バンドじゃないもん!

Q.5周年おめでとうございます。
みさこ:ありがとうございます!

Q.グッと遡ってみさこさんがアイドルを始めた経緯を知りたいのですが。
みさこ:元々大学の部活でギャルバンをやっていたことがあるんですけど、女の子…というか女性性を持ってる人が集まったときのエネルギーって、すごいなって感じていて。ラブ&ピース!可愛くてまっすぐ!夢と希望!仲間と切磋琢磨!みたいな、綺麗ごとと思われるような世界を女の子は生きていきたいって願望を持ってると思うんですよ。それを力強く体現しようと始めたのがバンドじゃないもん!なんです。

Q.結成時はツインドラムのアイドルユニットでしたよね。
みさこ:私は神聖かまってちゃんもやっているから、かまってちゃんとは全然違うことがやりたかったんです。同じことやるなら一つでいい訳だし。最初はフロントマンになることをすすめられたりしたのですが、私ってドラムありきだと思うし真ん中で歌う姿も想像出来なかったので、だったらもうひとりドラムが叩ける子と叩いて歌ったら面白いんじゃないかって。

Q.所謂アイドルとはベクトルが全く違いましたよね。それが活動を続ける中でどんどんアイドルになっていった印象があるのですが。
みさこ:最初の頃はアイドルではなかったし、「アイドル」って名乗るのはおこがましい気がしてたんです(笑)。でもアイドルさんとの対バンが増えていく中、やりたいことってこういうことなんだろうなって日々憧れが募って。一回めのメジャーデビューをすることになったときに「もう潔くアイドルって言おう」ってなったんです。ちなみに私の思ってるアイドルって、歌って踊るって形よりも概念としてのアイドルなんですよ。どちらかというとパンクな精神を持ってたらパンクって呼ぶのに近いような。

Q.なるほど。アティチュードとしてのアイドルだと。
みさこ:はい。生き様だったり姿勢だったり。そういう在り方としてのアイドルを表していこうと思ったんです。

Q.60年代にはザ・ビートルズがアイドルだったわけで、そう考えるとアイドルという概念や捉え方って多種多様ですよね。
みさこ:はい。だからバンもん!はアイドルだけど普通のアイドルとは違って楽器も演奏するし歌詞も書くし曲をみんなで作るので、アイドルだけどアイドルらしからぬこともやっていて(笑)。姿勢だけは古臭いくらいアイドルでいたいんですけど(笑)。

Q.姿勢はアイドルだけど概念は壊すのがバンもん!の面白さだと思います。
みさこ:壊すって意味で言うと、私が壊したいのは「バンドが好きだからアイドルは聴かない」とか「アイドル以外聴かない」っていう、そういう考え方を壊せたらいいなって思っています。好きなものを好きって言い難い世の中を変えたいし、頭の中で勝手に作っちゃうジャンルの壁を壊したい。その橋渡しが出来たら良いなって思っているので、アイドルなのかバンドなのか、わざと中途半端な形をとってます。

Q.この5年間で形態も随分変わりましたよね。
みさこ:メンバーの入れ替わり立ち代りがあってどんどんジャンルレスなアイドルになってきたと思います(笑)。「バンもん!ってどんなアイドル?」って言われても上手く説明が出来ない(笑)。

Q.かなり濃いメンバーが揃っていますが。
みさこ:個性は凄いと思います(笑)。それぞれがそれぞれの人生を信念を持って生きている人間の集まりがバンもん!なんですよ。私が求めていたような人が集まってくれたのは本当にラッキーだと思います。見た目も性格もバラバラなメンバーが集まっているけど集まったときの一体感はめちゃくちゃ強いみたいな。

Q.「ONE PIECE」の麦わらの一味みたいですよね。
みさこ:そうそう(笑)。あと「らき☆すた」とか(笑)。巨乳キャラがいておっとりキャラがいて突っ込みキャラがいてオタクキャラがいるみたいな。そういうバラバラな6人が集まっている面白みはあると思います。

Q.みさこさんから見たメンバーを紹介して下さい。まずは七星ぐみさん。
みさこ:ぐみさんはああ見えて結構地に足がついたリアリストって印象ですね。あと話聞く限りきちんとした厳しめのご家庭で育ったと思うんですけど、その環境の中自分の意思でアイドルをやることを選んでここにいるので気合も入っています。今はご家族の方もライブいらしたり応援してくれているのを感じているので、そういうのが私はとても嬉しいです。普段はのんびりしていてやる気がなさそうにも見られるんですけど、バンもん!や自分のことを誰より客観的かつ冷静に見つつ、内に秘めた熱い思いを持つ強い子です。

Q.では恋汐りんごさんはどうでしょう?
みさこ:汐ちゃんはぐみさんと一緒に事務所のドッキリでバンもん!に加入したんですけど、恋汐りんごであることにめちゃくちゃストイックなんですよ。人に見られていても見られていなくても常に恋汐りんごでいることに真剣で、自分がどうあるべきかをしっかり考えて生きてる子だなって思います。あとバンもん!に入りたての頃「自分は個性がない」って悩んでいたんですけど「何を言ってるんだろう!?」って思いました(笑)。二次元にはまあいるかも知れないけど三次元では全く出会ったことないし今後出会いそうもないキャラなので(笑)。アニメ声とキレキレのダンスのギャップもかっこいいですし、アクロバティックなパフォーマンスが出来るのも強い。表面だけ見てる人からはぶりっ子だと勘違いされるかも知れないけれど、むしろ逆です!

Q.続いて望月みゆさん。
みさこ:みゆちぃはお笑いに対する乗っかり方が最高なんです。キャラクターもかなり振り幅が広くて、一緒にいてとても楽しい。それでいてお料理が得意だったり女の子らしいきゅんきゅんをくれるので男性だったらぜひ彼女にしたいタイプ(笑)。マメだし真面目だし人としてしっかりしてるところもありますね。新メンバーは楽器が出来る子がいいなって思っていたときに、特技がベースのみゆちぃが入ってきてくれたので、そこもばっちりでした。もともとダンス動画を上げていたりベースのスキルも日々どんどん上がってきてるんですけど、人を喜ばせるためにやっぱりスキルって絶対大事なんですよね。そういう部分でもみゆちぃは頼もしいです。

Q.甘夏ゆずさんはどうですか?
みさこ:ゆずはオーディションで入ってきたんですけど、元々バンドをやっていて、そのバンドがなくなってからは普通に働いていたみたいなんですよ。でもきっと何か大きなことやってやりたいって気持ちを、ずっと持ってたからオーディション受けてくれたんだろうなって感じます。ゆずは楽器の演奏がオールマイティーに出来る子で、ひとりであらゆる楽器の演奏をしてる動画を上げていたりします。最初はシンセで加入したんですけど今はギターも弾いていて、曲に合わせて音楽的なパフォーマンスを変えることが出来るのは理想だなって。プラス、メンバーに丸顔が欲しかったのでそこも嬉しかった(笑)。あとアホかわいいのもゆずの魅力です(笑)。

Q.最後は大桃子サンライズさん。
みさこ:もも◎は元々ぐみさんの友達で、事務所に所属してタレント活動もしているんですけど、事務所に掛け合ってまでオーディションを受けてくれて。まず歌やダンスが即戦力だったのはとても心強かった。あと彼女は他のアイドルさんも大好きだったり、前に一度アイドル活動を諦めていたりと、思い入れがめちゃくちゃ強いんですよ。たくさん経験してきてアイドルを取り巻く色んなものを見てきている子です。バンもん!はプロデューサーのいないアイドルなので、ブレーン的な役割を一緒に率先してくれる人がいたらなって思っていたんですけど、その立ち居地に桃がいてくれてるので心から頼りになります。

Q.それぞれに役割があって、それぞれにストーリーがあって、それぞれの人生が集まっているのがバンもん!なんですね。
みさこ:はい。みんなそれぞれアイドルだったりバンドだったり、これまでの活動で不完全燃焼だったものもバンもん!に持ってきているので、加入後爆発させているのも凄く良いんですよ。みんな本当にかっこいい。

Q.みさこさんはリーダーとしてどうですか?
みさこ:最初はリーダーはいなかったんですけど、6人になったときに誰かがリーダーにならないとと思って。このひとりひとりのメンバーが持ってる放射線に広がっていくようなエネルギーを、ちゃんとグループとして一点から放たないと勿体無いと思ったんです。私が本当だったら誰かを引っ張っていくようなリーダーに向いていない人間なのは、割と応援してくれてるみんなにも知られてるんですけど…コロッケでいう肉と衣を繋ぐ卵のような、そんなつなぎ的なリーダーになれたらと思っています。

Q.これからバンもん!が目指すのは?
みさこ:沢山あるけど、まずはお茶の間に進出したいです。子供向けの番組で歌ったり、誰かの夢を叶えに行ったり、そういうことをテレビやら何やらでやりたい。とにかく老若男女にもっと楽しんでもらえる存在になりたいんです!今年の七夕の短冊に「Mステ、紅白、武道館」って書いたんですけど、絶対実現したいと思っているので。色んな人の日常にスッと馴染むような存在になりたいんですよね。オタクからギャルから一般層まで、色んな人を巻き込んで大きくなっていきたい。バンもん!のことを知ったとき「思ったよりアイドルだった」って言う人も「思ったよりバンドだった」って言う人も色々いて、とにかく観てもらえたらと!そうすれば本気でやってるのが伝わるはずです。

■バンドじゃないもん!
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