mistress

ヴィジュアル系ロックアイドルmistressが1stフルアルバム『ARTIFACT』を完成させた。2017年4月にリリースされたミニアルバム『mistress』がアイドルシーンのみならずロックシーンでも話題となった彼女達は、この数ヶ月でメンバーチェンジや総勢60組以上のアイドルが出演したサーキットイベント「mistfes2017」開催などの活動、経験を重ねてきた。そんな中で放たれた今作『ARTIFACT』はヴィジュアル系アイドルとしての所以を発揮した凄まじい内容となっている。作曲にはu-ya(THREE LIGHTS DOWN KINGS)が全面参加し、ヴィジュアル系の多面性を見事に表現している。多様化するアイドルシーンの中でも一際異質な世界観を持つmistressの殺、葵威、亡にインタビュー。Mistressの攻撃は止まらない。

 

Q.2017年はmistressにとって飛躍の年だったのではないですか?

殺:そうですね。4月にアルバムを出して6月に「mistfes2017」もあって。
葵威:メンバーチェンジもありましたしね。

Q.亡ちゃんがmistressに加入してから活動もより活発になりましたよね。シングルを挟んで流通音源としては亡ちゃんは初の作品になると思うのですが。

亡:前作『mistress』の頃は私はまだメンバーじゃなかったので自分の声が入ったCDが全国のお店に並ぶのは不思議な気持ちがしますね。嬉しさと恥ずかしさみたいな(笑)。

Q.亡ちゃんの加入で、よりヴィジュアル系アイドルらしさが明確になりましたよね。

殺:ファンもヴィジュアル系を好きな人が増えた気がします。そういう面でもmistressの方向性がしっかり定まったんじゃないかなって。

Q.それは曲にも表れていますよね。今作の楽曲はu-ya君(THREE LIGHTS DOWN KINGS)が全曲手掛けていますが、バラエティに富んでいながらちゃんとどの曲もmistressだなと思いました。

殺:詞は色んな方に書いて頂いたのですが曲は全てu-yaさんが作ってくれていて、mistressとu-yaさんの信頼関係も前作の頃より強くなっているので、そこも楽曲に表れているんじゃないかなって。楽曲の雰囲気も前作とは少し変わったと思うし。
葵威:曲のバリエーションが増えましたね。だけどどの曲もちゃんとmistressなのはu-yaさんが私達をよく理解して曲を作ってくれたからだと思います。

Q.mistressのコンセプトであるアイドルとヴィジュアル系の融合を見事に体現するアルバムだと感じました。

亡:これまでのmistressの曲と比べてもヴィジュアル系の要素はより強くなったと思います。今回のアルバムの曲をアイドルファンが聴いたときにどう感じるのかも興味がありますね。ヴィジュアル系の楽曲をアイドルが歌うのって大変なんですよ。だけど今回のアルバムはそこも上手に表現出来ているんじゃないかなって思います。
葵威:ガチガチなヴィジュアル系っぽい曲もあるし「死死死死死死死死死」みたいな曲もあって、濃いアルバムだなって思います。

Q.「死死死死死死死死死」はミュージックビデオも凄かったですよね。曲の激しさもさることながらグロテスクな映像での表現方法がもはやアイドルの枠を超えているなと。

殺:「死死死死死死死死死」のミュージックビデオの反響は凄かったですね。海外の人も沢山観てくれたみたいで。

Q.ああ、海外ウケは凄そうですね。

亡:コメント欄も英語の書き込みが多かったんですよ。
葵威:他の動画に比べて再生回数の伸び方も凄くて。
殺:みんな病んでるんだなって思いました(笑)。

Q.「死死死死死死死死死」のミュージックビデオは15禁でしたが、あの映像を観てアイドルファン以外の人もライブに来るのではないですか?

亡:実際にミュージックビデオを観てライブに来てくれた人も沢山いるんですよ。それくらい可能性のある映像だなって思います。

Q.ヴィジュアル系の中でもかなりコアな部分を掘り下げた曲、映像ですよね。そしてアルバムには「死死死死死死死死死」のようなグロテスクで攻撃的な曲もあればヴィジュアル系の持つ美しさを体現した曲もあって。「REFRECTION」のストリングスからピアノの流れやギターソロのハモリとか完全にX JAPANだなと。そこを表現しているアイドルって中々いないですよ。

殺:あははは。そこはもう完全にu-yaさんの凄さだと思います。自分達で聴いてもシンプルにかっこいいなって思うので。改めて凄い方に作ってもらってるんだなって思いますね。

Q.今回のアルバムも作詞陣が豪華ですね。

殺:歌詞、凄いんですよ。
亡:レコーディングでみなさんに指示をしてもらいながら試行錯誤しながら自分なりに表現してみたんですけどやっぱり難しかったですね。
葵威:難しい言葉が多いので歌詞の意味を自分達で理解してから歌うことは心掛けました。曲や歌詞を理解して歌うのとそうじゃないのではライブの表情やパフォーマンスにも差が出ると思うんですよ。そこはかなり意識しましたね。

Q.ライブも観る度にクオリティが上がってますよね。

殺:歌が上手くないって言われることが多いのでライブでもちゃんと聴けるものにしたいってずっと思っていて。勿論過大は他にも沢山あるけどまずは基礎をしっかりしたいなと。なのでライブが良くなっていってると言ってもらえるのは嬉しいです。

Q.今作にはこれまでのmistressとは違うアプローチの曲もありますよね。

葵威:ライブではやらないような大人しい曲もアルバムにはありますね。そういう曲はCDでじっくり聴いて欲しいです。ライブとCDを別物として両方楽しんでもらえたら嬉しいです。
殺:曲調が本当にバラバラなので聴いていても飽きないと思います。私はなんでもすぐ飽きちゃうんですけど、そんな私も全然飽きないアルバムなので(笑)。ずっと聴いてもらえる作品が出来たと思っています。

Q.『ARTIFACT』というアルバムタイトルの意味は?

岩田(マネージャー):アルバムタイトルは英語一文字で表したかったんです。それでセカンドワンマンのサブタイトルだった「out-of-place artifacts」から取りました。「out-of-place artifacts」というのは所謂オーパーツのよな意味があるんですけど、アイドルシーンの中でもオーパーツに近い存在としてmistressがいるんじゃないかなって。

Q.確かにmistressのやり方や在り方は所謂アイドルのソレとは違いますもんね。メンバーとしてはそこはどう感じていますか?例えば対バンとか。

殺:アイドルとの対バンも楽しいけど私はヴィジュアル系とやりたいですね。やっぱりヴィジュアル系アイドルを名乗っているのでそこと戦っていきたいなって思います。でもその為にはまだまだやらなきゃいけないことがあるので頑張りたいです。

Q.ヴィジュアル系のお客さんからの反応はどうですか?

殺:楽しんでくれてる人は増えてきましたね。ライブで頭を振ってくれたり。

Q.曲の随所から感じられるヴィジュアル系マナーがファンには刺さるんでしょうね。

亡:声の出し方で凄くヴィジュアル系っぽいかっこいいとこがあったんですよ。何処か忘れちゃいましたけど(笑)。でも本当にヴィジュアル系アイドルとしてかっこいい存在になりたいんです。逆にアイドル感はあまり出したくないです(笑)。
葵威:楽器を弾く訳じゃないしバンドじゃないけど歌とダンスでバンドに勝負出来るし、バンドに負けない迫力のライブをしたいと私も思っていますね。

Q.逆にアイドルとしての要素を自身で感じることってありますか?

亡:やっぱりアイドルだけのイベントとかだとmistressは近寄り難いって言われるんですよ。だけど実際に話したら怖くないと思うのでそこで「やっぱりアイドルなんだな」って思ってもらえるのかもしれませんね(笑)。

Q.確かにギャップはかなりありますよね。僕も最初は怖かったですもん。

殺:あははは。
亡:全然怖くないです(笑)。

Q.今回のアルバムでmistressを知る人も多いと思います。

亡:CDを聴いて気に入ったら是非ライブに来て欲しいですね。自分達でも想像以上にかっこいいアルバムが出来たと思っているので、ライブで沸いて下さい。
殺:アルバムを聴いたらライブに来るしかないと思います(笑)。ライブにはライブの良さがあるので是非足を運んでください。
葵威:ライブでいつもやっている曲がアルバムに入っているので歌詞カードを見ながら「こういう歌詞だったんだ」って楽しみ方も出来ると思うし、mistressの世界観が詰まった作品になったので色んな楽しみ方をして欲しいですね。それでライブに来てくれたら凄く嬉しいです。

mistress
殺 葵威 亡

ARTIFACT
2017/12/12発売
1852円(+税)
RCHN-1008

http://mistress.radcreation.jp/