LiSA

オリジナルブランド「YAEVA MUSiC」を設立したLiSAが自身4枚目となるアルバム『LiTTLE DEViL PARADE』は本人が「覚悟のアルバム」と明言するように、デビュー以来走り続けてきたLiSAと、地元でバンド活動をしていた頃のLiSAが同居した完全体LiSAが詰め込まれた作品だった。このアルバムを引っ提げたツアー『LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~』では神戸ワールド記念ホール、さいたまスーパーアリーナ、そして彼女の目標であった日本ガイシホールでのライブを大成功におさめた。さらに9月からは『LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~「そしてパレードは続く」』を開催する。進化を恐れず挑戦し続けるLiSAにアルバム『LiTTLE DEViL PARADE』を語ってもらった。

 

 

Q.オリジナルブランド「YAEVA MUSiC」を設立したのはどういう経緯だったのですか?

LiSA:LiSAとして活動を始めて7年目になるんですけど、地元の岐阜でバンドをやっていたことも含め全部が今のLiSAっていう形を作っていると思っていて。そうなったときに自分がやりたいことってあの頃の私みたいに夢を見ていたり何かをやりたいと思っている若い子達に力を貸せるような場所を作りたいと思ったんです。それがYAEVA MUSiCを作ったきっかけですね。

 

Q.ではLiSAちゃん以外の若手もリリースしていく展望があると。

LiSA:それが一番やりたいことなんですよ。その為にも今LiSAっていうブランドを確立していくことが本当に大事だと思っていますね。

 

Q.今回のアルバムを聴いてまず感じたのは以前にも増して自由になったなって。

LiSA:私もそう思います。岐阜でバンドを始めた頃の私はパンクロックに憧れていたんですよ。ブリンク182になりたかったしグリーン・デイになりたかったので。当時の名古屋ってガールズ・スカバンドが流行っていて、そういうバンドとの対バンも多かったんですけど、私は可愛いよりかっこいい音楽がやりたくて尖っていたんです。その後、上京してアニメシーンでデビューすることになり、アニメの世界にもかっこいい音楽が沢山あることを知ったんですよ。それをどうやってロックシーンに説明するか、その術が当時は見つからなかったんですけど、ロックが好きな人にアニメシーンのかっこよさをLiSAとして証明していくしかないなって。

 

Q.そういう意味では2016年の活躍はちゃんと証明していましたよね。

LiSA:そうなんですよ。去年はテレビに出させてもらう機会が増えたりフェスにも出させてもらって。「ロックヒロイン」って色んな人に言ってもらえるようになったのが本当に嬉しかったんです。認められた気がしたんですよね。そうやって自分がやってきたことが認められたなら、このタイミングで好きなことを自由にやっても良いんじゃないかなって。「こう見せなきゃ」とか「こう見られたい」っていう枠を取っ払ったことで、いよいよ本領発揮だなって。

 

Q.デビューから7年間培ってきたLiSA像と、岐阜でバンドをやっていた頃のLiSAちゃんの距離がなくなったのかもしれないですね。

LiSA:人に認めてもらえたことで剥がれたものがきっとあるんだと思います。自分が頑なに「こう思われたい」って思っていた理想像は崩れたなって。

 

Q.シングルとしてリリースされた「Catch the Moment」が受け入れられたことも大きいのではないですか?

LiSA:かなり大きいですね。「Catch the Moment」が色んな人に届いたことによって、もう自由にやってもいいんじゃないかって。うん。今回のアルバムで自分の好きなことを思いっきりやれたのは「Catch the Moment」が受け入れてもらえたからですね。だから思いっきりやりました。

 

Q.その思いっきりの良さは「LiTTLE DEViL PARADE」の「LDP!LDP!」っていうシンガロングや「掲げろシンボル」という歌詞に凄く表れていますよね。LiSAというシンボルを掲げれば何をやってもLiSAになる自信がこの曲には出ているなと。

LiSA:「YAEVA MUSiC」を立ち上げたことも含めてシンボルを声に出して言うことが出来るようになったんですよ。ずっとアニメのシーンで歌ってきたことをみんなが受け入れてくれた今ならやれるんじゃないかって。これがデビュー当時だったら「こいつどうした?」って思われると思うんですよ。でも今は違和感なく聴いてもらえる自信もあるので。

 

Q.足跡は嘘をつかないですからね。このアルバムにはパンクロックを追い求めていた頃のLiSAちゃんもいるし、アニメのシーンで頑張ってきたLiSAもいる。そこが凄く嬉しかったです。

LiSA:『LOVER”S”MiLE』や『LANDSPACE』はアニメシーンという畑を耕す為に必要だったアルバムだと思うんですよ。やりたいことは置いておいてまずはこっちをやらなきゃっていう。それで『Launcher』を出した頃は耕した畑に少しずつ好きなものも加えたアルバムだったんです。そして今作『LiTTLE DEViL PARADE』ではナチュラルな状態でLiSAと私自身の距離が近くなったアルバムが作れるようになったのかなって。

 

Q.LiSAちゃんがLiSAちゃんのまま新しいLiSAちゃんになった感覚もあって。変わった上で変わってないなっていう。

LiSA:個人的なことなんですけど、今回のアルバムって20代最後のアルバムなんですよ。なので大人になることってどんなことなんだろうって凄く考えたし変わっていくのも必然だろうなって思ったんですよ。昔は歌えなかったけど30歳になる直前の今だから歌えることがあると思うし、そうやって変わっていくことを受け入れていかなきゃなって。LiSAとしての活動を長く続けてきた中でそう変化を選択することはよくありますね。

 

Q.「LOSER~希望と未来に無縁のカタルシス~」は当時の自分に向けた曲ですよね。

LiSA:今振り返るとあの頃の自分はLOSERだったなって思うんです。当時は運命や運に抗っていたんですよ。そういう運命のようなものに逆らいたいって気持ちは今も変わってないですけど、あの頃の自分の気持ちに名前を付けてあげることが今は出来るなって。自分がLOSERだって思いたくなかったし思われたくなかった。だから這い上がってやるってずっと思っていて。なので、今そういう気持ちでいる人にとってのテーマソングになったら良いなって思っています。

 

Q.あの頃の自分が今の自分を見たら何て言うと思います?

LiSA:凄く羨ましいんじゃないかな。「くそー!」ってなると思う。「私の方がかっこいいのに!」って。

 

Q.ではあの頃の自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?

LiSA:「そのままでいいよ」って言ってあげたい。

 

Q.信じた道をずっと歩いていれば今に辿り着くと。

LiSA:その通りです。

 

Q.今回のアルバムは曲の幅広さも面白いですよね。「the end of my world」から「JUMP!!」の流れとか高低さが凄い(笑)。

LiSA:あははは。それはたぶん、パンクロックが好きで中指立ててた自分と、デビュー以降の可愛さを求められた自分っていう対極なものをどっちも自分のものに出来たからなのかもしれません。それにバンドだとバンドカラーってあるけどシンガーだと歌いたい歌を自分の好きな人に書いてもらえる特権があるので、ポップでハッピーな恋愛ソングもドロドロした恋愛ソングもどっちも歌えるんですよね。だからもうバンドやりたくないもん(笑)。

 

Q.あははは。

LiSA:ソロで良かったなって(笑)。ぶっちゃけ、バンドをやっていた頃の私ってメンバーに意思を伝える力がなかったんですよ。メンバー全員子供だったのもあって全員それぞれが目立ちたいばっかりでしたし。みんな自分が主役だと思っていたんですよ。

 

Q.なるほど。そういう意味では今はLiSAちゃんを立てることは必須ですもんね。

LiSA:名前を背負ってやっているってそういうことだと思おうんですよね。みんな同じ価値観でやってくれているし、だからこそ私もそこに意見が言えるんです。

 

Q.「Peace Beat Beast」はみんなのイメージするLiSAちゃんですよね。

LiSA:そうですね。この無敵感は私っぽいなって(笑)。

 

Q.そう、LiSAちゃんって無敵感が凄くあるんですよ。マリオがスターを取ってBダッシュしているような感じというか。でもそれだけじゃなくて、その裏にある両面を歌っているから強いんですよ。ピッコロと神様が同化したときの強さみたいな。

LiSA:あははは。それは強い(笑)。

 

Q.「TODAY」にも繋がりますよ。これまでがあったから今日に繋がっているっていう。

LiSA:理想の大人にはなれてないかもしれないけど、一生懸命やってきたら足跡が出来ていて、気付いたら沢山の人が側にいてくれて。だけど私自身は何も変わってないし、岐阜に帰れば昔と同じように接してくれる人が沢山いて、みんなに「ビッグになっても変わらないね」って言われるけどそもそもビッグが何か分からないし(笑)。でも確かに誰かの憧れになっていることも自覚していますし、それは歩いてきた道があるからだなってやっと思えるようになりました。やっと(笑)。

 

Q.何も変わらないまま着実に歩いてきた道がパレードに続くんですね。この道の向こうで待っているものって何だったりします?

LiSA:名古屋ドームですね。名古屋ドームでやりたい。ずっとガイシホールが目標だったんですけど今回のツアーでやれるので本当に嬉しい。そしてその先には名古屋ドームがあるなって。果てしなく遠い道かもしれませんけど、そこに立てる日を目標にこれからも頑張っていきたいなって思っています。

 

アーティスト:LiSA

タイトル:LiTTLE DEViL PARADE

【初回生産限定盤/Blu‐ray盤】

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LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~
「そしてパレードは続く」
2017年9月24日(日)東京エレクトロンホール宮城(宮城県)
2017年9月30日(土)ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)・大ホール
2017年10月1日(日)石川県・本多の森ホール
2017年10月7日(土)長良川国際会議場(岐阜県)
2017年10月9日(月・祝)静岡市民文化会館(静岡県)
2017年10月15日(日)川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)
2017年10月21日(土)滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール・大ホール
2017年10月28日(土)栃木県総合文化センター
2017年11月3日(金・祝)サンポートホール高松(香川県)
2017年11月9日(木)中野サンプラザホール(東京都)
2017年11月18日(土)広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)(広島県)
2017年11月19日(日)福岡サンパレス(福岡県)
2017年11月24日(金)わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)(北海道)

 

 

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