらさんはどうですか?
うずら:りょうは面接で会ったけど怖かった(笑)。
りょう:ちょっと待って!本当?
うずら:お互い人見知りだから喋らなかったってのもあるけど(笑)。逆にののは会うまで怖いと思ってたけど実際に会ったらいきなり「チョコ食べる?」って話しかけてくれて。上下、柄の変な服を着て。
のの:服、関係ないでしょ!(笑)。
Q.迎える側はどうでした?
りょう:2人とも顔が良過ぎてびっくりしました。こんな可愛い2人が入るなんて武器だなって思いましたね。性格とかは追々分かっていったんですけど、とにかく最初の印象は顔がえらいってことですね。
みゆ:顔がえらい(笑)。
のの:みゆはAlloyのライブに来てくれたときに初めて会って、ライブの後に挨拶しに来てくれたんだけど、地上の顔だなって思いました。
Q.地上の顔?
のの:正統派のアイドル顔だなって。うずらは綺麗だしクールだから近寄り難かったです(笑)。でも仲良くなったら凄く面白い子でした。今は第一印象とは全然違いますね。
りょう:一緒にいて本当に面白いんですよ。みんなツボが浅いのかもしれないけど、一緒にいてとにかく笑ってばかりです。
みゆ:みんな滅茶苦茶仲良いよね。たまに「ビジネスで仲良いんでしょ?」って言われるけど、本当に仲良いから(笑)。
のの:メンバーの中で私は結構イジられキャラなんですけど、たまに私のファンの方がメンバーに「ののをいじめないで」ってガチで言っていて(笑)。ノリでやってるだけなんだけど(笑)。
みゆ:それ、私が一番言われるんですよ。「ののをいじめてないよね?」って。でも本当に仲良いと思います。
Q.仲良いことも作用していると思うのですが、この4人になってWILL-O’は凄く固まった印象があります。ライブの一体感も凄いですし。
のの:それ、ファンの方からも結構言われるんですよ。
みゆ:自分でもこの4人になってから絆も深まったと思います。
Q.今回のシングルにも4人になったWILL-O’の良さが出てますよね。
のの:どの曲が好きですか?
Q.「恋情心情クラムジー」は勿論ですけど、「un chain」が滅茶苦茶かっこ良かったです。
のの:私も好き!
みゆ:めっちゃゴリゴリでかっこいい!
Q.Masaya.Kenmei from L.O.Dさんによる楽曲が解散してしまった名古屋のSola Soundを彷彿とさせてエモくなるんです。
のの:わかる!めっちゃエモいです!
Q.どの曲もWILL-O’らしさがありながらバラエティーに富んでいるにも面白いなと。
りょう:WILL-O’として初めてのCDリリースなので、新しいジャンルにも挑戦しました。本当に色んなタイプの曲があるのでそれぞれの角度からWILL-O’を感じてもらえると思います。
Q.良い意味でのジャンルレス感やバラバラ感は今作のコラージュされたジャケットにも表れていますよね。中々衝撃的なヴィジュアルですけど。
のの:このジャケット、自分でも衝撃受けました(笑)。あと御洒落だなって。
Q.つい写真を拡大したくなってしまいます(笑)。
りょう:大丈夫ですか?出てなかったですか?(一同笑)
みゆ:でもこれ、実はCGなんですよ。
のの:滅茶苦茶かっこいいよね。
Q.CDを4枚横に並べたときにひとつの作品になるのも素晴らしいです。
りょう:それ!
のの:こうやってCDを並べてみると、やっとWILL-O’の音楽が形としてファンの方に届けられるなって感動します。
みゆ:自分の声が入ったCDがCD屋さんに置いてあることが本当に嬉しくて。やっとリリース出来たから本当に嬉しいです。
Q.みゆさんとうずらさんはCDのリリースも初めてなんですよね。そもそもアイドルになろうと思ったのは?
みゆ:私は小学生の頃からアイドルが好きだったしずっと憧れていたのでオーディションを受けました。
うずら:私もアイドルが好きで、オタクだったんですよ。自分がアイドルになろうと思ったのは、若い頃しか出来ないだろうし人生経験としてやってみたいなって。
Q.ちなみにののさんとりょうさんは?
のの:私はアイドルには元々興味なくて、安室奈美恵さんみたいなかっこいいアーティストになりたいなって思っていました。だけど、ある日街中で「アイドルをやってみませんか?」ってスカウトされて、見学に行ったらステージがキラキラしていて楽しそうだったんです。それでアイドルの世界に飛び込むことにしました。
りょう:私は歌が好きだったから、歌が歌えたらなんでも良いと思ってオーディションを受けてレッスンしていたんですけど、ずっとレッスンが続く中で「今すぐこの声を使って欲しい」と思ってひとりでやることよりアイドルグループで活動することを選択してアイドルになりました。
Q.なるほど。確かにりょうさんの声は武器ですよね。勿論メンバー全員それぞれ個性があって、その4人が一体となるパフォーマンスに圧巻されるんですよ。
のの:ライブのパフォーマンスはWILL-O’の武器だと思っています。ダンスも激しくてかっこいいし、それを全員がこなしていく感じは自分でもかっこいいなって思っています。
うずら:全体的なバランスは良いですよね。ルックスもキャラも歌声も違う4人なので、そこは観ていて飽きないんじゃないかなって思います。
Q.お互いのキャラをどう見ています?
みゆ:ののは天然キャラで元気!うずらはクールキャラ!
りょう:うずらはクールに見えるからこそ、変なことを言うのが面白いよね。
うずら:ギャップ、ギャップ(笑)。
りょう:みゆは顔面がえらい。本当に顔がえらいんですよ。なのに毒舌なとこも面白い(笑)。
うずら:最近黒い部分を出してきたよね(笑)。
みゆ:最初は猫被っていたんです(笑)。素を出せるようになってきたのかな(笑)。りょうはいつも見守ってくれる人ってイメージ。
りょう:ママ担当だから(笑)。
みゆ:わちゃわちゃしてるWILL-O’をしっかりまとめてくれるんですよ。
のの:リーダーだよね。
りょう:みんな個性が違ってみんな良いんですよ。全員で幸せになりたいです。メンバーも関係者もファンのみんなも、全員が報われるような活動をしていきたいですね。
のの:リーダー!(一同笑)
Q.今回のシングルのリリースはその第一歩になると思います。
りょう:本当に沢山の人に聴いて欲しいです。ライブとはまた違った雰囲気のWILL-O’を楽しんでもらえると思うので。
のの:歌詞を読みながら聴いてもらうと更に曲を深く感じてもらえると思うので是非手に取って歌詞に注目して聴いてもらいたいです。
うずら:収録されている曲がどれもタイプが違って、かっこいい曲もあるし明るい曲もあるし、いっぱい聴き込んでライブに来て欲しいですね。
みゆ:ジャケットのデザインも素敵なので部屋に飾ってもらえたら嬉しいです。
うずら:アイドルっぽいジャケットじゃないからお薦めしやすいしね(笑)。
Q.WILL-O’としてどんなグループになっていきたいですか?
のの:まずは7月のワンマンを成功させたいです。ライブは常に沢山やっているのでお客さんをしっかり掴んで成長していきたいですね。
みゆ:今年はTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)にも出るので、沢山の人にWILL-O’を知ってもらえるように頑張りたいです。
うずら:WILL-O’としてもですけど、メンバーそれぞれが個人の仕事をして、そこからWILL-O’のファンも増えたら良いなって思っています。個々の個性を活かしてグラビアをやったり、MCをやったり。そうやって新しい層も巻き込んで、WILL-O’として大きくなっていきたいです。
みゆ:うずらはオシャレだからモデルとかやって欲しい。洋服のお仕事とか似合いそう。
うずら:お仕事、待ってます(笑)。
Q.りょうさんはどうですか?
りょう:私はみんながやりたいことを全部叶えたいです。それが私のやりたいことですね。
のの:リーダー!
りょう:やりたいこと、面白そうなこと、全部出来るグループにしていきたいんですよ。今回のシングルでもWILL-O’の可能性は示せたと思うので、その幅をどんどん広げていって、かっこいいグループになっていけたらと思っています!
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感情線染ヒカリエモーション
2019年6月4日リリース
【通常盤】¥1,080 (税込み) / PMFL-0012
【限定盤A】¥1,500 (税込み) / PMFL-0013
【限定盤B】¥1,500 (税込み) / PMFL-0014
【限定盤C】¥1,500 (税込み) / PMFL-0015
WILL-O’ 3rd one-man live「O’riginate」
2019年7月7日(日)東京都 マイナビBLITZ赤坂